望ましい変化も、望ましくない変化も、現実の中では起こります。
望ましい変化は、認知してより促進させ、
望ましくない変化も、ちゃんと受け止めて今からどうしていくか?が大事。
マンガのあとに、プラユキさんとの対話がついています。読んでみて下さい♪
数年前のあるとき。私は、プラユキさん(タイの仏教僧)に悩みを相談をしました。
内容は、
「今まで夫婦で同じ夢をもって共同事業を起業しがんばってきたのに、
彼が違う目標を見つけて、そちらの事業に移行したこと」についての悩みでした。
現実的に彼が抜けた分、共同でやっていた仕事が忙しくなっていました。
私は残ったスタッフへの対応と、仕事の忙しさに追われて、
心も体も疲れきっていたのでした。
そんな状況の中での対話。
プラユキさんからは、どんな答えがやってきたのでしょう?
はじまりはじまり~。
私「毎日毎日、なんでわたしばっかりが苦労しないといけないんだろう?って思うんです。」
プラユキさん「そうなの、詳しく言うとどんな風な気持ちなの?」
私「もちろん、夫も応援したい。その思いはあるから、こうすることに決めたんです。だけど、実際に一緒にやってきた仕事が忙しくて、自分もいっぱいいっぱい。その上、残ったスタッフの教育やマネジメントをし、モチベーションまであげないといけない。自分がどうにかしないと・・・とは思うんですが、しんどさばかりがつのって。しまいには、その状況自体に腹が立ってくるんです・・・」
プラユキさん「そうなんだ。オーバーワークなのかもね。そしてその、しんどい気持ちを受け止めきれないと、過去の後悔をしたり、誰かへの不満にしてしまったり、さらに膨らませてしまって疲れが増すよね~」
私「そうなんです。でも、同じことばかり頭をぐるぐるして、変な被害者意識も出てきて。気持ちも暗くなるしどうしたらいいか分かりません」
プラユキさん「そうか、じゃあこう考えてみたらどう?もう、実はすでに、みんな変わっているんだよ。昔は、旦那さんと2人で一緒にがんばろうってやってきた時期もあった。でも、それはもう過去になっていて、今は、旦那さんは旦那さんでやりたいことができた。もう、昔と一緒ではない。関係性って、同じ人同士でも、そのときそのときで、いくらでも変わるものなんだよ。過去でなくて今の、旦那さんに向き合っていかないといけないんだよ。」
私「そうかあ・・・前はこうだったのにって思うととても切ない部分があったんです。でも、もうすでに変わっているんですよね。それを認めて、今だからこその関係性をまた作っていくことが必要ってことですね。」
プラユキさん「そうだよ。夫婦といってもライバルの時期があったり、一緒に何かを作り上げる時期があったり、人生の中で色んな時期があっていいんだよ。それも含めて2人のプロセスなんだから。今の2人の関係で最善なものを作っていけばいい。スタッフに対してもそうだよ。」
私「そうですね。確かに、今までも同じでなく色んな関係性に変化しながら、ともに歩んできたんですよね。お互いにとって人生のプロセスで今、最善と思えるものを選んでいけばいいのかもしれない。スタッフだって、今までとこれからは違うんですね。もっと育っていくかもしれないし、私がその手を打っていけば、関係性で変わるんですよね。」
プラユキさん「そうそう。実は、この世のものは全て無常。ずっと同じというものはない。全ては関係性だから。動いてるし、変わっているんだよ。それを前提にその時その時のベストを、柔軟に出していけばいい。」
私「それが「無常」なんですね。何だか変化って怖かったけど「全ては、変化している」を前提に、新しい関係性を作っていってみようと思います。」
プラユキさん「けいこさんの対応が良く変われば、周りの人も良く変わっていくからさ。そして、周りの反応をみながら、けいこさんもその人にさらに響きそうな、新たなやり方を試してみればいい。それがまた、関係性の面白いところだよ。」
私「そうですね。そういうの、得意でなかったけどやってみます。やっぱり現実の中で実践してみないと、ですね☆」
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その後、実生活に帰った私は夫やスタッフと新しい関係を模索してきました。
夫は彼のしたい仕事を主に共同事業も少し手伝ってくれるスタイルに。
私は、スタッフと信頼関係を作りコミュニケーションをとりながら教育をし、
新たなビジネススタイルへと変化していきました。
その時々の変化の波に、ちゃんと乗って良かったなあと思っています。
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優しい言葉でつつんでくれ、温かい気持ちで変化を促進してくれる。
そばに置いておきたくなる一冊です。