地域の、そこにしかない個性的な文化・歴史・産業・景観。
それを地域の魅力として自分たちで「再発見・調べる」
ところからはじまる観光「フットパス」。
高知県れいほく地域、本山町の古い町並みを散歩する「フットパス」に
モニターとして参加してきました。
「フットパス」とは、イギリスを発祥とする“森林や田園地帯、
古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと
【Foot】ができる小径(こみち)【Path】”のことです。
出典http://www.japan-footpath.jp/aboutfootpath.html
それらの魅力にもっとも触れることのできる小径を探し出し、
ルートマップの作成を行うそうです。
実際に今回案内して下さったガイドさんやメンバーさんは、
町の若い人たち。

若者が、自分たちの町をもう一度見つめなおすこと。
ありのままの風景や文化・暮らしを、ローカルな観光にしていくこと。
そのこと自体がすごくすごく、すてきなことだと思います!
今回は、江戸時代の土木神・土佐藩家老「野中兼山」が作った水路、
「井」(ゆ)を巡るコースとのこと。
それでは、超ローカルな旅へ出発です!

お隣の町なので、よく行くのですが、いつもは車。
歩いて町を巡ると、こんなに違う景色が見えるのか~!とびっくりしました。
本山町は、京都などとは違う土佐的な歴史文化がある町なんですよ。
まずは大原富枝文学館からスタート。

ここ、昔の裁判所だったんですって。
本山町に裁判所があったこと自体がかなり驚き!
レトロですてきな館です。
ここで本山町の着物美人さんが登場。

大原さんは本山町出身での作家。
野中兼山の娘を題材にした「婉という女」が有名。
文学館では生涯のあゆみや作品の資料なども展示されています。

野中兼山は、「土木神の化身」といわれた名奉公。
土佐藩が財政に苦しんでいる時期、本拠地であった本山で土木事業に取り組み、
その成功事例を土佐全体の政策に活かしたそう。
結果、土佐20万石⇒55万石まで増やしたって言うから、すごすぎませんか・・・?
本山のレトロな商店街
商店街を歩きます。木製の窓枠とか古い店構えが残っていてすてき。

坂を登って東光寺に到着。

東光寺
境内には四国八十八ヶ所小霊場もあるんですよ~。

本山土居屋敷跡へ。
ここには戦国時代、本山氏の館が建てられていたそう。
野中兼山もここで暮らしていたそうです。

明治時代になって建物は取り壊されたそう。(見たかったなあ)
もみじが真っ赤になっていて美しかったです。
春は桜が満開で、お花見スポットになるそう。

歩き進んでいくと、なにやらお祭りの太鼓の音が。

十二所神社の秋の大祭

みこしを担いでいる若者達。
見てみると、みなさん知っている顔。
U・Iターンの方が多いです~。
天狗が出てきて、子供のあたまをなでていきます。
なでられた子は、賢くなるんだとか。


鎌倉時代~続くお祭りで、
この天狗のお面は200年ほど前から継がれているものだそう。

初めての獅子舞も見れて、とっても嬉しかったです。
終わった後、みんなそわそわしてるな~って思ったら・・・

土佐恒例の、餅投げ!!


ちょっとずつゲットしましたよ。
厄払いもさせていただいて、ラッキー。

そしてフットパスは続きます。次はとうとう今回のメイン「井」に到着。
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