image


「笑い」ってめっちゃ大事やなあ。
まさに今、笑いを必死でこらえながら、思ってる。



梅田のカフェで仕事をしていたら、

おばちゃんたちがとなりの席に座ってきた。


いいとこの奥様風の方たちなんだけど、

席に着いたとたん、

テンポよくマシンガントークを始めた。
大きい声なのでどうしても聞こえてきてしまう。




「 それすごいダイヤモンドやなあ!一億円するん?」

 という鉄板の会話からはじまり、

「 ちゃうよ~これ安く買ったんやでえ~すごいやろ!」

と、どれだけ安く買ったか自慢に突入。



「孫になんて呼ばれてる?ばあば?おばあちゃま?」
「いや、”おばあさん”やで」
「・・・!」

 

 「わたしストレスたまると宇宙空間行きたくなるねん。
ほんで、
 USJの〜に乗りに行くねん!」


「 ああ、あれやろ?わたしもわたしも!
でも、あれな、東京の〜のほうが宇宙的にはええで」



おばちゃんたちがまさか

宇宙空間にストレス発散を求めているとは

思わなかったので、ドキドキしてしまったんだけど。



こんな調子で、ずうっと話してる。(真顔で)


・・・


先日京都で行った人生と表現の編集講座で、

編集者の村松先生が

お話しくださっていたことの中にも、

「笑い」の大切さというものがあった。


生きていればいいことばかりではなくて、
しんどいことや悩みもある。


それを、どす黒い吐き出し方じゃなく、

ちょうどいい温度と感覚で、伝えていくには?



場面としては、田舎暮らしだったり、

仕事だったり、子育てだったり、

いろいろある。



そんな中で先生は


「例えば、けいこさんが本を

作っていた時に、田舎暮らしには
楽しいことはいっぱいあるけれど、
同時に悩みやつらいこともある
というのは聞いていたんです。


だけどそれが
ちょうどよく表現できたのは、

漫画のなかに、どこかユーモアが含まれていたから。

ユーモアって、客観的でないと出せない。

大事なことなんですよ」


というようなことをおっしゃっていた。


・・・


なるほどなあ。


わたしは、自分がユーモアに長けているとは

思っていないけど、

おもしろい人とか、
へんな人に日頃から触れたり、

お笑い要素のあるコンテンツをみるのは好き。



そういえば、

こないだ京都で会った友達との会話も、

9割笑いで、1割まともな話だったなあ。

涙が出るくらい、笑っていた。



大阪での子ども時代も、

オチがない話をしたら

友達にすかさず「で、オチは?」と突っ込まれて、

「ご、ごめん。なかった」

「あかんで!ちょっと気をつけて」

なんてこともあるあるやったなあ。


image


笑いってやっぱすごいわ。


一瞬深刻に思えたり、

辛くて体が引き裂かれるような感覚を

覚えるようなことがあったとしても、

大体のことは、あとから思えば

滑稽な劇のひとこまみたいなものである。


くくく・・・と、どっか笑える。


「あの時、めっちゃおもしろかったなあ」ってネタになる。



反対に、笑ってしまえると、
客観的な目で見られるようになる。

深刻化しない。


相手にも可笑しみをともなって伝わるから、

受けとってもらいやすい。


それは「まじめに向き合わない」
ということとは、違うんだよね。


しっかりと物事をとらえ、
相手を受け止めながら

どんな風に楽しく乗り越えていくか、
工夫するってこと。 



「同じことするなら、苦しんでやっても

楽しくやっても同じやで。

だから、やるんやったらなんでも楽しくやりや。」



そんなふうにいつも言ってくれた
大阪の祖母を思い出した。



質問



お笑い要素を入れて、伝えたいことはなんですか?



◾️メルマガ限定対談動画、記事、講座のご案内はこちら→メルマガをはじめます「ぽっちりライフを描こう」 

◾️ヒビノケイコのプロフィール・執筆&講演履歴と依頼はこちら





◾️2刷目再発売、よく売れてます。都会から山奥へ、30代移住9年目。田舎暮らし、起業、子育て、地域のお付き合い。楽しさも悩みも、すべてつめこんだエッセイ漫画。






◾️「ヒビノケイコが最近読んだ本10冊」
◾️「ヒビノケイコが愛用するキッチン道具Best10」日本の老舗の逸品~最近のヒットまで


◾️自然派菓子工房オーナーとしてオススメする「質の良いお菓子材料・サイトまとめ」



◾️私がオーナーをしている自然派菓子工房「ぽっちり堂」山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト・内祝いを全国通販してます。