絵の具が混ざって、みたことのない美しい色をつくるように。


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病院のレントゲン室でひんやりしたプラスチックの板みたいなのに乗ってるとき、久しぶりに自分が物っぽく感じられた。急に体を壊してしまい「一週間ほど安静に」ということに。病院はめったに行かないけど、お医者さんって丁寧に優しく話してくれるだけで落ち着く存在なんだなと思った。書くことはできるので、ブログはぼちぼち更新していきます。


こんな今日この頃だけど、少しだけ自分の姿勢を変えたことがある。


そう。わたしは、自分の中で色々な思いや考えがあるにもかかわらず、いつも「人の話をまず聞いてから・・・」と思ってるうちに言うタイミングを失ったり、相手も望んでいないだろうに我慢しなくていいところでしちゃったり。ぶつかりたくなくて、知らず知らず相手に合わせてしまうことがあった。


もしくは「聞いてもらえない」と思って自分で決めた結論を、ふたりの間に置かずに出しちゃう、ということも。


だけど、近頃はイベントをしようと言ってくれる人や、新しい仕事のプロジェクトを進めるパートナーができた。気付いてみれば、わたしの周りにいてくれる人たちは、かなり懐が大きいではないか。 「逆にわたしがどう思ってるか言ってくれたほうがいい」と言ってくれる。それなら、ちゃんと信用して自分が思ってることを出してみよう、と頑張って現してみるように。




「こんなつたないことを言ってもいいのかな、せっかく考えてくれてるのに覆すようで悪いんじゃないかなあ・・・」いろいろ思うけど、やってみる。そしたら、びっくりするほどちゃんと受け止めてくれる人ばかりで。
 

お互いに表明しあうと、一度は混沌と混ざる瞬間がある。その瞬間が怖かった。でもそこから止揚して、しっくりくる道を作るのが、あとあとブレーキをふまなくてすむ一番の近道なのかも。絵の具が混ざって、みたことのない美しい色をつくるように。


次がどんな形になるのかわからない、他の人とわたしとの手が、ぺたぺたと未知の造形物を作ってゆく。不安もあるけれど、いつも新しいことを始める時はこんな気持ちだったな。いびつなわたしを、安心して預けさせてくれる、周りの方に感謝。


変に優等生で「いつも完成物を置かないといけない」と思ってる人にも、このことばを伝えたい。



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