今は、田舎では学校が統廃合され遠隔地の子はスクールバスで学校に通っています。
便利で助かってるんですが、ひとつだけ、昔みたいな「道草のじかん」って大事だっただろうな・・・と思うことも。何でもない草をどれが食べれるか?って試したり、田んぼのアメンボを見たり。
ところで、この漫画に出てくる鳥の罠は、「こぶて」というものでした。
高知県嶺北で「長老大学」というお年寄りの知恵を生かす「逆支援型デイサービス」を始められる澤本さんのサイトでも、お年寄りの伝聞が紹介されています。
(以下引用&出典・長老大学webマガジンより
→http://reverse-support.com/academy/kobute.html)
「”こぶて”とは木の枝を利用して野鳥を仕留める罠のことです。
高知でも地域によって、こぶと・くびと・くびっちょなど、様々な呼び名があります。
現在では狩猟免許や期間・区域などの規制があると思いますが、
長老大学では昔の子供遊びの文化を伝えるという目的で公開しています。
(2014/12/08 追記:高知県産業振興推進部鳥獣対策課に確認しました。
「こぶて」は狩猟免許の有無に関わらず、高知県内では全面禁止だそうです。)」
「Kさんからの聞き書き↓よう、冬になったら「こぶて」というものを作って。こぶてって、鳥をちゃんごみたいな形にして、餌を中に入れちょって。鳥が餌をとりにきたらチャンと弾いて首を引っ掛けるという。それやから、山に鳥がおりそうな所にこぶてを作っておいちょいて。学校が終わったらそれを見に行くのが楽しみで(笑)獲れちゅうか獲れとらんか。ヒヨとかツグミとか。獲ったら毛をのけちょって、囲炉裏のフチに立てて、それにお醤油をかけて。こぶてで鳥を獲って食べるのが一番の楽しみじゃった。」
「鳥を捕まえることは、高知県嶺北では子ども達の冬の遊びの定番だったようです。
魚捕りの技術は今の子ども達にもなんとか受け継がれていますが、
鳥を捕まえる技術は法律などの関係もあり、今はほぼ途絶えています。
とても貴重なお話だと思いました。」
自然環境の保護と文化の継承のバランス考えた、年齢や地域を限定して解禁した「昔遊び特区」などがあっても面白いかもしれません。
澤本さんの提案されている「昔遊び特区」いいですね~。
昔遊びの中には生きる知恵も自然と含まれています。
そして頂いた命をそまつにせず、大切にいただくことも。
これ、生きる基本だと思います。
(関連記事)
■「漫画」小学生男子あるある。休日の遊び方
■「逆境の時が進化の時」子育て、仕事。制約が自分の可能性を広げる
■子供レシピ。いちごにつける練乳、超簡単に作れるって知ってました?
■「漫画」子育てはとらわれない練習。究極のオンジョブトレーニングで親が伸ばされる3つのこと
■この記事はいかがでしたでしょうか?
ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。
____________________________
■講演(移住支援、地域活性化、キャリア授業)や田舎へのスタディツアーも行っています。
☆執筆、講演などお仕事依頼はこちらまで→info@pocchiri.com
■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
■自然派菓子工房ぽっちり堂ネットショップ
私がオーナーをしている地元素材のお菓子工房。体と心にやさしい、焼き菓子ギフト。