最近、移住者の友達と「移住の決め手」についてお話していると、ふと、こういう言葉を聞くことが。

まあ、ほんととっても嬉しいことを・・・ありがとうございます。この友人の場合は、私の家があることが決め手だったみたいだけど、うちだけに限らず「〇〇さんちがあったから」「Bさんがいたから」という風に、人の存在が決め手になっている場合も多いです。
移住地を探している時は、全国の地域を周って空き家や生活に関わるハード面や制度を調べたり、風土や気質を感じたり、そこで地域活動にも参加したり・・・その上で最終的にどこを決め手にするかは個人によります。
制度や仕組みで言えば、他の地域の方が特典が多かったり、整っている場合だってあるのにも関わらず、最終的には「生活していて困ったときに頼れる人がいるかどうか」を大事にする人も少なからずいるということなんですね。(参考記事移住戦国時代?地方創生による特典合戦への違和感。共に歩む仲間を増やすために)
私も実際に京都から高知へ移住して9年目になり、普段は自分たちなりに生きているけれど、いざと言うとき頼れる「人」の存在の大事さは感じます。「悩んだときに話せる相手がいるかどうか」は特に、女性にとっては重要かもしれないですね。例えば、子育てについてもそう。子供が怪我や病気になった時に聞ける友だちがいるかどうか、子育ての過程で出てくる様々なとまどいや悩みを話せる人がいるかどうか。

また、例えばひどい夫婦喧嘩をした時に行く場所がなかったりすると孤独になりすぎる場合も。移住しちゃうと実家は遠いし、実際いけば「離婚か」「もうそんな苦労する場所に帰るな」なんて心配されるし、かと言って周りに頼れる人がもともといない移住地で、となると行く場所がないんですよね~。私の場合は、家出したい時にお互い「うちにおいでよね」と言い合える友人がいて(そういう事態にはまだなってないけど(*・ω・)ノ)随分助けられています。そんなふうに、自分だけでいると深刻化しすぎることも、誰かと話してるうちに笑ってネタ化できるとずいぶんラクに考えられるもの。
また、田舎では都会と違って、関わらないといけない部分がどうしてもあります。自分たちだけで解決できないことが何かしら出てくるものだし、異文化の中で困ったときに自分の頭の範囲内で考えても分からない脈略がある。だから、それを知っていて困ったときに話せる、解決のヒントが知れる人の存在も大きい。こういうときに相談するのは、Uターン者がおススメです。(参考記事「地元者×移住者をつなぐ翻訳者」異文化を混ぜあわせ地域や業界に新陳代謝を起こす存在)
・・・ということで、毎日の生活運営は自分たちですることは前提だし、最終的にはどんなことでも自分で考え自分で決めることは重要だけれど、やっぱりこういう「心の駆け込み寺」的な存在がいると支えられるし、暮らしやすいことは事実だと思います。
そして、最近より感じるようになったのは「価値観がある程度共通する友人がいるかどうか」は結構大事だってこと。私、基本的には「そんなに価値観や意見が合わなくても、共存できたらいいや~」「自分とは全く違う人の考えに触れると発見がある」と思ってるんです。だけど、やっぱり、完全にアウェイすぎるとしんどくなる時もありますよね(笑)
だから、ここ数年で周りに「子育ての価値観が合う友人」「生きる軸が似てる人」が、移住してきてくれたり、または地元の人からも発掘できたことで、精神的にも支えられ、新しい動きが出来ていくのが面白い。
冒頭では、「うちがあったから引っ越してきたんだよ」と言ってくれた友人が、逆に私達にとって「この人がいるから、ここで暮らすのがますます楽しい」「何かあった時にも安心」になっていく。助けられているのもお互いさまで、生活が豊かになっていくのもお互いさま。お互いに、心の駆け込み寺が増えていく感じでありがたい。そして、友人にとって最初は一つだった駆け込み寺が、どんどん増えていくのを聞くと、とても嬉しい気持ちになります。
■NPOれいほく田舎暮らしネットワーク移住希望の方への窓口と移住者同士、地元をつなぐネットワーク作りをしているNPO。夫が事務局長をしていますのでお気軽に。
■この記事はいかがでしたでしょうか?
ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。

