「こどもマルシエ」という、こどもが自分で考え、一般のお客さんに作って売る。お金の交換もする、という機会を季節ごとに開催されるお山の手作り市の中で企画している。
移住者ママたちの発想からはじまり、はじめてみたらこどもにもお客さんにも好評で、このあいだで3回目。「これはやっぱりいい場だなあ」と思う瞬間がたくさんある。
自分で考え、作って売る。このシンプルなことがらの中に詰まっているものはなんて大きいんだろう。(参考:夢は現実でかなえる「山奥のこどもマルシエ」いつの時代も自分の足で歩ける人に・・・地域の見守りの中で/嶺北お山の手作り市)
じっくり考えて、じぶんなりの答えをだす。
このまんがで紹介したように、その子その子によって、得意なことは違う。このSくんというのはうちの息子なんだけど、彼がいちばん好きなのは お客さんとのコミュニケーション。だから、自然とワークショップ形式でエンタメ性のあるものを考え出して売っているんだと思う。わざわざ遠くにいる人にまでしゃべりかけて営業してくる姿勢はわたしが見習いたいくらい(笑)
まんがで紹介した女の子Aちゃんは、どちらかというとおとなしめの子。得意なのは、もくもくと良いモノを作れること。わたしはこの話を聞いた時、素敵な子だなあと思ったの。
どこが?というと、「じっくり、自分で考えてから次の答えをだしたところ」。
こどもたちが試行錯誤する姿は、大人にも大事なことを教えてくれる。
周りで売れてる子をみて、観察する。「どうやったら自分ももっと喜んでもらえて売れるようになるんだろう?」それを考えることは大事。
だけど、だからと言って、ぜんぶ真似をしなかったAちゃんに自分の軸を感じるんだよね。
もちろん、繁盛してる子たちの姿勢で取り入れるところは取り入れていたんだと思う。例えば、恥ずかしくてもお客さんに声をかけるとか、コミュニケーションをとるとか、もしくは制作物を変えてみるとか。だけど、彼女のいちばんの強みである「モノ作り」という軸は変えなかった。工夫して、しっかり作って。
そして、試行錯誤のすえ結果が出た。自分の大切なものを大切にしながら、得意を生かしながら、うまくいく方法を編み出していく喜びって、もうこの上ないだろうなあ。
これは、子どもだけじゃなくて大人になっても同じだと思う。一般的には「これが成功法則」みたいなものがあっても、それをまるっと真似したところで、限界は決まってる。(一定やりきるのは勉強になるけれど)
これは、子どもだけじゃなくて大人になっても同じだと思う。一般的には「これが成功法則」みたいなものがあっても、それをまるっと真似したところで、限界は決まってる。(一定やりきるのは勉強になるけれど)
何が自分の得意で強みなのか?いいところなのか?それは自覚しにくい。だけど、こどもマルシエのように実践的な場で、お客さんの反応とじぶんのやれることをしてみた結果、主観と客観両面から自覚することはやりやすい。だからこういう場はありがたい。
「じぶんの強みはちゃんとつかんで大切に育てながら、さらにうまくいく方法を周りからも学んで取り入れる。」これは、とても大事なこと。
タイプが違うのに同じことやろうとしても苦しくなるだけだし、頑張った末に描いてたゴールも違うところに出たりする。しかも、好きこそものの上手なれでやってる人にはかなわない。結果を出したいなら、自分を知って「自分も好きこそものの上手なれポジション」につくことは必須だと思う。
ちょうどわたしも、これを今一度大切にしようって思ったところ。
「じぶんの強みはちゃんとつかんで大切に育てながら、さらにうまくいく方法を周りからも学んで取り入れる。」これは、とても大事なこと。
タイプが違うのに同じことやろうとしても苦しくなるだけだし、頑張った末に描いてたゴールも違うところに出たりする。しかも、好きこそものの上手なれでやってる人にはかなわない。結果を出したいなら、自分を知って「自分も好きこそものの上手なれポジション」につくことは必須だと思う。
ちょうどわたしも、これを今一度大切にしようって思ったところ。
ヒビノケイコ@hibinokeiko小倉ヒラクさんと鳥井弘文さん、思慮深いお二人と話していて。
2015/10/28 00:29:41
同じものごと、同じ業界、同じ活動。似たような姿に見えて全く違う発生源、構造、表現がある。その微妙な違いに気づいて大切なものを大切にできるか?いつも自分に問いたいと思った。
壁を自分で突き破る子どもたち
この日、Aちゃんは休憩もとらずに販売していたみたい。今までは、よく休憩の札をだしていたのに。ごはんも忘れちゃうくらい頑張ったAちゃんに「どうして?」とお母さんが聞くと、「だって、休憩してるあいだにお客さんが来るかもしれんやん。でもこんなにお客さんがきて買ってもらえて、すごく楽しかった!」と。それだけ、店主としての自覚も育ち、さらに嬉しかったんだね。
こんな喜びを自分でつかんでいく姿はみていて嬉しい。
そして、壁を自分で突き破っていく子どもの姿もまぶしい。
この子達を伸ばすために、大人にできることといえば、見守ることと、きっかけ作りと、場の設定だけなのかもしれない。
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