美大に通っていた学生時代を振り返ってみると、
私はアートの世界に大きな違和感を感じていました。
周りの皆や、
先生たちがしているように賞に入選したり、
展覧会で認められること、
その延長で作家として生きていくことにはまったく興味が持てなかったのです。
そして、まったくアートと関係のない仕事をすることも考えられませんでした。
どうしたら、
「生き方や暮らし×仕事×アート」を自然とつなげられるんだろう?
といつも考えていました。
普通の人の毎日に寄り添って、幸せを運ぶようなアート。
自分の暮らしと、心とリンクした仕事の仕方やアートのありかた。
それを探し求めて、色んな生き方をしている人たちに出会いに行きました。
自分で実際に行動して、検証して確かめてみる。
それが皆と違う道でも、勇気を持って、歩いてみる。
少しずつ修正を繰り返して、歩いてみる。
それが今に至る道の始まりだったように感じています。
それからあとも、移住したり、田舎で起業をしたり。
一般的には人が選ばないような道を、
素直に選んで来てしまったのですが(笑)
道なき道は、後で見てみると道になっている。
それでよかったな、何か後の人のヒントにもなったらいいなと思ってます。