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こないだ
アフィリエイトで収益を得つつ、

講座やコミュニティ運営もされている方と

お話していたら
面白いなーと思ったことがあった。


「アフィリエイトを教えてる人は無数にいるから、

そこは将来的に、他の人にやってもらったら

いいと思っているんです。


ぼくは、ライフスタイルの

一部としてそれを教えるようになりたいんですよね。


だから、今後はそれもふくめた講座の

コミュニティ運営の方に力を入れたいです」



うんうん、とうなずいた。



なぜなら、「アフィリエイト」

というスキルを教えることだけでは

本質的なコミュニティ化はできないから。


その人についてくる人、というよりは、

スキルやノウハウが欲しくて寄ってくる人になっちゃう。

それは一過性に終わりやすい。


同じ方向をむいて歩む

長期的なコミュニティを作ろうと思ったら


「~さんに学びたい、

~さんと一緒に成長したい、

と言ってもらえるようになるには?」


がポイントになる。


そのためには、

スキルやノウハウなどのパーツだけではなく、

全体としての文脈が必要。


「そもそも、お金を稼ぐことは目的じゃない。

人生を自分として生きるための一つのパーツなんですよね。」



そうなんだよね。

お金を稼ぐことはベースだけれど、

人生の目的までにはならない。

(つきつめた結果として収益が
大きくなっていくことはあるけど)


わたしの周りにいる仕事仲間、

勉強仲間に共通するのは、

自分として生きる前提として・・・


そうだな、どこか「たしなみ」として

お金を稼いでいる感じがする。


みんなだいたい
月収100万~1000万くらいは

稼いでいるけど、

ギラギラ感がなくて、

肩に力も入ってない。



生活のために!とか、

お金をいくら稼ぎました!と

言うために頑張っているというよりも、

自分自身をどこまでも高めていくため、

結果として人の役にもっとたてるようになるために、

仕事というツールを通して成長している気がする。


そういうふうに、高い抽象度で仕事をしている人は、
「文脈」を高いレベルで紡ぐことができるなあと思う。
だから、ある意味で肩書きにも縛られない。



何をしたとしても、その人のまわりにコミュニティができる。




今回、編集講座の企画をしたのは、
自分の名前で生きていくための”編集”という概念を
学んでおけば、すごく役に立つと思ったから。
 

わたし自身、はじめて編集に触れたのが
村松美賀子先生でほんとによかったなーって思ってる。


それは、本やweb、ブログ、講座、
ビジネスを構成するための「編集」だけではなく、
さらに人生を編集できるんだ、という感覚を持てたから。


 このあいだ、編集講座の準備をしようと、
村松先生に編集を
学んでいたときのノートをぱらぱら・・・と見ていたら、
その一枚に、これからの
自分の人生の進む道に関する整理メモがあった。


たぶん、本を編集しているうちに、
自分の過去、現在、未来をつなげて整理し、
今自分の状況はどのようになっていて、なにが足りていて、
足りていなくて、どんな人とビジネスパートナーになったらいいか、
どんな媒体やスキルが必要で・・・ということが書かれていた。


別に、先生に何を言われたわけでもないけれど、
自ずとこういう作業をこの時期に行っていたというのは面白い。


まさに重要な時期で、そのあとビジネスパートナーを得ていったり、
ブログをはじめたり・・・と実際に行動するもとになってくれた。


たぶん、先生と過ごすうちに、
編集脳にあたまがセッティングされていたおかげだと思う。


こんな自分自身の体験もあって、今回の企画を組んでみた。
自分が悩んだり困っていたこと、それを乗り越えたプロセスは
必ず人の役に立つと思っているから。

 

今日で編集講座の募集は締め切り。
あと2席のみ。
メルマガ内限定でお申し込みできます。
(時間的にもう締め切られたらごめんね)

ご興味のある方はどうぞ→メルマガ登録はこちらから

 


11月14日京都で

編集者・村松美賀子先生を迎えての

「生き方と表現の編集術」講座。

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編集者、村松美賀子先生は

編集についてこんな風に表現してらっしゃいます。


”思いや考えを伝えるには、

そのための「術」が必要です。

伝えたいことの芯を見つけ、

ふさわしい表現を探ること。


「編集」とは、ものごとを結びあわせ、

新たな文脈を見いだす

クリエイティブな行為です。”



村松美賀子さんプロフィール
(編集者、ライター、京都造形芸術大学准教授)
 
編集と文筆。出版社勤務の後、数多くの書籍や雑誌を手がけ、本の制作に伴って、展示やイベントなども開催する。生活文化を中心にアートや科学など、ジャンルを超えた執筆・制作を続ける。編著に『標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から』(伊藤存との共著、青幻舎)、著書に『京都でみつける骨董小もの』(河出書房新社)『京都の市で遊ぶ』『いつもふたりで』(共に平凡社)など多数。


◾️村松先生の著書と編集された本たち






 





写真の並べ方、空気感のある言葉や視点、編集が素敵です。



京都を包む紙
井上 由季子
アノニマスタジオ
2007-10









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