先日の記事「自信ができたらやる」ではなくて「やったら自信ができる」もの
で、「自分」を探してもないよ。
自分も自信も作っていくんだよ。

という内容を書きましたが、

”起点”という意味で言えば、
「等身大の、ただの自分」は、
置いておくと良いと思っています。

今日はそんなお話を。

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成長する人ほど「がっかり感」を持つのはなぜ?



日々、暮らしや子育て、

仕事に打ち込み、

成長している人ほど「がっかり感」を

持つ傾向があります。

なぜだと思いますか?


それは、学べば学ぶほど、

「自分がわかってないこと」

「自分ができないこと」が

どんどん照らし出されてゆくからです。


これは、全然悪いことではないですし、

むしろ喜ばしいこと。



そんな時、

等身大の自分を受け入れること。

そして、愛することから、

なにもかもが始まると思っています。


タイの僧プラユキさん



自由になるトレーニング
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2016-03-31



10年来の友人で、
メンター的な存在でもある

タイの僧・プラユキナラテボーさん。 

(参考: タイの僧プラユキ・ナラテボーさん仏教記事「最近のまとめ6選」)


日本でも講演、執筆活動をされ

近年ますますご活躍中です。



長年、子育てや仕事、人付き合い、

人生の様々なことで悩む日本人が、

プラユキさんを頼って、タイを訪れています。


より良い方向に進むきっかけを、

仏教の理をもとに、

対話と瞑想から与えておられます。


自殺未遂をしたり、
鬱や病状が出ている方でも、

ぐっと改善されてゆく。


自分を知り、もっと成長させたい方が

来られて、ますます能力を発揮されてゆく。


そんな姿をかたわらで見聞きしていると、

ほんとうにすごいなあと思います。



大事な順番


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プラユキさんが大事にしているのは

「まずは相手をしっかりと受容して、

 そのあとでアドバイスをする」ということ。


アドバイスをしても、
相手が押し付けられたような
気持ちになると、
いくら役立つことを言っても
聞き入れてもらえません。

なので、まず受容して心を開き、
聞く耳を持てる状態にする。


これ、わたしの文章においては、

1まずはふわっと受容して、

2そのあとピリっと理を入れる(アドバイスする)


という、「ふわピリ理論」に活用させてもらっています。

(参考:「言いにくいことを言っても炎上しないのはなんで?」ふわっとみせてピリッとさせる表現のコツ

 

これは、人に対してだけではなく、
自分自身に対しても、

すごく大事な順番。



今がどんなにしんどい人でも、

人は成長できるもの。



それを前提として、まずは、

自分を受け入れること。



自我肥大でも自己卑下でもないちょうどサイズ




わたし自身が長年、
プラユキさんと対話し、

お寺にも滞在し瞑想(リトリート)
をすることで
得られているものは、


「等身大の自分というものを、

 適切にとらえること」



自分を大きく見すぎて、

自我肥大を起こすのでもない。


自分を小さく見すぎて、

自己卑下をするのでもない。


そのままのサイズの今の自分を、

的確にとらえる中道な感覚。

(ぽっちりな感覚ですね)


生きてる自分の存在を

「オッケー」とまるごと、

愛でてあげられること。


そこがすべての
スタートラインになる。
 
仕事仲間が以前、
「自分を大きく見せすぎるのもナルシストだけど、
反対に、小さく見せすぎるのもナルシストだよ」
と言っていて、確かに・・・!と感じたのですが、
 
 

ちょうどサイズの自分を捉えてあげると、
変に虚勢を張ったり、
自信なさすぎな人にならないのが、
いいところだと思います。


進化するのが人間の自然な形だからこそ



また、まるごとの自分を認めるというのは、

「そのままずうっと変わらず停滞していていいよ」

でもなく、


「おまえなんか何の価値もないから、どうにかしろよ」

でもない、フラットな意味合いなんです。


誰かを好きになるとき、

「何ができる・できない」という基準で、

「愛する・愛さない」を決めるのではなく、


「”ただのその人”という存在」を
好きになることってありませんか?


それと同じように、 

「ただの自分」をそのまま受け入れて

愛してあげること。



そうすると「こんな自分じゃダメだ」

と、足りない感にかられて

何かをするのではなく、


安心感の上で自然な意欲が湧いてきて、

「じゃあ、これからさらに、

良くなるためにはどうしたいか?」


「常に進化していたいから、どうするか?」

と、発想できるようになっていく。



そういう意味で、

等身大の自分をまず受け入れてあげることは、

とても大事だと思っています。


これが、そのまま人への対応にもなります。

まとめ

 


・そのままのサイズの自分を的確にとらえること。

・自分の性質を知って、活用していくこと。



自我肥大でも自己卑下でもない、等身大。

そこからはじめて、

一緒に進んでいきたいですね。



「わかってるんだけど、

そこがどうしても、うまくできない」


「適切にとらえるってどんな感じ?」


「もっと、知りたい!」


という方には、
わたしが主催するぽっちり舎でも、
6月下旬に 
プラユキさんとの講座の
場を設けていきますので、
楽しみにしていてください^^



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表紙描かせていただいてます。

苦しまなくて、いいんだよ。
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2015-10-13



プラユキさん、イケダハヤトさん、わたしの対談共著。

自由になるトレーニング
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2016-03-31


近著。美しい装丁と内容が響きます。

自由に生きる
プラユキ・ナラテボー
サンガ
2015-12-25


ファースト本。プラユキさんがなぜタイで出家したか?
歩みが書かれています。




脳外科医の先生とプラユキさんの対談本。
脳の仕組みから瞑想の効能やシステムが
解き明かされてて面白いです。

脳と瞑想
プラユキ・ナラテボー
サンガ
2014-01-27



 

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