「ここからここまではわたしのいる世界」「ここからは違う世界」と世界を切り分けてみない。


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最近、いろんな業界の、いろんな立場の方々とお会いするたび感じることは、誰もが自分とマージナルにつながった世界にいる人なんだなあということ。

 
 

不思議だなあと思うんです。ものすごく有名な人だから、芸能人だから、〜の社長だから、〜大臣だから、ということで、呼び捨てにしてテキトーにぼろくそに言ったりする人の姿をみるたびに。


そういう楽しみがあるのはわかります。だけど、本気で誰かをシンボル化してしまったり、自分とは全く違う世界の人、と切り離しちゃうと、その人たちに対して失礼なこともしちゃえるんだなあって。ゴシップを言ったり、批評家になりきっちゃったり。反対に、崇拝しちゃったり。




「町作り」とか「政治」とかもそうですね。例えば、実際に田舎に入って、生活者であり当事者の一人として町作りと関わっていると、薄いところだけすくいとって、知ったかぶりで批評するような「ザ・机上の空論」を言うことはできなくなる。



 本当に町作りに対して考えている人は、そんなこと言ってる間に、真剣にできることを考え、実際動いている。しかも、田舎の場合は町と人の距離が近く規模が小さいから成果も目に見えて回ってきます。それが面白いんです。



あっちとこっちを切り分けて、完全なる消費者になりきらない、何かを与えられる側にまわりきらない。何もしないのに、ガス抜きだけしない。演じてる間に、ほんとうにそういう人物になってしまったとき、わたしたちはプレイヤーではなくなるんではないでしょうか。


すべての物事に関わることはできません。でもなにかしら、自分がプレイヤーとして生きている・関わってみる。すると、どんな立場の人でも一生懸命やってることが理解できるし、もうちょっとリアルに物事が見えてくる。その上で発する言葉や、行動は、すこしだけニュアンスが違ってくる。

 


どんな立場の人やどんな状況とも地続きだと思えると、
自分だけ安全なところで批評することはないでしょうし、壁を作りません。

 

そして、世界を分断しないから、ワクが狭まらない。
人を大切にしながら、自分をどこまでも伸ばしていける。



能動的に生きたいなら、それはとても大事なこと。そんなふうに感じる今日この頃です。

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