東京で、子育て講座を終え、
打ち合わせをしたり勉強をしたり。
さてさて。
メルマガにいただくメッセージの中には、
ご夫婦や恋人との関係性のことについて・・・というものも。
今日はそんなお話を。
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高校生のころ通っていた
絵のアトリエで学んだことは
デッサンだけじゃなくて、
先生夫婦の、カップルとしての姿。
お二人はいつも、
黒い洋服を着ていらっしゃって、
先生はヒゲがかっこよく、
奥様は魔女みたいな雰囲気があった。
夕方、日が暮れたアトリエで絵を描いていると、
台所から不思議なスープの香りがしてきて、
「おなかへったな~。」って思った。
どこかほっと、落ち着いたものだ。
ぱっと見クールに見えるのにとってもファンキーで、
すごく仲の良いご夫婦。
以前長いこと暮らしていた
フランスでの出来事をよく話してくれた。
先生が先にフランスで絵の修行をしに行っていて、
数年後ウエディングドレスをかばんにつめて、
奥様が追いかけていったこと。
ハロウィンパーティーの日に、
先生がぐるぐる巻きのミイラになって、
動けなくなってる写真を見ては、何度となく笑った。
よく、わたしたちのために
小さなパーティーも開いてくれた。
お二人がお付き合いされていたときのことから、
いま現在の仲睦まじい姿まで、
いつも身近で見せてもらったことは、
今思えばとても大きなことだったように感じる。
ベタベタしてないけど、とても信頼し合っていて、
愛し合っているのが伝わってきた。
一個人として尊重し合っていて、すごくすてきだった。
こんな風にいられるんだなあと思って、びっくりした。
パッと、家族とか恋人のイメージを思い浮かべたときに、
どうしても無意識に原風景になっているのは、
じぶんの生まれ育った家庭の姿だったりする。
それが温かくて、安心できて、
いい関わりのイメージならラッキーだけど、
「わたしの家は、両親がいつも喧嘩ばかりしていて辛かった」
「居場所がなかった」
という人もたくさんいる。
その場合、家族や恋人との関わりのイメージが、
どうしてもネガティブになってしまったり、
なんかいつもうまくできなかったり。
そんなとき、自分に合った、
すてきだなあと思えるモデルを見つけて、
どんどん過去のイメージを上書きしてみると
いいかもしれない。
「あ、こんなスタイルがあってもいいんだ」
「こんなパートナーとの関係性があっていんだ」
「こんなふうに生きていいんだ」
そんな風に感じられるような。
ネットや本で、いくらでもhow toは手に入る。
でも、生でわざわざ会って、というのは、
それ以上の、生物としてのその人から感じとるものがある。
そして、
「自分は、家族や、恋人との関わりを、
自分のスタイルでつくっていける」
と信頼して、挑戦してみる。
うまくいかないことも失敗することもあるけど、一つ一つ。
「自分にとってしっくりくるモデル」
があるといいのは、何も仕事だけじゃなくて、
こういうところでも。
そして、常にアップデートしていくことも大事なことだと思う。
最近プロデューサーさんたちが、
仕事を極める一方で、
パパコミュニティをはじめたのも、
なるほどなあって、腑におちる。
暮らし方、人としてのあり方、
家族との関係性。
そこもふくめて、
トータルで「生きてる」デザインを
どう豊かにしていくか。
それでは今日はこのへんで。
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