ちょうどいい幸せをみつけよう。「ぽっちりメルマガ」登録はこちら
私は、かたよらない生き方を目指しています。
中道的な生き方、ともいいます。
正しいか、正しくないかの判断でなく、楽しいか、幸せか?
白か黒か、でなくカラフルかどうか?
あっちか、こっちかどちらか極端な一方でなく、真ん中に、新しい立ち位置を作ること。
AかBかどちらかを選べ、というのではなく、新しい第3の道であるCという道をつくろうよ!
という生き方です。
________________________________________________
私は、ぽっちり堂という名前の、山のカフェをしています。
「ぽっちり」は土佐弁で、「ちょうどいい」という意味。
ちょうどいい、というと「適当な」とか「どっちつかずで中途半端」と思われることもあるかもしれません。
ここでいう「ちょうどいい」は、まさに中道。生き方において、
自分ならではのちょうどいい「しあわせな生き方」をみつけること。
おばあちゃんの言い方だと、「味付けのあんばいがいい」・・・つまり、ちょうどいい加減。
多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい量・味付けの調合具合であるということです。
同じ素材を使ったとしても、人によって出来る美味しさは違うけれど、
その人その人にとって一番美味しい!
と思える人生のバランスレシピをみつけていこうよ。ということです。
_______________________________________________
私の人生のバランスは、今のところこんな感じです。
人口4000人のとんでもない山奥で、
0歳の赤ちゃんから、90歳のおばあちゃんまでが集まるカフェ「ぽっちり堂」を経営しています。
そこには、地元の方も、移住者も、一時間以上かけてこられる都会の方もおられます。
そんな山奥でカフェを営むなんて普通、考えられない。
と、思う方も多いと思いますが、ネットとリアルを掛け合わせた商売で、
若いスタッフと家族が食べていけるくらいになってきました。
カフェでは、この土地にある自然な素材を生かした料理やお菓子、
自然の中でリセットして前向きになれる空間を提供しています。
家事と育児、仕事を夫婦で試行錯誤しながら両立。
私はカフェオーナー兼、四コマエッセイストとしての執筆、各地での講演活動。
夫もカフェオーナー兼、地域への移住者支援とコミュニティ作りの仕事に奔走。
そんな感じでバタバタと、楽しみながら、時に喧嘩もしながらも、歩み寄って暮らしをたてています。_________________________________________________
この田舎町に移住したとき、何となく町には暗い雰囲気が漂っていました。
「こんな町にはなにもない」「ここにいたって仕事もない」
誇りを失い、劣等感がどこか感じられる気がしました。
だからこそ私は「この場所にある足元の宝を発見し、
生かし、表現し、喜びを人とシェアしたい」と思いました。
毎日は、生きるアート。
山カフェはビジネスとしてはあまり儲からないし、手間もかかる。
だけど「この地で前向きに生きる表現」として、やってみようと思いました。
子供に、どんな状況の中でも主体的に生きる、生き方の姿勢を見て欲しいと思ったからです。
*************************************
山カフェをオープンしてから、おもしろいことが起こっていきました。
地元の人がカフェにお茶をしに来て下さる時、よく聞こえてくる言葉があります。
「私、ここの自然が大好きや~」「ほんとにここは、ええとこやね」と。
地元の方にとっては、今まで評価の対象にならなかった、当たり前の景色。
そんな自然をカフェで眺めることによって、この地の素晴らしさを再発見できる。
都会の友人が来られたときには必ず連れてゆく「自慢の場所」にしてくださる方も多いです。
一方で都会からは、1~2時間かけてわざわざ山カフェに来てくださる方がたくさんいます。
このカフェに来ることによって、自然や流れる時間のゆるやかさの中でリセットされるのでしょう。
帰る時には顔が元気になっている方も多いです。
そんなことを通じて、私は「山カフェは、お茶とケーキを出すだけの場所ではない。
人が有機的に化学変化を起こし、新しい価値観や可能性ができてゆく・・・
そんな場所なんだ」と気がつきました。
カフェという空間が人の視点をかえるフレームになって、
今まであったけれどみえなかったものが、見えてくるのです。
そんなフレームとしての場を作っていくことが、
私にとっての現在進行形の~ingアートなんだ、と思うようになりました。
そんな風にゆるやかなカフェの背後では、
スタッフの人材育成、効率の強化、心と行動のデザインなど・・・
日々の試行錯誤と努力があって、初めて経営が成り立っていきます。
・効率・お金×心・社会貢献を両立させる「山奥だけど最先端のカフェ」作り
・山奥にいながらも広い視野を持ち、都会的だけれど土に足をつけて生きるバランス
・異文化である移住者と地域をつなぎ、困ったとき助け合えるつながりを作る活動
・家族×自分×仕事×地域の仕事の時間が両立できるバランスを探すこと
・夫婦どちらかに合わせるのでない、両方が上げ合えるパートナーシップの努力
・指示するだけでない、認め&自分で自分を成長させるサポートとしてのスタッフ教育・・・
「自分にとってちょうどいい、しあわせの形。」私達は、ずっとずっと試行錯誤してきました。
まだまだですが、今はある程度「ちょうどいい」状態に入ってきた感じがします。
(続く)→続編記事2はこちらをクリック^^