■移住の決め手はいろいろ
まあ、ほんととっても嬉しいことを・・・ありがとうございます。この友人の場合は、私の家があることが決め手だったみたいだけど、うちだけに限らず「〇〇さんちがあったから」「Bさんがいたから」という風に、人の存在が決め手になっている場合も多いです。
移住地を探している時は、全国の地域を周って空き家や生活に関わるハード面や制度を調べたり、風土や気質を感じたり、そこで地域活動にも参加したり・・・その上で最終的にどこを決め手にするかは個人によります。
制度や仕組みで言えば、他の地域の方が特典が多かったり、整っている場合だってあるのにも関わらず、最終的には「生活していて困ったときに頼れる人がいるかどうか」を大事にする人も少なからずいるということなんですね。(参考記事移住戦国時代?地方創生による特典合戦への違和感。共に歩む仲間を増やすために)
■いざと言うとき、家出できる場所がある安心感
私も実際に京都から高知へ移住して9年目になり、普段は自分たちなりに生きているけれど、いざと言うとき頼れる「人」の存在の大事さは感じます。「悩んだときに話せる相手がいるかどうか」は特に、女性にとっては重要かもしれないですね。例えば、子育てについてもそう。子供が怪我や病気になった時に聞ける友だちがいるかどうか、子育ての過程で出てくる様々なとまどいや悩みを話せる人がいるかどうか。

また、例えばひどい夫婦喧嘩をした時に行く場所がなかったりすると孤独になりすぎる場合も。移住しちゃうと実家は遠いし、実際いけば「離婚か」「もうそんな苦労する場所に帰るな」なんて心配されるし、かと言って周りに頼れる人がもともといない移住地で、となると行く場所がないんですよね~。私の場合は、家出したい時にお互い「うちにおいでよね」と言い合える友人がいて(そういう事態にはまだなってないけど(*・ω・)ノ)随分助けられています。そんなふうに、自分だけでいると深刻化しすぎることも、誰かと話してるうちに笑ってネタ化できるとずいぶんラクに考えられるもの。
また、田舎では都会と違って、関わらないといけない部分がどうしてもあります。自分たちだけで解決できないことが何かしら出てくるものだし、異文化の中で困ったときに自分の頭の範囲内で考えても分からない脈略がある。だから、それを知っていて困ったときに話せる、解決のヒントが知れる人の存在も大きい。こういうときに相談するのは、Uターン者がおススメです。(参考記事「地元者×移住者をつなぐ翻訳者」異文化を混ぜあわせ地域や業界に新陳代謝を起こす存在)
・・・ということで、毎日の生活運営は自分たちですることは前提だし、最終的にはどんなことでも自分で考え自分で決めることは重要だけれど、やっぱりこういう「心の駆け込み寺」的な存在がいると支えられるし、暮らしやすいことは事実だと思います。
■価値観がある程度共通する友人がいるかどうか。心のお寺が増えていく現象
そして、最近より感じるようになったのは「価値観がある程度共通する友人がいるかどうか」は結構大事だってこと。私、基本的には「そんなに価値観や意見が合わなくても、共存できたらいいや~」「自分とは全く違う人の考えに触れると発見がある」と思ってるんです。だけど、やっぱり、完全にアウェイすぎるとしんどくなる時もありますよね(笑)
だから、ここ数年で周りに「子育ての価値観が合う友人」「生きる軸が似てる人」が、移住してきてくれたり、または地元の人からも発掘できたことで、精神的にも支えられ、新しい動きが出来ていくのが面白い。
冒頭では、「うちがあったから引っ越してきたんだよ」と言ってくれた友人が、逆に私達にとって「この人がいるから、ここで暮らすのがますます楽しい」「何かあった時にも安心」になっていく。助けられているのもお互いさまで、生活が豊かになっていくのもお互いさま。お互いに、心の駆け込み寺が増えていく感じでありがたい。そして、友人にとって最初は一つだった駆け込み寺が、どんどん増えていくのを聞くと、とても嬉しい気持ちになります。
■NPOれいほく田舎暮らしネットワーク移住希望の方への窓口と移住者同士、地元をつなぐネットワーク作りをしているNPO。夫が事務局長をしていますのでお気軽に。
■この記事はいかがでしたでしょうか?
ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。
■ヒビノケイコのプロフィール・執筆&講演履歴と依頼はこちら
■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
■私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト。