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今日は大阪のイタリアンレストランで、自主開催講座。
こないだの福岡講座ではこんなご感想をいただきましたが、

「こんなに近い距離でお話できると思ってかなったので、とてもうれしかったです。ブログやメルマガを読むだけではわからない、地に足がついた今のヒビノさんを拝見できて、元気をもらえました。「自分の心を自分で調律する」という言葉大好きです。」 


わたしの講座は一方的に教えるというよりも、一緒に学ぶスタイル。10人ほどの少人数制クラスなので、じっくり一人一人の方の質問や対話にこたえられます。



講座にきてくださる方は能動的で、人のことも考えられる公共性がある。中には仕事や活動を頑張りすぎて疲れちゃった方もいるんですが、そんな方ほど、もう少し自分をラクにしてあげてほしい。そしてもう一度、自分に合った頑張り方を見つけられるといいなって思うんです。

そうすれば、その人にとっても、社会にとっても、すてきなことが増えるから。
今日は、先日配信したメルマガを転載しますね。

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ヒビノケイコです。

今大阪に着き、カフェでこのメールを書いてます。

大阪講座が週末にあるので、

それに合わせて、体調がすぐれない親の様子を見に、

早めにやってきたんです~。


ちょっとずつ自由になっていく



「どこでもできる仕事」というと、

なんかステキ!とも思えますが、

逆に言えば「どこでもやることがある仕事」とも言えますね(笑)


それでもやっぱり、こうやって、

親の様子を見に来れる時間のやりくりが出来ることは、

ありがたいです。


こないだ講座の中で参加者さんと対話していた時に

「女性は、子育てが終わったと思ったら介護、

それだけしか話題のない女性になりたくない。

どこかにいつも、自分というスペースを持って生きていたい」

という話題がでました。本当に、そう思います。


時々、自分の能力が追いつかず凹むこともあるんですが、

講座にしろ執筆にしろ、自分で選んだ仕事なので、納得感があります。


そんなこと考えてると、

「わたしはいつも、自由になりたいと思ってるんだなあ」と気がつきます。


でも、その自由は、

大切な人をなおざりにするようなものではなく、

大切な人を、大切にしながら、自分も大切にできる。
 

それと同時に自分の能力を、生きてるうちにめいっぱい開花できるような、働き方。
日々、葛藤しながらも作っていきたいなと思います。


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報酬は、喜ばれた結果



「仕事=食べていける」ことは大前提として重要なこと。

でもそこで終わってしまわないことが大事だなって、最近よく思うんですよ。

わたし、足るを知るという言葉が好きで、”必要なものは全部持ってる”と、いつも思います。

でも、だからと言って、「これくらいでいい」にとどまらないこと。

もっと伸び伸び、自分という資源を生かし、

人にも喜んでもらえるあり方を模索していきたい。


報酬というのは喜ばれた結果なので、

やりがいある仕事をますますできるようになったり、

収入がアップしたり、時間の自由がきくようになったり、

より一層家族とのバランスが取れたり・・・

そのかたちを進化させていけたら、自分にとっても、
人にも役立つモデルができるのかなって思ってます。


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なんでこんなことしてるの?



なんでこんなことしてるんだろう?と時々思うんですが(←思うんかい!)

昨日受けた出身大学のインタビューで、わかりました(←わかったんかい!笑)


わたしが大学生のころ、9・11が起こったんですね。

その時、世界の人が平和に生きて行くためには?をすごーく真剣に考えたんです。


最初は、アーティスト仲間に呼びかけ、

平和をイメージしたアートグッズを協力して製作し、

販売して困っている世界の人たちに寄付する。

という活動をしていました。


京都精華大学は、かなりリベラルな大学だったため、

社会的な貧困問題・性的マイノリティ問題・環境問題など

とても多くの問題意識を学ぶ授業がありました。


学べば学ぶほど、世界の問題を知ることとなり

「自分もなにかせねば!」と、

障がい者の方々のボランティアをしたり、

NGO活動を手伝ったり、色々していました。



あなたが笑顔で、イキイキ生きることが最大の平和貢献だよ



でも、そんなことをするうちに、

あまりにも社会問題=自分と同一化しすぎて、

生きるのが苦しくなっちゃったんですよね。
 

環境破壊止められない、飢えてる子供救えない
わたしは、なんて無力なんだろうって。

生きてるのが苦しくなりました。


そんな時、タイの僧のプラユキさんに言われたんです。
 

「けいこさんがそうやって暗くなって悲しんでいたら、

世界はもっと暗くなるよ。

あなたがあなたらしくイキイキと、

毎日元気で生きてるだけで、救われる人がいるんだよ。

だから笑って暮らすことが、平和への貢献だよ」と。


苦しまなくて、いいんだよ。
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2015-10-13



これを聞いた時は衝撃でしたが、
ほん
とに、そうだな!と思いました。 


で、”自分の足元から平和を作るような生き方”を

しようって思ったんです。


それが、実践してきた田舎暮らしや仕事作りのきっかけです。


誰かを救おうとして自分を犠牲にするのではなく、

まずは自分を救ってあげる。


夢は現実で叶える、という言葉にもあるように、

自分を経済的にも満たしてあげるから、人を満たすこともできる。


田舎に一人の人が暮らすだけで、空き家に灯りがともる。

里山が少しでも、手入れされる。

楽しく生きていると、周りに人が集まってコミュニティができていく。

いろいろな葛藤・ぶつかり合いやすれ違いはあれども、
思いを持った人たちが、混じり合って、第三の道を作り上げてる。


そういう、気負いのない(気の抜けた、ともいう笑)スタイル。

生きること自体が、平和に繋がっていれば
とても効率的だと思ってます。


そして、実験すればするほど、自分と社会の最適なかたちが見えてくる。

最初は、お菓子屋からはじめ、山カフェ、そして執筆、
今のような生講座で紡がれていくリアルな感覚・・・。


おもしろいですね。


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わたしのいつもそばにある夢



「けいこさんがしたいことはなんですか?」って聞かれたら、


「世界中の面白い生き方をしている人に会いに行くことです」


と答えるでしょう。


面白い人というのは”奇人変人”を指すのではなく、

その人が”自分にぽっちりの働き方と暮らし方”をしている、という意味です。


それができてる人は、

自分の性質を生かしたスタイルで生きているので自然とオリジナルですし、

自分なりの哲学を体現化されています。


(ブログに登場したり、講座でもご紹介する予定の、

タイの僧プラユキさんにしろ、モデルのちなつさんにしろ、
経営者のあっちゃんにしろ。みなさんそうですよね)



そういった人たちと、対話できる状況を常に作っていくこと。

それによって、ますます自分を更新してし続けていくこと。


ぽっちりは、自分にちょうどいい、という意味。

テンプレートの当てはめではなく、自分にフィットする暮らしや働き方、生き方を作っていく。そのためには、今と、未来の自分にちょうどいい自分を作り続けていく努力が必要です。
 

どこまで、面白い景色を見れるか。どこまで、限界がないのか。

それが人生で最も楽しみなこと。


そんな旅を、これからも一緒にできたら嬉しいですね。



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