けいこさんは不安になることってないんですか?

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「自営業とかフリーランスだと不安になることってないんですか?そういう時、どうしてるんですか?」こんな質問を受けることがあります。ちょうど先日インタビューに来られた方にも聞かれました。

「え・・・それ、わたしに聞く?この、ゆるすぎなわたしに?いいの?」と一瞬思います(笑)

わたしは今年で自営業・フリー9年目。ネット通販のお菓子屋ぽっちり堂のオーナー業での収益と、執筆講演での収益、あとは本など物販の収益を得ています。これからの目標は、執筆関係でプラスαの収益を出していくことかな。そこにもクリエイティブが求められているところ。


一見、不安なんてなさそうに思われやすいのか「こんなわたしでも不安になることはありますよ〜」というと、皆さん「けいこさんでもあるんだ、ほっとしました」って言うんですΣヾ( ̄0 ̄;ノそりゃもう、わたしだって人間ですからもちろんありますよー(*'-'*)


お菓子屋やカフェを始めた時もそうでしたし、どれだけうまくいっている時でも、うまくいってない時でも、今している執筆についても、やっぱり不安になることはあります。だって保証とかないですしね。信頼している人には、そんな心境を聞いてもらうこともあります。(参考:
「カフェ経営はゆるふわじゃない」なぜ田舎にはうどん&コーヒーの店が多いのか?田舎で起業「個人でカフェをするポイント6」


だけど、ここ1年くらいは相当不安が減りました。むしろ、のんびりしすぎている感じ。最近独立された男性フリーランスの方々とお会いすることも多く「いついつまでに資金が底をつくから、なんとしてでも収益をあげていかないと」なんてお話を聞くと「緊張感があって、勢い良く努力されていてうらやましい」「わたしもそのくらいの気持ちがいるなあ」と思うくらい。


もはや、麻痺っているのか鈍感なのか、お恥ずかしいと思いつつも、わたしが不安になった時どうしてきたのか考えてみました。

1、焦りすぎても、どうにもならないという体感

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この体感は長いことやってきて、身にしみついた気がします。もちろん、一喜一憂したり、焦ることはありますよ。でも、焦りすぎると悪いスパイラルに入り冷静な判断ができなくなることの方が多いですし、どれだけがんばっても、短命に燃え尽きたら続かない。


長いスパンで考えて取り組んでいくほうが結局、効率的。すごいことができる日も、できない日も、やめないようにゆるゆる続ける。という感じです。

2、やれるか、やれないかより「やる?やらない?」

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「自分にはやれるんだろうか」「成功するんだろうか」と悩むことは時々、あります。だけど、それをぐるぐる考えたって、こたえは誰にもわからない。という結論に達するんですよね〜。

ただ「やるか、やらないか」だけは自分で決められる。どんなことがあっても「やる」という選択肢しか自分の中にないなら「やる」んです。

どうせやるなら、どうやってやるかを考えてみるんです。
(とはいっても、わたしもここまで来るのに何日もかかります(*・ω・)ノ)

3、越えないといけない壁は一定期間でやってくる

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事業をしていると、越えないといけない壁がある一定のスパンでやってくるような気がします。ここを乗り越えられるか、見直すか、新しい方向性を打ち出すか。

わたしの場合はこれを体感的にとらえることが多いです。さすがにやばいなー、このままじゃいけないな。なんか今しっくりきてないな。なんてね。不安は一つの現実的な問題へのセンサーなのかもしれません。

「行き詰まり」とも言えますが、今まである一定のことをしてきたからこそ、見えてきた壁。こんなときは一度立ち戻って今の自分の方向性を洗い出してみて、新しいきっかけにしてみます。

わたしは今まさにこんな感じで、これから具体的なことを洗い出して実験していってみようと思っているところです(。・ω・)ノ゙ペチペチッお尻に火をつけろ!
(参考:
ほぼ自己メディアで1000冊完売「リトルプレスを自力で作って売るには?私の方法まとめ」

4、不安は受け止めるしかない。

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不安って、感じだすとたまらないもの。感じてしまうのはどうしようもないので「不安よどっかいけ!」と言って抑圧するよりも、ちゃんと味わって、でもその渦中に飲み込まれてしまわないように、瞑想とかするほうがいいのかもしれないですね。


