☆やりたいことがあるからこそ、土台がだいじ(1)
の続きです☆
そのころの私達は、
「せっかく田舎に移ってきたんだから、今までやりたかったことをしたい」
「田舎に仕事を作りたいと始めたことだから、何が何でも結果が出るまで続けたい」
という思いがすごく強かった。
普通の人ならすぐ見切りをつけそうなところでも、
「あとちょっと」としつこく粘って、粘って・・・
とにかく続けることを大事にしていました。
続けることは素晴らしいことなんですが、
正直、途中からは「ここまでやってきたんだから」という
「意地」もあったと思います(笑)
何年も試行錯誤するうち、
ビジネス的な感覚がちょっとずつ付き、
子供も育って手が離れてきて、
仕事に集中できる環境も整いはじめ、
ようやく山カフェとネットショップが起動に乗り始めました。
そして、なんとかギリギリ経済的にやっていけるという
状態になったのは、ここ2~3年の話です。
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私達の場合、お給料が出ない時期があったからこそ、
今のちゃんと自分達のお給料が出ている状態が、
本当に心の底からありがたいです。
経済的なことのために夫婦喧嘩がたえず、
これから先への不安が大きく、
毎日人に払うお給料の心配をして、
自分のところへはほとんど入ってこない・・・
そういう状態の時には、あせってしまい、
理性的に物事が捉えられなかったことがありました。
今は、以前よりもあせらず落ち着いて
未来に対してのアプローチも考えていけますし、
夫婦仲も安定してきました(!)
そんな経験から、
土台が安定していないと、成長していけない。
足元がふわふわ浮いた状態では、何事もなせない。
自分達さえ満たせずに、周りに何か貢献することなんてできない。
そう実感したんです。
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うまくいく移住者の方を見ていると、
まず地域にある仕事に就職して、
そこで一生懸命働いて人脈と信頼を築いた結果、
自分の夢であった職種にスカウトされたり、
起業のチャンスがやってくる・・・
なんてことが多いです。
起業する場合は、思いだけを先行させるのでなく、
事業としても成功するようモデルを組み立てることがポイント。
もしも失敗した場合に、カバーできる無理のない計画で、
始めは試運転から始めて様子をみながら拡大していくのもお勧めです。
そんな風に地に足をつけて、
移住者が幸せそうに田舎で暮らし、働き、住み続けていく。
すると、地域の人が「この人は本気で根をおろしていくんだな」
と感じ、応援してくれるようになります。
「ここにも良いところがあるのかもしれない」と、
地元の人の地域に対する肯定感が広がるきっかけになります。
肯定感が強くなると、
「地域を良くして元気に生きていこう」という
自然な活性化のもとが産まれます。
もしかすると、それが私達が地域に対してできる、
一番の貢献なのかもしれない・・・と感じます。
「地域や社会に貢献したい」
「自分の夢をかなえたい」
「家族がより幸せに暮らせるように」
そんな気持ちからはじまった夢。
「やりたいことがあるからこそ、土台が大事」
移住でも、仕事でも、夫婦関係でも、何においても・・・
あせらず、じっくり腰をすえてやっていけたらいいですね☆
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