五感の中でも”におい”や”香り”がこれほどまでに無意識に自分自身に影響を与えているのだな、と世界がぐわんぐわんとゆれるほどのインパクトでした。そこで”香り”を切り口にと学びはじめ、一緒に森のアロマを学んでいる素敵な女性がこうおっしゃっていました。”質のいい香りは、ダラダラと長く香るものではなく、ふわっと香って存在感を示し、空間にとけこんでいくものよ”と。その言葉をうかがったと同時にケイコさんの存在が頭に浮かびああ、ケイコさんは上質な香りを醸し出して放っておられるのだなと感じました。点と点がつながり、線となった気持ちのいい瞬間でした。私もケイコさんのように無意識レベルでひとにいい影響を与え、幸せをひろげられるひとになれたらいいなと森の香りを浴びながら心新たにしました。
こんなお手紙を添えて、講座のメンバーさんがお香を送ってくださった。
名前は、「hibi」。淡路島のお香と、播磨地名のマッチの伝統産業がコラボしてできたものだそう。
”いきの構造”という本を
紹介してくださったミュージシャンの方が以前、
「自分のまわりに、どれだけ、
"いき"なひとがいるかどうかだよ」
ということをおっしゃっていたけれど
こういう風に、日々、
ていねいに自分自身を生き、
ことばやおくりものを
届けてくださる方がいること。
本当にありがたいなあと、
なんだか涙が出た。
・・・
ひとりひとり、
何を大切にして生きているのかが
香りのように溶け出して
まわりの人たちに広がる。
大切なものが共通している人と
出会えるのも、そのおかげ。
どんな香りがまわりに広がっていくかも、
その人に由来するからおもしろい。
言葉だけが先行しやすい世の中だからこそ
五感や無意識、野性を研ぎ澄ますこと。
幸せに生きるためには
大切なことだなと思う。
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