■五月病の移住者が読むと気が楽になる記事まとめ
5月といえば、5月病の季節。この時期は、4月に移住したての移住者さん達が、悩んだりもやもやしだす時期。移住引越し後、家がなかなか片付かなくてストレスになったり「家が広い、庭が広い、畑もある、どこからやっていいかわからないんです(泣)」なんて方も。田舎の慣習や付き合い、異文化にびっくりしたり、気温の変化に身体がついていかなかったり、仕事も変わってぴりぴりしてしまったり・・・私自身もそうでした。
実際住んでみると、理想とは違って色々あるもの。基本的には、この時期色んな意味で焦る方が多いと思うんです。「早くなれなきゃ!早く片付けなきゃ!」なんて。でも、やっぱり時間はかかるもの。
もうすでに慣れている移住者さんも、もともとは通ってきた道。だからこんなスタンスでいきましょう。
1、完璧はあきらめて、ゆるゆるで
2、あなたがダメ人間だからしんどいんじゃない。ぼちぼちいこう
今日はそんな全国の新移住者さんが、読んだらちょっとラクになるかな?というような記事を今までのエントリからまとめてみました。ひとりで抱えて泣きそうになっている方はぜひ~^^
1、古民家が意外と使いにくい、土壁がぽろぽろ、古い家寒い~という状態や改築で戸惑ったとき→古民家リノベ「野生的な自分×現代的な自分」自分の暮らしは自分でデザインする方法
2、改築がうまくいかないとき、翻訳者の存在→「地元者×移住者をつなぐ翻訳者」異文化を混ぜあわせ地域や業界に新陳代謝を起こす存在
まず、住居が変わって戸惑う方も多いと思います。改築も、セルフビルドも時間がかかり、一足飛びにはいきません。お金かけるか、時間かけるか。暮らしながらぼちぼち直す気持ちも大事です。
3、山は湿度がたっぷり。カビ問題は一番相談されること。今からはやめの準備を→新しい移住者さんに、毎年相談される悩みといえばこれ!田舎暮らしだからこそ必要なグッズ「除湿機」
4、移住という大きな環境の変化で夫婦喧嘩が増えた時→夫婦の移住クライシスあるある。8つの傾向と4つの対策。
5、予想してたものの、お金のことが心配になったとき、自分なりの目安を改めて作ろう。ご参考に→田舎暮らしの一か月の生活費、15万ほど。リアルなうちわけ。れいほく田舎暮らしネットワークより
6、うわさとの付き合い方で心が折れそうなときは→ネットより速い!?田舎のウワサ活用法
7、田舎の友達付き合い、どこまで?→「ともだちは、ともだち」垣根を作る必要もないし、無理する必要もない「移住者だからとまとめられたり、皆と仲良くしなければと無理すること」を乗り越える
8、慣習や言葉の違い、異文化理解に戸惑ったら→いつの間にやら大阪弁×土佐弁×京都弁トリリンガル!「違うコミュニティをつなげる翻訳家」が重要ぜよ☆
9、自分と違う考え、性質の人にモヤモヤしたとき→土・風・光・水の人。異なる性質の人が、足を引っ張り合わずに発展するためには?「地域活性化の見えないツボ」
10、いざという時に話せる人を周りに作っておくのは大事。頼りすぎもアレだけど、一人で抱えないで→「心の駆け込み寺、周りにいくつありますか?」移住の決め手は「人」悩んだ時話せる相手、いざと言うとき家出できる場所がある安心感
11、倦怠期すぎるときは、旅にでるのも一つ→足元にも旅を作る人生。地域倦怠期には都会⇔田舎の旅で、新たな視点を
12、違和感を消そうとせず、持ったままでいい。長年かけて超えてゆくものなのかも→「違和感は失くさず超えればいい」どんなことも苦しみの材料にせず、建設的に発展させる仕事人/アサダワタル×川浪千鶴×ヒビノケイコの須崎講座レポ
13、しんどすぎて、色んなことを周りの人のせいにしたくなっちゃったとき→地域創生・移住「与えてもらって当然」に慣れちゃだめ。誰も上手くいく答えは持ってない「自分で作る意識」に立ち戻ろう
14、自分ひとりで課題を解決しようと抱えすぎてしんどくなったら。こういう未来もあるかも→「地方創生」ぼやっとした無力感。諦めない、抱え込まない「個人の活性化」がつながった新しい地域コミュニティの形。
■最後に。田舎暮らしは「与えてほしい」「こうしてくれて当たり前」→「自分で作る」「自分がどうするか」という姿勢に変わるチャンス
ということで、以上まとめてみました。ちょっとでも心が軽くなったら幸いです。私自身も沢山悩んだり迷ったり、戸惑ったりしながら今9年目の高知の山暮らしです。色んな人に助けられたり、自分の中で諦めがついたり、成長もできたりでなんとかかんとかやってます~。慣れるまで、結局3年以上はかかりましたし、今でも違和感はあるまま暮らしてます。でも、たぶんどんな土地であってもそうだと思いますし、自分の理想郷なんて誰かが用意してくれるものではない、という当たり前の事実に気が付きました。
「自分の人生、生活は自分で作る。自分の理想とするものは、自分で作る」という意識をもって歩んでいく。そう思っていると、自分自身が精神的にいい状態でいられるし、周りがしてくれることにも感謝が増えるな~と感じてます。「与えて欲しい」「こうしてくれて当たり前」ではなく「自分がどうできるか」「ほしいものは作ろう」という意識へ。それが田舎の「何もない」土俵のすごさでもあり、面白さでもあります。

一番大事だなと思うのは、やっぱり「急がばまわれ」。田舎のペースって、ぼちぼちなんですよ。ゆっくりゆっくり。長い歴史をかけて培われてきた土地柄です。あせることも多いと思いますが「ガガッとやって心が折れて終了」というよりは「ぼちぼち継続できるように」やっていきましょう♪あと、しんどい時ほど、あんまり家に閉じこもらないで、色んな人と話してみると「うちもそうだったよ~」「こうしたよ」なんていうお話が聞けて気がラクになることも多いと思いますよ。私もまだまだこれからですが、ぽちぽちとやっていきたいと思います^^
■この漫画エッセイにも、リアルに悩みつつも楽しい、私の田舎暮らしサバイバルを描いてます。

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