
高知県嶺北地域・大川村のUターン夫婦、川上さんちでお豆腐作り。

↑川上さんちの春「さくらまつり」での写真。人口500人の村(今はもっと減っているかな)としても有名な山間部の過疎地。川上さんはご夫婦でUターンされ「烏滑稽の山小屋」として卵を全国通販されています。

烏滑稽のひよこ。生後3日目くらい。

ペットのヤギ。干し柿もたわわ。

奥様の千代子さんが今日の先生。

この立派なかまど(おくどさん)で豆腐を作ります。
豆は浸水してあっていい感じ。大川村の豆。ぜいたく。
川上さんちのはサルに食べられちゃうとのことで、山向こうの方の大豆だそうです。

大きなかまには、薪で沸かしたお湯がぐらぐら。

私、火を炊くのが好きです。無心になれて、木の香りがして、火がゆれているのをみていると落ち着きます。

豆を生でミキサーに入れ、すりつぶします。

すりつぶしたものを、投入~。

そおっと、こげないようにかきまぜます。

こんなかんじに。

アワアワになっているところはとりのぞいて・・・

残ったものをさらしでこします。これはおばあちゃんが一枚布で作ったもの。

ぎゅっとくるんでるのは関君。
人がいい川上さんちの周りには、大川村にIターンした若者がすんでいて実家のように過ごしてます(笑)

はさんで、ぎゅーぎゅーと水分をしぼります。

残った固形物は「おから」。これをこんにゃくにいれて「おからこんにゃく」に。

残った液体が豆乳。ここに「にがり」を加え。。。15分ほどふたをします。

分離した水を捨て、

さらしをしいた型にいれて、


30分重石をします。

できあがり!でかい~♪

切り分けて一丁ぶんに。

うちでは湯豆腐にしました。
外は少し固め、中はふんわりほどける触感。
お豆の味がしっかりとしておいしかったです。

「なんでわざわざスーパーにいけば100円で買えるお豆腐を、わざわざ1日かけて作るの?」
時間も手間もかかっても、お豆腐作りをする理由。
時間も手間もかかっても、お豆腐作りをする理由。
それって色々あると思うんだけど、やっぱり皆で何かを作ると楽しくて、おいしい。そして安全。
そういう「時間を過ごす」ってこと自体がいいんだよなあ。
■都会では「週5日がんばって働いて、お休みの日にはお金を使って何かを買う、趣味をする」
■田舎では、「仕事と山の仕事があるのでこれと言って休みもない。収入も少ない。
けれど、時間と手間をかけて何かを作る。それ自体が生活であり趣味でもある」
もちろん、都会的な過ごし方も私は好き。楽しいし。
その一方で田舎のような過ごし方も好き。
趣味が生活の中にあり、ストレス解消を超えて何かを生み出せるのは一石二鳥。
かまどもしかり、こういう手作業や保存食って、美しさを伴っている。
それは「情景」として子供達の体の中に蓄積されていくんじゃないかな。

そんなことを感じた、お豆腐作り。川上さん、みんなありがとうございました。
川上家の食卓、田舎ならではのおやつやおつまみもすごかったので、次の記事でご紹介します♪
■関連記事
500人の村。子供に見せたい、逆境で幸せに生きる大人の姿。
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