*台風の被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。今も大変な地域があり、お疲れの中、復旧に努められていることと存じます。どうぞお身体を大切になさってください。1日も早く日常を取り戻されること、願っています。


弱さを活かす








Art of LIfe

自分らしく生きる。

美意識を持って生きる。

 

 

 

これはどういうことなのか?

 

なんのためにそうするのか?

 

 

 

 

自分にダメ出しして、

手間ひまをかけられないと、

結局、人生がつまらなくなるから。

 

 

 

できることが小さくてもあるのに、

自分をダメということにしておく。

 

 

 

 

本音では、

かかる手間暇をかけたくない、

やり過ごして、逃げたい。

 

 

 

それで、死ぬ前に、一度きりの人生を、

精一杯生きたと言えるだろうか。

 

 

納得できたと言えるだろうか。

 

 

 

・・・

 

 

 

自分らしく生きるとは、

自分で立つこと。

 

 

 

つまり、「自立」。

 

 

 

自立とは、

経済的なことだけではなく、

心の面のことでもある。

 

 

 

 

世間一般では、金銭的にも豊かで

心も豊かで、自立している人だけが

自立していると言われる。

 

 

 

だが、そういう人だけではなく、

主婦でも自立している人もいるし

障がいがあっても自立している人もいる。

 

 

 

自立とは、

 

「そのひとの持っている制約の中で、

できることをしている」

 

ということなのだと、わたしは思う。

 

 

 

できることをしている人は、

魅力、美しさを放っている。

 

 

 

自己信頼が強く、

さっぱりとし、

どこか満たされている。

 

 

 

人に、何気なく勇気を与える。

 

 

 

これは、

美意識のある生き方の結果である。

 

 

 

 

・・・

 

 

一ヶ月ほど前、

わたしの右手が動かなくなった。

 

今はずいぶん良くなって、
日常生活に支障がないくらいに
動くようにはなってきている。 
 

 

 

当初は、腕と手首に痛みがあって、

指が開きにくく、力が入らなかった。

 

 

 

家事や運転も限られるし、

イラストを描いたり、

文章を書いたりする仕事なのに困ったなあ・・・

何よりも絵が描けなくなったらどうしよう。

すごく心配。

 

 

 

そんな気分になった。

 

 

 

今は、病院の検査結果待ち。

 

 

 

人生には、時々、こんなことが起こる。

 

 

 

 

一番大事なものが、

使えなくなるようなこと。

 

 

 

ミュージシャンが、

ある日突然声が

出なくなったりすることがあるように。

 

 

体育教師が、

全身麻痺になってしまうこともあるように。

 

 

 

だけど、

そういった辛いことを乗り越えた人たちは、

根っこが深くて、

人生の悲しさに、造詣が深い。

 

 

 

動かなくなった体とともに、

より大切なものを持って生きている感覚が、

伝わってくる。

 

 

 

彼らと一緒にいると、勇気付けられる。


 

何も言わなくても、そんな存在だとわかる。

 

 

 

・・・

 

 

そして、考えた。

 

 

 

思いもよらないことが

自分の身に起きた時、

 

 

どうして、なんで?

辛い気持ち、嘆く気持ちは出てくる。

 

 

 

その上で、わたしはどう、

体の弱さと付き合っていくか?

 

 

 

今回は手だけれど、

昔から体質的に弱く

いつもどこかが痛いし、困難がある。

 

 

 

でも、それを「出て行け!」って

行ったところで出ていけない。

 

 

 

自分の体を切り取って、

誰かと交換することもできない。

 

 

 

心もそうで、

「この不安よ、出て行け!」と言えば、

ますます不安は強まる。

 

 

 

そういう仕組みになっている。

 

 

 

 

じゃあどうしたらいいのか?

