移住者が始める逆支援型デイサービス
移住者の一人、澤本さんは、千葉県からおとなりの本山町に移住され、
澤本指圧鍼灸院と、さわもと居宅介護支援事業所を営んでおられます。
ご夫婦で高齢者のお知恵を社会の共有財産として世の中に循環させるべく、
プロジェクト「長老大学」を始めることに。

グループワークやインタビューを通じ、昔の暮らしのことや今感じていることのお話を聞きする。
介護の現場ではどうしても固定化されがちな「支援する側/される側」の関係を逆転させ、次世代を支える役割を実感できる、「張り合い」と「充実感」のあるデイサービスを目指してらっしゃいます。
とっても楽しみな新しいデイサービスですね^^
ひいおばあちゃんの戦争体験と、平和への思い

そんな長老大学にはウェブサイトでの発信もあり、
昨日うちのひいおばあちゃんの聞き書きが掲載されていました。
当時ひいおじいちゃんは軍隊に入っていて、ともに満州へ。
満州で出産し、みごもって、さらに船で敵の潜水艦から逃げながら戻ってきたときのことをよく話してくれます。
カルピスひとつで命をつないで、二人の子供を守らないと!って必死だったとのこと。
~以下抜粋~
帰ってきたらおばあちゃんが息子をまあホント、皇太子のような子供だって(笑)
まあこれは可愛いと。できたお婆さんで大事にしてくれたけどね。
ウチは二階の家がありましたがね。二階は白壁でしたよ。
それも黒く真っ黒に塗ってあったの。敵に見つからないように。
家があると思ったら爆弾を落とされないように。
障子へは真っ黒な黒紙をずーっと吊って。
田舎じゃそんなことしないと思うけど。
やっぱそれくらい警戒してましたね。
ほんと大変な時代で。今が一番幸せよね。
今日もそう思う。
これからの若い人達に、「どうか平和な時代を」っていつも思う。
命を大切にしてね。田舎におっても都会におってものびのびと。
今はもう国際社会だから外国に行っても。
命だけは大切にね。そう思いますよ。
___ここまで________________________
出典http://reverse-support.com/academy/20141230.html
ばあちゃん・・・なんて柔軟なお方。
うちの親戚には、田舎に帰ってきて頑張っている家族も、
都会で頑張っている家族も、外国で頑張っている家族もいます。
だからこそ、よけいにどこにいても幸せでいてほしいという思いが深い。
本当に感動しました。
私もひとりの親として、子供に命だけは大切にしてほしい。
何があっても、いきいきと生きて幸せに暮らしてほしい。
どんな形であっても、どんな場所であっても、どんな民族であっても。
平和への思いは一緒です。
こんな願いとともに、新年自分にできることをして進んでいきたいと思います。
それにしても、逆支援型。
田舎で暮らしていると、お年寄りの知恵に学ばせていただくことも多くて、
実感として残していかないといけないなあと思うことが多いです。
そんな中で、とっても楽しみな事業。澤本さん、頑張って下さいね。
移住者の方々に、こういう面白い仕事を生み出す方がいらっしゃって、ますます面白くなりそうな高知嶺北での暮らしです(⌒-⌒)
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山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
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田舎に仕事を作るために作った、地元素材のお菓子工房。
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