食を大切にする移住者とローカルスーパー
移住支援NPOれいほく田舎暮らしネットワークで移住希望の方の相談に乗っていると、よく聞かれることが。
それは、安全な食べ物のこと。
移住者の方は都会にいる時から食べることが大好きで、
こだわりを持っておられる方が多いんです。
まあ、そう言われるのも仕方ないですね。だってこんな山奥で・・・(・◇・)ゞ
でも不思議なことに困ったことはありません。
改めて考えてみると、いつもこんな感じで手に入れてるなあと思いました。
畑で野菜
うちもそうですが自給率100%とはいかなくても、
ある程度の野菜とお米は自家菜園で収穫している方が多いです。
おすそ分けもよく頂きます。
良心市で野菜
田舎では、近くに必ず良心市が。うちの近くには「さくら市」という大きい地元の野菜市があります。
そこでお安く大量の季節の野菜が手に入ります。
ご当地ローカルスーパー
野菜は手に入りやすい田舎ですが、スーパーだけはその土地によって質や規模が違います。
車で遠出して買い置きする方もいますが、普段の買い物はここが主に。
移住希望の方は、ローカルスーパーを事前にチェックすることが大事です。
ネットで買い物
「どこそこのお醤油じゃないといや」「オーガニックココナッツファインがほしい」そんなマニアックなものを買うときはネットで。山奥にいても指名買いしたいものをネットで買えるになったことで断然田舎暮らしがしやすくなりました。
ということで、今日は③のご当地ローカルスーパーについてお話したいと思います。
移住者に大好評の末広ショッピングセンターのヒミツ
私の住んでいる高知県嶺北地方、土佐町にある「末広ショッピングセンター」
ここは一見普通の田舎のスーパー。
・・・なんですが、先代の社長さんが有機農業をされていたり、
自然食にも精通されていることもあり、
田舎スーパーではありえないこだわりの品が手に入ります。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9C%AB%E5%BA%83%E3%80%80%E5%9C%9F%E4%BD%90%E7%94%BA&aq=-1&oq=&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D38%26st%3D1625
ここのスーパーのこと、
移住女子たちと話しているといつもこんな話題になるんです。
そのヒミツは・・・
1、こだわりの自然派調味料がある。
「自然の味」というメーカーに力を入れてらっしゃり、
普通のスーパーでは手に入りにくいような安心安全な調味料が手に入ります。
■国産原料で食品添加物は原則カット
■原料の鮮度や中身に留意し、昔ながらの製法
■自然派で品質がいい割に低価格
なんです。
醤油や粗製糖、ごま、きなこ、国産小麦から菜種油まで。
私はここのマヨネーズが好きです。
野菜は田舎で手に入っても、調味料はなかなかいいものが手に入らないことが多いもの。
都会では自然派生協やネットで買っていた移住者たちも、
「ここでたいていそろうから助かるね~!」と喜んでます。
2、ご当地味噌が売っている
百万遍みそやさくら味噌は嶺北地域で地元の方が作ってらっしゃるもの。
手作りでおいしいんですよ。
3、ジュースも自然派のものがある
たいてい普通のスーパーにあるのは、
濃縮還元や100%ジュースまでですが、EMりんごジュースなど自然派のものがあります。
4、ご当地肉
四万十鳥や四万十豚、土佐あかうしなど、地元のお肉が手に入ります。
5、れいほく高原牛乳、高知のひまわり牛乳
れいほく高原牛乳は、うちの地域の酪農家さん達が作っている牛乳です。
誰がどんな風に作っているかも分かります。
ひまわり牛乳は、京都にいる時自然派食品店で売っていたくらい品質が高いもの。
それが普通に売っているなんて、最初わ!すげ~って思いました。
ご当地牛乳も色んな種類があってとってもおいしいです^^
6、高知のお茶
これ、夏移住者の中で話題沸騰の商品だった「高知家むぎ茶」です。