 

 

 

共にあること。

 

 

弱さは、自分の一部。

 

 

受け入れること。

 

 

共感し、扱い方を覚えながら、

共に生きていくこと。

 

 

 

これしかない。

 

 

 

こういう風にとらえてみると、

不安は落ち着きはじめ、

いたわりの気持ちが伝わるからか、

体も安心して協力してくれる。

 

 

 

思い返してみれば、

今までも、体が弱かったからこそ、

わたしの働き方、暮らし方には創意工夫が生まれてきた。

 

 
 

今も、なるべく手は休ませて、

声でポッドキャストのラジオ録音をしている。

 

 
 

様々な悲しみがあったから、

痛みがあったからこそ、

厚みのある世界を知り、今の自分がいる。

 
 

 

人に分かち合えるものがある。

 

 

 

・・・

 

 

生きている限り、体、心、物理的なこと、状況、

いつもわたしたちには制約というものがつきまとう。

 

 

その時どういう姿勢でのぞむと、

より人生が良いものになるか?

 

 

 

わたしはわたしを生きた、

自立して生きたと言えるのか?

 

 

・・・

 

 

最近、映画で「幸せの絵の具」

カナダの女性画家

モードルイス(1903〜1970)のことを知った。

 

 

 

彼女は、若年性関節リウマチを患い、

生涯に亘って手足が不自由で体も小さかった。

 

 

 

狭くて貧しい家で、夫に家事を手伝ってもらい、

動かしにくい手をなんとか動かし、

悪化しても、死ぬまで絵を描き続けた。

 

 

 

差別された辛さや、

大変な苦労もあった。

 

 

 

けれど、絵は、

幸せな空気がつまった絵だった。

 

 

 

小さなカードからはじまって、

次第に有名になり、

ニクソン大統領のお気に入りだった。

 

 

 

・どんな状況であっても、めげずに、

自分の命を使って、大切なことをする人。

 

 

この姿勢自体が、人の心に響く。胸を打つ。

 

 

 

うまさ、技巧で言えば、

うまい人はいくらでもいるけれど、

彼女の描く絵からは伝わってくる何かがある。

 

 

 

彼女のほかにも、

弱いからこそ日頃から養生して、

長く細く生き、描き続けた小説家さん。

 

 

 

障害があっても、自分にできることをした

ヘレンケラーやホーキング博士。

 

 

 

様々な人が、制限を持ちながら、

できることを工夫して生き、何かを残してきた。

 

 

 

「あの人は特別。

すごいからできる」

そう言いたい人も大勢いる。

 

 

だけど、そうではない。



人はみんな、創造力を持っている。

 

 

 

・・・

 

 

 

ダメなところ、弱さもひっくるめて、自分。

排除しようとしない。

そこも含めて、自分を受け入れる。

 



起こらない方が良い。それに越したことはない。
でも、自分の手ではどうしても、変えられないことがある。



 

弱いからこそ、創意工夫できることはなんだろう。

 

弱いからこそ、できることはなんだろう。

 

 
 

制約や制限は、独自な何かを生み出してくれるもとにもなる。

できないからこそ、できることがある。

 

 

 

■今日の質問

 

 

あなたのやむをえない制限。

だからこそできることは何?

 

 

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【ヒビノケイコプロフィール】


 
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Art of life  研究家・ライフコーチ。

美大時代より「アートと暮らし」を研究、作家活動。

卒業後、移住・起業・子育てなどを通し、自分らしいライフスタイル・ワークスタイルを探求。

 

地方で暮らしつつ、連続して独自の商品・サービスを開発。全国に向けて提供し、自分を生かした仕事づくりに取り組む。

 

これらの経験、ライフキャリア理論・創造性研究を集約し自分の人生をデザインしたい人のための”Art of Lifeメソッドを開発。



現在、全国で「自分らしい人生のつくりかた・仕事の生かし方」にまつわる講座を運営。

 

「自分の人生をデザインする」ためのライフコーチング、「自分と組織に、クリエイティブな生態系をつくる」ための企業コンサルティングを行っている。大学・行政・企業での講演・研修多数。

全国からの講座・イベント参加者は20代〜40代の女性を中心に、クリエイター、経営者、講師が多く、その他、会社員から地域・NPO関係者まで4000人を超える。