◾️心と言葉のギャップにもやもやしてない?


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先日、友達と話していたら「どうやったら自分の思ってることと、言葉が一致するかなあ?いつも、頭の中では色々考えているのに、それと出てくる言葉との間にギャップがあって・・・なんか違うなあってモヤモヤするんだよね」とたずねられた。


ふむふむ。なんかわかる、それ。わたしも以前はもっとそのギャップが大きかった。しっくりこない言葉を発する時って、歯がゆいし気持ち悪いよね。


でも、それはこの1年で改善された。なぜかというと、ブログを毎日書くようになったから。いつも心で思っていることや、なんとなくモヤモヤしてることを言語化していく習慣がついて、心と表現の距離が縮まってきた。発する言葉も心なしかギャップが少なくなってきたような気がする。

◾️心と言葉を一致させるためには、この2つが効く


ギャップを少なくするためには、これが大事なんじゃないかな。

1、思ってることを表現する習慣を作る
2、外向きになりすぎず、内側で感じていることにフィットする言葉をまず考える。その上で、人にも伝わる言葉になっているか確認する

そんなことを考えていたら、「もしかして表現を磨くには、”文通”って最強では?」と思い当たってしまった。

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「文通って・・(*・ω・)ノ」すっごい懐かしい響きだけど、マジでオススメする。思い出してみれば、小さい頃から今に至るまで、誰かとの手紙の交換や、メールの交換で、鍛えられたものがたくさんあるからだ。「文通しましょー!!!」なんて気合を入れてやっていたわけではなく、お互い気が向いたら書く、というのが繰り返され続いてきたような感じ。


ポイントとしては自分が好きな人、憧れている人とすること。日記だと完全に一人の世界だし、ブログだと不特定多数すぎる。その間の「大切な人に宛てる手紙」だと、この二つが満たせる。

1、書く内容は大切な人に知ってもらいたい出来事や思い
2、伝わる文章になるように心がけるように

これ、なんだかんだ、的をついた情報発信に応用できる基礎トレにもなるよね。

◾️文通の3つの分類。


ところで、わたしは小さい頃から今まで、手紙のやりとりをすることが多かった。友達、憧れ、尊敬する先生的な人、時々恋人と。最近は手紙というよりも、メールの往復書簡みたいなものに変わってきたけれど。長い人はもう10年くらい。文通の種類はだいたいこの3つに分類できる。

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そうそう。小学校3年生で神戸に転校したSちゃんと、大学生になるまで文通をしていた。彼女はどこに行ってもクラスの人気者で、しかもモテ子。中学生くらいになると、毎回・・・
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おおなんてキラキラな世界・・・!と思ったものだ。彼女との手紙はある意味エンタメで、「おおー恋愛事情は今こうなってるんですな」とか「ほおお、最近の女子高生はこんなバイトや遊びをするんですな」なんて楽しませてもらった(わたしは茶道と美術を愛する枯れた女子だったので)


あと、受験の時の悩みとか、将来のこととか・・・いろいろ書いたなあ。誰かの日常、心の動きを知るってこんなに楽しいことなんだなと、密やかに思った。おかげさまで日記よりも、文章力は地味に鍛えられたような気がする。


あと、この二つも。
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詩的な文章を書かれるアーティストさんとの往復書簡は、表現力の幅がお互いに広がっていくよう。とても磨かれる部分があるのでいい。音楽や映画、アートにも詳しくなるし、”いとをかし”な和歌的な世界を学べるよ。


このアカデミック系というのは、研究者の方、お坊さんとのやりとりなどがそれにあたる。これらは参考資料や原稿のゲラなどともに送られてくるためすんごく勉強になる。あちらからは「専門的な知識、知恵としてはこうだけど、これ日常に落とすとどうかな?」という問いかけや、わたしからは「こういうことがあったんですけど、その知見から見るとどうですか?」という問いかけ。


日常と専門性の間を行き来して、誰にとっても通じる言葉になってゆく・日常に生かせる知恵になるところが面白い。そのうち、作品や漫画へと表現したり、発想の源になることも多く、一石二鳥。


◾️さいごに


なんと、この「詩、学び、エンタメ」という文通の3つの要素は、基本的に本やブログを書く時にも喜ばれるものではないか。そう思うと、やっぱり学べるもの、多いね。文通すげえ。


ということで、心と表現のギャップを少なくするなら・・・
気があう人、憧れの人、尊敬する人と文通(メール文通)しましょう。


気合を入れなくても面白かったら、自然に続いてしまいますよ^^ 




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