春は素朴な山桜や藤の花。


夏は足の指が透けて見える透明な川の水。


秋は、裏山で拾う栗や

近所のおじさんたちに頂く旬のキノコ。


冬は、散歩しながらのおやつに、赤い冬イチゴ。

来年出る書籍のインタビューで
わたしが住んでいる土地のイメージを

膨らませられる表記がほしい、
と著者さんから連絡がきたので送った。


「想像をものすごく超える回答で
私いま、すごく感動しています」
と返信がきて、ああ、そうなのかあ・・・と思った。 



 

今日も、ばんごはんのお鍋には
畑のヌキナ(青梗菜やほうれん草のちっちゃいの)や
近所のおじさんがくれたナメコが入っていたのだけど
それと同じで。


歩いていると出会うものは、
その土地の、その瞬間にしかない。
だから想像では、感じ取れない以上のものがある。



におい、温度、風。

人の声、音、色。

たまに、味。



自分の足で踏みしめてみると、
浮きあがってくる景色が好き。




スケッチブック、クレパス、
お気に入りの入浴剤、お茶。


出張が多い今日この頃、
スーツケースに常備しているものがある。


それは、スニーカーとヒール。


昔はどっちか選んで履いていったのだけど、
「どっちか」じゃなくて「どっちも」が最近のこたえ。


車移動の田舎と違って、
電車移動が多い都会は、歩く時間も長い。


その土地を感じて歩きたいとき、
走ったりトレーニングしたいときのためには、
スニーカーがいちばん。


でもやっぱり、仕事で講座をしたり、
打ち合わせや会食にはヒールのほうが
適していることも多く、服にも合わせやすい。

・・・


京都の講座にも
もちろんスニーカーを持っていった。


朝起きたら鴨川を走る。
錦市場を散歩する。
夜の街をめぐる。


懐かしい店と、新しい店。
大好きな人たちと、新しい人たち。



二足持ちで目覚めたい場所、歩きたい土地。



仕事したら、ごはん食べたり。
人と会ったら、仕事したり。
川を走ったら、また仕事したり。


景色が変わりながら、
混じりながら、
うまく切り替えられるまち。









ここにいたいと思える土地で
そんな風に過ごせること、
とても幸せだなあと思う。



このしごとをたいせつにしていきたい。




 

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