好きな人には、彼氏がいます。

こないだ、20代の男の子から恋愛相談を受けた。
「好きな人がいるんだけど、彼氏がいます。どうしたらいいと思いますか?」
わたしは、「相手をオトす」とか「奪う」という言い方が嫌いだ。男の人の自己愛を満たすために付き合わされてるみたいで。だけど、彼の場合は本当にその女の子が深く好きで、長い目で関わっていきたいという気持ちが伝わってきた。それに、相手に彼氏がいようが夫がいようが、好きになるときはなっちゃうよね。
だから、どうされたら女性が嬉しいか?考えてみた。
高スペック男性にモテまくってる高嶺の花的な存在の女性に、全く脈なし・条件は悪い方〜毎日こつこつとアプローチを続け、ついに結婚までした知人男性のやり方でピンときたもの。そこにはぐっとくる共通点が思い当たった。
アプローチ4段階
1、はっきり告白する
「好きです。つきあってくれませんか?」と言う。・・・言え!
ここはしっかりね~。今、意外とはっきり言ってくれる人が少なくなってる。におわせたり、駆け引きしたりで分かりにくい(気がつかない女性もいるよー)だからこそ、”はっきり明確に愛情を表現する”というのは男前ポイントが高い。これをしないでアプローチだけしても、ただの軽い人だと間違われることが。本気で好きとわかるようにするためにも、はっきり伝えること。
2、告白後、相手がどう思ってるのか察知する
すぐにパーっと表情が明るくなって、「わたしも!」となるか、それとも、ちょっと間があって検討してる、きびしそうなときには・・・
3、好きでい続けていいか?提案する
今すぐ付き合えるってことじゃないかもしれないね。となったら、じゃあ、「ぼくは、あなたのことを好きでい続けていいですか?」という許可をとりましょう。
4、それを得ることによって、アプローチできる土俵に立てる
日々、地味にお誘いやメール、アプローチを続けること。お互いのタイミング(相手が彼氏と別れる、仕事がうまくいかなくて辛くなってる・・・など)が重なった時、「今度ごはん食べようか」となり、改めて告白するとうまくいくことがある。
まずは土俵に立つこと
この中でわたしが感じるポイントは、とにかくアプローチできる土俵に立ってることが大事ということ。
よっぽど嫌いじゃない限りは、「好きでいてもいい?」と聞かれて嫌な女性は少ない気がする。そっと、そばにいましょう。
↑この本もよかったよー。
困った時、まっさきに思い出す人に

幸せそうな女性に聞いてみると、「相手が自分のことをめちゃくちゃ好きで、愛してくれてる」という人が多い。
周りの女性も、自分自身を振り返ってみても「自分のことをつねに好きでいてくれて、支えてくれる人」からアプローチを続けられると、最終的に好きになってしまう傾向がある。
どんな人でも、アップダウンがあるもの。彼氏と別れる、というタイミングもやってくるもの。だから、そんな時「まっさきにその人の顔が浮かぶ」存在になること。
前述した、高嶺の花的な女性と結婚した男性も、そんな存在になって成就したみたい。ただ、アプローチの仕方は「自分の気持ちを押し付けるのと、愛情を伝えながら相手を支える」ことには違いがあるので、そこんとこ注意でお願いします。
男性性と女性性、アーユルヴェーダと恋愛
この話で思い出したのは、先日同じ講演日だったため、ちらりと聴講することができたアーユルヴェーダのクリニック院長・蓮村誠先生のお話。
「アーユルヴェーダにおける男性性・女性性」のとらえかたについて。これがめちゃくちゃ面白かった。
ちなみに、男性性や女性性は「男だから~女だから~」と社会的にカテゴライズするものではなく、男女問わず内側に持ち合わせているもののこと。重要なのは、両方をバランスよく、質よく内包していることだと思ってる。
わたしも今、仕事ではそこがテーマ。女性性に偏っているところがあるので、もっと良い質の男性性を出せるように、というお題が出ている。
◾️男性性と女性性の特徴の違い
「男性」 「女性」
消化力強い 弱い
優勢な組織 筋肉骨 脂肪、神経系
支える なめらか(その場の空気をスムーズにする)
許す 満たす
包み込む 繊細さ
現象性 現実性
ただ動いてる 内側を満たしながら作ってく
先生いわく、例えば「銅像」を求めるのは男性性。死んだ後も後世に名を残したい。100mクリアしたら次は150m。そこに意味はなくてもよく、ただ現象をどこまでも追いかけたい。ひたすら現象→現象→現象を生きて人に尽くす。筋肉や骨が強く、消化力があるため、人を許し、前に進む力がある。
一方で、女性性からすると、死んだ後はどうでもいい。今の現実が大事。100mを150mになったところで、それってなんの意味があるの?と思う。意味がなければやりたくない。先生は、「女性性は、何かを追いかけなくていい。現実を生きて、幸福を育むこと。人に尽くしてはいけないんです。育むことが大事です」とおっしゃっていた。
意外な男性性
これを聞いて意外だった。なぜなら、一般的には「女性が尽くして男性は包まれる側」というイメージだと思っていたから。でも実は男性性が良い質で発露されると、「支えたり包み込んだり」になるという。なるほどなー。
言われてみれば、成熟された男性性を内包している人は、「うるさく大声で叫んで人を先導していく」というより「しっかりどっしりと、気がつけば支えてくれている」。
その上で「方向性はぶれなく示してくれている」だから安心して、しなやかに試せるし、頑張れる。そういうリーダーシップを持っている。
恋愛も人間関係。自分の中で質の良い男性性、女性性を育てつつ
「お互いに良く作用しあえる関係性」を作ること。
さて、20代男子。がんばれー!そして、いい恋愛を。
どんなかたちでも、大切にしあえるふたりに育てるといいね。
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