・尊敬する経営者さんに相談してみる
・現実に立ち戻って、できることをする
・何を不安と思っているのか、その原因に対処する。
・最悪の場合こうする、という方向性は決めておくと気持ち的にラク
・納得いくまでひとつのことをしたら、次はあるという漠然としたイメージを持つ


という感じかな。

すごいレベルの人に聞いてみたら、以外とそんなに心配するような状況でない場合もありますし。現状と自分の感覚とのギャップを知れることもあります。

「どこまでやればいいんだろう?」と思うなら、自分なりに期限を区切って、その中でできることをとにかくやる。

そして「事業がうまくいかなくても、別に死なない」という感覚も大事です。全部がだめになるわけじゃないですから。最悪の時どうするか、働いてすむならそうする・・・など考えておけば、とりあえず安心して取り組めるんじゃないかな。

「納得いくまでやったら、次がある」というのはわたしの勝手な感覚ですが、これが裏切られたことはありません(*'-'*)

5、自分の性質を理解して最適化したやり方をする

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人によって性質は違うので、事業のあり方も違うと思います。例えば、ひとりで動くほうが得意な人もいれば、何人も雇用して全体としてやっていったほうがいい人もいる。抱えるものが多いほどやる気になる人もいれば、ミニマムなほうが動きやすい人もいる。自分の性質を理解して、無理しないスタイルで続けていくのも大事だと思います。

◾️最初に思い描いた理想と実際の感覚の違いを感じ取る

わたしの場合は、スタッフを何人も雇って、常に資金がかかるリアル店舗をしたこともありますが、やってみて、自分は抱えるものが少ないほうが動きやすいタイプだというのがわかりました。

わたしは経営者タイプではなくて、表現者プレイヤータイプだと明確に。ビジネスがしたい、というよりも時代や自分の感覚に合わせて、変わるときにすぐに変わって表現をしていきたい、という欲求のほうが強いんだと。


◾️こうじゃないと、はない。スタイルは柔軟に変えたらいい

また、これからの商売のあり方を考えたときに、個人メディアと物販を組み合わせる方がいいと思い、その最適な形として、ブログ作家活動やネット通販へと切り替えました。おかげで、集客のほうはブログでできていて、ネット通販の方も安定して好調です。


いくら儲かっても自分が疲弊してやめたいと思えば、やめちゃえるのが自営業。負荷が大きいほうが燃える方は別として、自分の性質を最適化するほうが事業は続けやすいんじゃないかな、とわたしは思います。

6、違う事業に取り組む時は、今までのものから、なだらかに移行する。相乗効果

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今はスタッフさんにネット通販を任せています。自分が何もかもに注意を払ってお店をしていた頃よりも、今のようにスタッフに信頼をおいて任せられているオーナー的な立場の方が、わたしには合っているようです。(正直言って、これは本当にスタッフさんが素晴らしい人材だからです。感謝)


人に任せるということは、どこか手放す部分や、何かあったときにはひっくるめて責任をとることも必要です。が、そうできた時にはその分、自分の意識や体のスペースがあいて、一番やりたいことに従事できる。という感覚があります。そのおかげで執筆ができてます。


 カフェを閉める時、もう通販もやめようかな、と一瞬思ったんです。見切っている事業、どう考えてもやりたくないものはやめたらいいと思うんです。


でも、通販に関してはやめなくてよかった。今までと全く違う事業(わたしの場合は執筆)に移る時、今までやってきたことを全部やめるのではなくて、続けられるものは続けつつ、なだらかな移行をする。というのも大事だなと感じます。(全部やめたくなっちゃうものですけどね)おかげで、無理のない形で相乗効果が出ますし、収益源も多数あるのは助かります。
 

7、さいごに

という感じで、不安との対処法、書いてみました。めっちゃ個人的な見解で、偏ってますが、何かの参考になれば・・・。最近もはや鈍感にもほどがあるな、ぼやっとしすぎだなと感じているので、 壁が見えてきたと思って新たなフェーズに入りたいと思います(*・ω・)ノ


なんでも実験していかないと、やっぱり面白くないですね。この質問をしてくれた方、ありがとうございました。やる気が出てきましたよ。


ゆるっとしつつも、頑張るぞ! 



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■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]










■私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト・内祝い