ずいぶんご無沙汰してしまいました。
この3ヶ月間、東京にて
ライフコーチとして「Art of Life designゼミ」
講師として「自分とつながる・人に伝わる講座づくりゼミ」
2つのゼミ開催に、エネルギーを注いできました。
無事、とてもいい時間になりました。
完了しましたので、
ぽちぽちと発信を再開したいと思います。
今日のテーマは、
「悩みを資産に変える、考え方のコツ」です。
以前、日々のゼミの
実践研究会に参加された中島さんから、
こんなご感想をいただきました。
今日のテーマに通じますので、ご紹介します。
個人事業だと、いつでも相談できる相手もいないし
何事も自分で決定しなければいけないので、
いとも簡単に路頭に迷ってしまいます。
とくに私は会社員生活が長かったので、
その傾向が強いのかもしれません。
(なかなか決められない!)
なので、こういう場で
自分のやっていることの棚卸しをし、
他の人たちのフィードバックをもらうということは、
前に進んでいくための大きな力になっています。
とくに、悶々と悩んでいたことをシェアしたときに、
「これはよくある悩み」として
他業種の例を聞かせてもらったりすると、
「私だけが悩んでるんじゃないんだ!」と
思えて勇気が出ました。
受けた講座は違えど、
ケイコさんの作る場を
経てきたという共通項は、
お話をする上でも聞く上でも
安心材料になっています。
たぶん、
根本のところで見ている世界が
似ているんだろうなと思うと、
「こんなことを言って引かれないだろうか?」
という心配もないし、
いただくフィードバック一つ一つもすっと入ってきます。
「“研究会”という名称がいいですね」と
最後におっしゃった方がいましたが、私も同感です。
私はケイコさんの講座を受けてから、
「日常のすべては研究材料だ」と思うになりました。
日々の小さな取り組みや発見を
共有できる場があることがとてもうれしいです。
成功体験を披露する場ではなく、
成功とも失敗ともまだ名のつかない何かへの
過程を酸いも甘いも含めてシェアしあえる場、
いつもそばにいるわけではないけれど
心のどこかで応援しあえる仲間、
私にとって実践研究会はそんな場所です。
ケイコさん、いつもステキな場を
作ってくださりありがとうございます!
また次回もあればぜひ参加したいです。
今回来られなかった方たちにもお会いしたいですし、
それまで、日々を研究材料に、
毎日を真剣に楽しんでいきたいと思います。
”個人事業だと、
いつでも相談できる相手もいないし
何事も自分で決定しなければいけないので、
いとも簡単に路頭に迷ってしまいます。”
これ、改めてハッとさせられました。
私は起業して13年になりましたが、
最初は特に難しかったし、
困りごとや悩みが出てきた時には
折れそうになったこともありました。
また、働く女性の中の相談に乗っていても、
役員・経営者など責任が重くなるほど、
孤独になる場合が多いです。
ですが私は今、
「困ったことや、悩みは、悪いものではない」
と、確信しています。
なぜか?というと、使い方によるから。
わたしたちは、できれば、人生において
「良いことばっかり起こってほしい」
と思います。
ですが、そんなことはあり得ない。
やっぱり、
嫌なことも、困ったことも、
壁も、悩みも、出てくる。
挑戦するほど、起こります。
そういう時、どうするか?が大事です。
3つのポイント
1、まずは、「辛いよね」「嫌だよね」と、
自分に共感してあげる。
2、落ち着いてきたら、
「何ができるかな?」
「どうしたらよりよくなるかな?」
「何が必要かな?」と考えてみる。
3、困りごと、悩みを研究の観点から
ケースワークととらえて対応する。
「なんで、なんで・・」という
思いにはまっていると
動けないのですが、まずは勇気を持って
1~3に踏み出してみれば自然と湧いてきます。
「こうしてみよう」「この方法はどうかな?」って。
人はそもそも失敗する生き物
一つ一つ、重苦しく考えると
「わ~!!失敗した!もうだめだ」と
深刻になっちゃうんですけど、
まあ、そもそもわたしたちって
不完全だし、失敗する生き物ですよね。
だから、失敗してもいい。
どうせなら、困った出来事を、
研究・・・ケースワークととらえる。
煮るなり焼くなり、
いろんなやり方を試す機会にしていくほうが有意義です。
不確実性の中で得る、生きた学び
キャリア研究者のクルンボルツ博士は、
「遺伝的な特徴や、家庭環境、
社会状況は変えることができないが、
学習経験だけは自分でどうにかすることができる」と言いました。
そして、その学習経験とは、
知識だけのことではなく、
現実の中で行動し、出会う出来事。
不確実性の中から学んでいく
「生きた学び」のことも指しているのです。
彼は、行動への障害を突破するために
「もし失敗したとしても、
何もしないより悪い状況になることはない」
とも言っていますが、主体的に対応することで
人生で大切な何かは、確実に学べるんですよね。
(出典:Luck is No Accident)
また、現実の悩みや困った出来事を通して
学ぶことが、とても大事だと
思う理由はもう一つあります。
それは、わたしたちが持っている
「感情、感覚、論理」を総動員して、
困難を乗り越えようとするところ。
頭で考えるのは大事ですが、
頭だけで考えるのってもったいない。
時に人は、頭だけで考えたあげく動けなかったり、
合理的すぎるやり方・・・倫理的にどうなの?
というようなことをしてしまうこともあります。
でも、現実では、頭だけではなく
「感覚」「感情」も使えるんです。
全身をフルに使って発見する。つかみとる。学ぶ。
だからこそ、よりよい対応策を得られるし、血肉になる。
考え方・やり方・あり方の伴った、
すべてがつながった、分厚い人間性ができる。
・・・
分厚い人は、微細な幸せを感じられ、
物事を多様な視点から見て味わえます。
賢さも持てます。
そういう人たちは一見、
あまり目立たないことが多いです。
でも、 よくよく付き合っていくと、
考え方・やり方・あり方に
一本の軸が通っていて
「信頼できる人だなあ・・・」と感じたり、
自然と尊敬する気持ちが湧いてきたりします。
だから、よい人に恵まれますし
危ない人たちを見極めて距離を取ることもできます。
また、ポータブルスキル
(汎用性があり持ち運び可能なスキル。
転職や独立、一生涯のキャリア形成に役立つ)には、
「パーソナルスキル」というものもあります。
それなりの修羅場をくぐってきたからこそ
大変なことが起こった時に対応できる力があるし、
人に相談された時にも、気持ちに共感しつつ、
役立つポイントを教えたり、分かち合うことができます。
つまり、困ったこと、悩みは悪いことではなく、
使い方によっては
むしろ、資産になるということ。
ぜひ、あなたも悩みや
困りごとをうまく活用して、
資産にしていってくださいね。
~悩みを資産に変えるポイント~
1、まずは「辛いよね」「嫌だよね」と、
自分に共感してあげる。
2、落ち着いてきたら、
「何ができるかな?」
「どうしたらよりよくなるかな?」
「何が必要かな?」と考えてみる。
3、困りごと、悩みを研究の観点から
ケースワークととらえて対応する。
ご自身のケースをもとにした
「プラス体験、マイナス体験の生かし方」
「経験から学び取り生かすワーク」は
日々(株)主催の講座や
ライフキャリアセッションを通して
具体的にお伝えしています。
(国家資格キャリアコンサルタント保有)
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