子育ての「手の抜きどころ、手のかけどころ」どうしてる？親離れできる子ども、日々の中の創造性 : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。

子育てしてると「ああ、もう宿題早くやってしまえばいいのに」「もうちょっとうまくできるのに」なんてついつい手を出してしまうんです〜！なんて声をよく聞きます。

親も、いちいちなんでも完璧に手を出すと疲れちゃうだろうなあ。子どもも、ずっと監視されてると「うまくやらないと」と萎縮しちゃう。いつも親の顔色うかがってる子を見ると、なんだかな〜と思います。逆に、「結局親がやってくれるから、やらないでいいや」となることも。

そんな様子を見ていると、手のかけどころ、抜きどころって大事だなと思うんです。

わたしは、９歳の息子がいるのですが、あえて（というか、ほんとはたぶん性格で(*･ω･)ノ）手をかけない部分も意識してます。「〜をしないことでその子を伸ばす」感じですね。基本的に、子どもが自分でやればできることは、やってあげない。やってあげないと、子どももそこからどうするか考えて自分なりにやりはじめます。

反対に、手をかけるところ。

わたしは働いているし、出張も多いので、いつも子どもと一緒にいられるわけでもありません。だけど、「これやりたい！」と自発的に子どもが言い出したことは一緒にやることにしてます。うちの場合は食いしん坊なので、グラタン作りたい！とかたまご焼き作りたい！ですね（笑）

朝の時間でできる、たまご焼き作りなんかは、そんなに時間もかからないのでオススメですよ〜。わたしみたいに、ずぼらな母でもできます。たまご料理は、割って・味付けして・焼いて→５分くらい。子どもも楽しんででき、達成感も持て、しかも食べられる。

「ぼく、ふわとろたまご焼き作りの天才かも！」と自信満々になったところで、学校に繰り出す息子を見送るのは嬉しいです。

火をつけたり、油を入れたりするのに慣れるまでは手伝うのだけど、他は口出ししません。コツを聞かれれば言うけれど。子どもなりに、一生懸命取り組んでるときに、指図しない。萎縮させない。（これ、夫が家事してるときもそうかも）

すると楽しくなって、どんどん自分で作ってくれますよ〜。最近は、眠る前におふとんで「明日の朝は、だし巻きかな〜、やっぱり炒り卵かな〜、う〜んそれとも天津飯？」なんて考えてから寝てます。かわゆい。

「子どもを伸ばす！！！」なんて、大それたおおきな事じゃなくていいと思うんです。日々の中で、たまご焼きを焼くような、小さな創作意欲をのばしていく。すると、日常の中から、自分でこの世に何かを作り出せる子になる気がするんです。

「やれば、だいたいなんでも作れる」という感覚が身についているからか、息子は子どもマルシエでもスライムを作ってワークショップ形式で売ってます。次は、スーパーボールを手作りするそう（ユーチューバーが作ってる動画を見たらしい。できるんだねΣ(･ω･ﾉ)ﾉ）（関連：夢は現実でかなえる「山奥のこどもマルシエ」いつの時代も自分の足で歩ける人に・・・地域の見守りの中で/嶺北お山の手作り市）

最近、大学生と触れ合う機会もあり、時々びっくりするのは「たまご焼きもごはんも、じぶんで作った事がない」という子がいることです。で、「実家から出たらどうやって暮らしていったらいいかわからない・・・」と妙に自信がない。親も親離れできないし、子どもも親離れできない。今からでもやれば、すぐにできるよ〜って話をするんですが。

そんな姿を見るにつけ、勉強も大事だけど、小さい頃から生きていくベースを身につけること。じぶんでやっていける！という自信を身につけることは、とても大事なことだなと感じます。

手をかけないところ、かけるところ。
何かをしてあげる、というよりも「子どもが自分でできる場を作ってあげる」という感じ。メリハリつけて、子どものちからが勝手に伸びていくのを見守りたいな。と、今日もユルめの（すぎる？）母は思うのです。

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