高知産の麦でできているむぎ茶。
子供に安心してあげられるむぎ茶ってなかなかないので、とても助かります。
他にも、高知の番茶、ほうじ茶などいろいろ。
7、土佐町の米粉うどん、久保田の肉まん。
土佐町には地元のお米を微粉末に加工できる米粉工場があるんです。
そこで作られた米粉のうどん。
そして、高知のご当地メーカー、久保田の肉まん。あんまん。
とってもおいしいんですよ~。
8、ご当地アイス
ご当地メーカー、久保田のアイス。
おっぱいアイス・・・w子供達も大好き。
9、酒売り場に注目 オーガニックワインと源流酒
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9C%AB%E5%BA%83+%E5%9C%9F%E4%BD%90%E7%94%BA%E3%80%80%E5%8E%9F%E9%85%92&aq=-1&oq=&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D10%26st%3D696
源流酒。これは元社長の山下のおんちゃんが、ご自分で作られた無農薬のお米から作られたお酒なんです!なんてこった。ここまでするところがすごすぎる。
末広さんは高知市で昔酒屋さんをしていたこともあって、
他にも、地元の桂月や天空の郷、オーガニックワインなどのセレクトもイケてます。
10、地元産のはちみつ
嶺北では日本ミツバチの地蜜がとれるんです。
産直市で手に入ります。
地元野菜で作った焼肉のたれや、地元野菜も生産者さんが置いてらっしゃいます。
あ、今はなめこなどきのこもありますよ♪
11、山菜のいなか寿司をオーダーできる
こんなの見たことありますか~?
これ、地元でとれる山菜のお寿司なんです。
ぜんまい、たけのこ、みょうが、手作りこんにゃく、しいたけ、いたどりが握り寿司に・・・(・∀・)つ
これ、特別にオーダーすると作ってくださいます。
うちではいつも、田植えや稲刈り、お客様がいらっしゃった時に頼みます。
都会の方は「こんなのはじめて」「かわいい^^」「おいしい~!」と大好評。
通販でも売ってます。
移住希望者は田舎のローカルスーパーをチェックすべし
田舎のローカルスーパー。
売り場面積も狭く、お客さんは人口と共にどんどん減っていく時代。
地域の雇用も抱えつつ、全く簡単な商売ではないと思います。
そんな中でこだわりの品を置いてくれ、
しかもいつ行っても活気が感じられる場であること。
日常的に触れる場所が、明るい空気だと住んでいても気持ちが上がります。
今の社長さんご夫婦も若くて熱心。
各地の有名なスーパーに視察に行かれたり、
常に勉強されて、地域に貢献しようとがんばってらっしゃいます。
これは本当にすごいこと。
移住地を探すときは、ぜひご当地スーパーの様子をのぞいてみてください。
普段通う場所だからこそ、活気も品物の種類や品質も大事です。
そして地域のお店が元気であるということは、
それだけ素敵なリーダーがいるということ。
それも移住地選びの大きなポイントなのです。
■末広ショッピングセンター→http://www.suehiloya.jp/
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■私、ヒビノケイコについて。
高知県の山奥で暮らしながら作家活動をしています。
こちらは新刊のエッセイ漫画。
田舎での子育てのことも描いてます♪
■自然派菓子工房ぽっちり堂ネットショップ
私がオーナーをしている山のお菓子工房ぽっちり堂。
→http://www.pocchiri.com/
田舎に仕事を作るために作った、地元素材のお菓子工房。
焼きたてのやさしいお菓子ギフト。お歳暮にどうぞ♪
■全国での講演(移住支援、地域活性化、キャリア授業)や田舎へのスタディツアーも行っています。
☆執筆、講演などお仕事依頼はこちらまで→info@pocchiri.com
移住希望の方への窓口と移住者同士、地元をつなぐネットワーク作りをしているNPO。夫が事務局長をしていますのでお気軽に。