ヒビノケイコです。

まいにちの中で「疲れたなあ」「枯れてきてるかも」って時、ありませんか？

今日は、「クリエイターや講師業で枯渇する」「商品やサービスを生み出す時に真似事になる・・・」という声に対して、健やかに「もの・こと」を作っていくことについてのポイントをお話ししたいと思います。

これができると、のびのび、とっても楽しく仕事ができるようになりますよ。

さてさて。



わたしは、先週末、東京で行った講座「自分とつながる人に伝わる講座作り」開催に全エネルギーを投下していました。

この講座では、自分ならではのオリジナル講座作りの基礎・ポイントをつかみ、実際にアウトプット全開で作っていく講座。いわば、オリジナルコンテンツ作り（文章にも応用できます）や、企画（サービスや催しなど）にも活用できる汎用性の高い講座です。

二日間ぎっちりの講座って、それなりにエネルギーがいるんですけど、いや～！やればやるほど楽しくって。後日疲れもなく、自分でもびっくりでした。むしろ、すてきな参加者さんたちのアウトプットエネルギーを感じて、ますます活性化してしまった感じです＾＾

「こんなに楽しく仕事ができるんだなあ！」と、思ったのですが、これも、すぐにそうなったわけではないんですよ。何年もかけて一つ一つ講座を行うたび、出てくる課題と正面から向き合ってきたからこそ。

どんな時も、最初からうまくいくことはない。

ぶち当たったことから逃げずに、しっかり悩むこと。

そして、よりよい自分の最適解を見つけ、クリアしていくこと。

粘り強く自分を信頼して、歩みを着実にしていくことだなあって、思いました。

ひとりひとつ輝くものがある

そうそう、わたしは、同じような内容をみんながすればいいとは思っていないんですよ。もちろん、専門性やスキルノウハウは軸として必要です。その上で、それぞれの個性、育んできたものをふまえて、オリジナル講座を作ればいい。

そうすると、しっくりくる自分の言葉で、人にも響くものになる。

世の中的にもそのほうがカラフルで、面白いですよね。

このメソッドやワーク・時間を通して、講師業以外にも、個人事業や経営、士業、研究専門家、クリエイターとしての活用、場の運営、会社の中での企画、講座運営サポート、学校や公的機関での講座設計などに生かしていただけそうな予感。これからの授業も、とても楽しみです。

では、「健やかにもの・ことを作っていくためのポイント」のお話を。続々とご感想をいただいていますが、今日は、ヒントとして講座参加者の高橋さんからの感想を一部、紹介させていただきますね。

自分の内側と向き合い、気づく

年間講座でも感じたことですが、ケイコさんの講座を受講すると「あ、私の中にちゃんとあったんだ！」と自分の内側にあるものに気付くことができます。

今回は、エピソードシートや講座中のワークを通して、自分の内側にあるものと向きあい、気づきそれをどう生かすか？を具体的にイメージすることができました。

■日常のエピソードに感じるその人の温度

1日目、2日目を通してエピソードを抽出して話す中で感じたのが、「ビジネス的な視点のものより日常のエピソードに、その人らしさや温度感が宿って記憶に残りやすい」ということです。

失恋エピソード、悩んでいた時にお友達にかけられた言葉、おばあちゃんの言葉などなど。

エピソードシートに入れた内容も、私は「スキル・知識」ベースで端的に書いていましたが、みなさんのシートを見せていただき、子どもの頃や日常の景色が見えるエピソードを入れることで、親近感や視点のユニークさが見えるのだなぁと感じ、シートの内容をもっと増やそう！と思っています。

ありがとうございます。

この感想の中には、「健やかに、ものやコトを作る」ことについて、とても重要なポイントが書かれています。

どれだと思いますか？

それは・・・

「私の中にちゃんとあったんだ！」ということに気がつくことです。

ネットはじめ様々な情報がスピード早く飛び交い、学校教育でも偏差値など一つの指標で競争する。優劣をつける。そんな中で育ち生きてきたは「周りをキョロキョロする」そして、クリエイターであっても、社会的な評価をいただいても、自分の中はカラカラに枯渇していく感覚を覚えることが多いかもしれません。

でも、なにかを「創造する」基盤となるのは、やっぱり自分自身なんです。

内側から溢れてくるもの。

必ず、人の中にある「素質」「素材」

そういったものを、信頼してすくいとっていくこと。

そのためには、主観と客観、静かなまなざしで見ることが必要です。

コンテンツから仕組みまで、一つ一つの知識や動かし方を覚え、身につけていくことも。

小さくても、大きくても、自分なりの思い描く世界を現実化していくために。

自然な独自性に気がつく

今回は、事前課題で「人生年表～スキル一覧」のシートを作り、その後、生講座で実際に自分ならではのエピソードを作っていきました。

実際に発表・表現していくことを、グループでのロールプレイ交えて実践しまくりました＾＾

ミニ講座のモトがいっぱい生まれ、話を聞くたびに、みなさんの宝物をキラキラと抱きしめる時間のようでした。

そのなかで、みんなが気がついていったのは・・・

「自分が大切にしていることや価値観って、こういうことだったんだ！」

「自分にとっては当たり前だったけど、人には新鮮なんだなあ・・・」

「自然と子供の頃から興味、関心があり続けていることってこれかもしれない」

まあ、ほんと、「自然な独自性」だったんですね。

リアルな生の場でアウトプットしていくことで、お互いから生まれるものを、客観的に認識できていくんだなあと感じました。

さいごに

今日の「作る」ポイントは、「自分の中にある」もの・ことを信頼すること。そこから全てがはじまります。

あなたの文章、コンテンツ作りや講座作り、企画、商品・サービス開発などに応用してみてくださいね＾＾

次回は、学びと仕事が一石二鳥になるポイントについて、お話しします。人生１００年時代、元気なうちは楽しく働きたい大人だからこそ、ふまえておくと、作り出せる現実・仕事が全く違ってきますよ＾＾

それではまた、今日も健やかな1日を！