美大時代、アートの世界の中でアートをすることに違和感がありました。
アート好きな一部の人たちに向けて、マニアックな作品を生み出していく。
そういうことに関心がもてませんでした。
そのうち、
「普通の人たちの暮らしの中に、
さりげなくほっとする瞬間や
幸せな気持ちを届けられるようなものを作っていきたいな」
と思うようになりました。
大学時代は第三世界の人を救う、
とかマイノリティのためのNPO活動に参加したこともありました。
それはもちろんとても大事なことだと今でも思っています。
だけれど、遠くの人を救う→救われる、という図式に疑問を持ちました。
日本では自殺率も高く、今ここで生きることの大変さも相当なものになっています。
また、格差や田舎の第三世界っっぷりも相当なもの。
その中で、「自分一人の人生を通して、できること」を大切にしたいと思うようになりました。
自分自身が日々幸せを紡いでいき、
周りの人にも幸せが伝染し、その人たちもまた幸せを運ぶ。
そんなサイクルを生みだすことをしたくなりました。
だから、自分にとって、触れ合う人にとっての「幸せ」がいちばんのテーマです。
それが実現できれば、それでいいと思っています。
つねに「その業界の人」っぽくなく素人目線な感じはここから来ているのかもしれません(笑)
そのためのパーツとして、何が必要か?
アートやセンスや、お菓子、経営力など・・・。それを今でも試行錯誤し続けている気がします。