万人向けにアナウンスされ始めた頃にはもうオワコン。時代を読み取る「情報源へのセンス」と「リスクを取る力」 : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。

◾️時代のちょっと先を行く、情報源へのセンス

変動の多い今の時代に自分なりの仕事・暮らしを作っていくなら、この３つは大事だなと思っています。

・情報源へのセンス（”人を見る目”にも通じるのかも）
・得た情報をいかにかみくだけるか
・自分なりの方法にして生かせるか

わたしはビジネスにも、ネットや最新の情報にも強くありません。田舎で暮らしていて動きも素早くありません。それでも現代で生きてこれてるのは、ひとえに周りにいるセンスのいい方々のおかげです。みなさん、ほんとにありがとーーー（涙）

時代性・構造だけは少しでも把握したいなと思っているので、勉強・実践は可能な範囲でやるものの、やっぱり、”表現すること””伝えること”が自分の主体。

あれこれ手を出すと、器用貧乏になる性質で、何もかも楽しくなくなってくる。まるで、以前もてはやされてた６次産業化で、マーケティング・生産・加工・販売まで全部自分でやろうとして、クタクタに疲れた農家さんのように。意識も手間も分散しすぎて、農家さんなら野菜を作ること・・・わたしの場合はメインメニューの「表現」までしたくなくなるので、困るわけです。

なので、ビジネス的なところは、いかにセンス良く時代を読めるような情報源・人に教えてもらうか？あと、チームを組めるか？を重視するようになってきました。

能力が特別あるスーパーマンみたいな人は置いといて、だいたいの人は何か足らないところがあるし、聖徳太子でもない。だったら、足りないところを自覚化して、誰かと協力する体制を作っていったほうが現実的なんじゃないかな？そしてそのためには見極めセンスが必要だ！と、小さな頭で考えてます(*^･ｪ･)ﾉ

↑昨日大学生向けに講演したけど、「有名な大企業に就職すれば安心」と思うのは、このスケートリンクを信じるのと同じ感覚だなと思う。就職する場合は、企業選びもセンスが重要なんだろうな。

◾️万人に向けてアナウンスされ始めた頃には、もうオワコン

「プラットフォーム、できました！さあみんな、ここでうまく立ち回ってちょうだい！」と万人にアナウンスされてからやっているのでは、完全に遅く、もうすでに裏ではオワコン化が始まっている・・・そんな事象をよく見かけるような気がします。

まだ半ナマだけど、うまく調理すればおいしそうなお好み焼き。それをうまく焼いて、ふっかふかに仕上げる。自分でも材料を工夫して、コテをうまく使って、関わりながら~~見事なお好み焼きを作る~~結果を生み出していく、そのほうが先の展望もあるし面白い。

本当の意味で、時代の先を読んでいる人は、５年〜１０年先を読んで「こうなるよ、だからこうしておいたらいいよ」と伝えてくれます。

その内容は、現時点では、「え？本当に？そんな風になるなんて信じられない」「それは確かか確かでないかわからないコト」であることがほとんどなんですよね。ちょっと怪しいんじゃない？と、眉ツバものにも見える可能性があるわけです。

わたしがもう４〜５年前に、ある講座で教えてもらった時代性の流れは、だいたい現実化して、今になってやっと世間一般に情報となって出てくるようになり、大学などで教えられるようになりました。「すごいなあ」と思いつつ、このタイムラグに「ぞぞぞっ！」ともするわけで。その４〜５年の間にちゃんと準備してきた人が「今大きな結果が出てる人」なのです。

「確かか不確かか、わからないコト・情報」を、どう選び、どう見極め、受け止め、噛み砕いていくか？自分なりに消化し、実践していくか？それは、誰もがリスクを持ちながらやらないといけないことなんだな、と改めて。

◾️リスクの断片は、自分でも持たなければいけない

わたしはというと「準備１００%できました！」と言えません。ゴメンなさい(*･ω･)ノでもまあ、情報を参考にしつつ、お菓子工房〜執筆講座を、”時代性×自分が力を発揮できる形”へと、最適化しようとしてきました。人の手も借りながら。

ただね、その中で身にしみて感じるのは、「リスクの断片を、自分もいくばくかでも持たないことには、次の手は打てない」ということ。

ビジネスでも、情報発信でも、健康法や子育てにおいても、時代を読んでみんなとは少し違う動きを始める時には、人から見て「？？？」ということがほとんど。「何してるの（笑）」「あんなことして、ダッサー」と言われたとしても、できるかどうか。

それが、試してみた結果、うまくいくこともあれば、当然失敗することもありますよね。その上で、泳ぎ続けるかどうか？これね、恥知らず能力と、鈍感力が重要なんですよ。

わたしの場合は、「恥」を恥とも思わないところと、繊細なわりに大雑把で、自分が納得してればオッケーなタイプなので助かってます・・・（笑）

◾️選ぶことは信じ込むことじゃない

最後に付け加えたいのは、「情報を選ぶということは、誰かをまるごと信じ込む、ということではない」ということ。感覚的にも、論理的にもピンと来て、いろんな角度から検証した末に、腑に落ちるものだけを、取り入れましょう。

そして、それは「完全に安全」「完璧に仕上がっている形」ではないことも踏まえておいて。「ちょっと先のことをする」には、誰もが「まだどうなるかわからない」時代の中で、試行錯誤しながら最適な形を見つける努力をしなければいけない。

自分もリスクの断片を持ち、関わるプレイヤーになること。でもそこには、材料と自分なりのやり方を止揚して産みだす、楽しみもあるんじゃないかな。

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