誉め殺し


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先日、むすこのマラソン大会があった。

むすこは、最期までしっかり走り、5・6年で4番。

なかなか速かった。



みなさんは、こういうとき、どんなふうにほめますか?



基本的には、テストで100点だった時だけほめたり、

大会で順位が良かった時だけほめるのではなくて、

そこまでのプロセスで、むすこが

工夫したり努力したところを、ほめるようにしてる。



なにかお手伝いしてくれたときも、

 「えらいね」って褒めるよりは、

 「それをしてくれて助かったよ!ありがとう〜」
と、いうようにしている。 



ほめ方って、案外難しい




たまたま同じ日に受けたコーチングの講習では、




「ほめることは、とても大事。


でも、ほめ殺しには、 なってはいけない。

いわゆる”ごますり”

ほんとうは思ってないのに褒めてしまうと

その人が芸を怠り、実力を落とすことにもつながる。


だから、ほめるときは本音で、

シンプルに表現するほうがいい」

 


というようなことを、聞いた。




うーん。確かに。
変に調子に乗らせてしまったり
自分をかいかぶってしまうと
変な方向にいくこともある。


上から目線で褒めたりけなしたり、

その上司やその先輩、その人がいなくなると、

モチベーションが維持できなくなったり、

顔色ばかり伺う人を作るのも、
気持ちが悪くていやだしなあ。


 
かといって、何も認めなければ
「あの人は自分のことを全く把握していない」と、
相手のやる気もそいでしまうことがある。



「ほめる」って簡単なようで、難しいよね。 




わたしも、今まで仕事や、子育てや、
講座や、クライアントさんとの対応で、
色々試してきてみた。


失敗もたくさんしたなかで、
いま一番良いなと思えるやり方は、

結果を出したことに対して、
上から目線でほめるんじゃなくて



・その人の努力してきたこと

・歩んできたプロセス

・工夫したところ

・そのひとならではのところ

・それによって人に貢献できたこと、喜ばれたこと



を、話しながら質問し、
一緒に確かめあっていくこと。



そうすると、今まで意識化されて
いなかったことが、
本人にも意識化されてゆく。



人間関係にしろ、仕事にしろ、
活動においても、その人自身が、


「ああ、ここ工夫してたんだな」

「このポイントが重要なんだ」

「このプロセスを踏むと、自分は力が発揮しやすい」

 「あ、ここみんな喜んでくれてた」

「これがあの人に貢献できたところなんだな」



と、気がついてゆく。
これ、意外と気がついてないんだよね。
がむしゃらだったり、何気にやってたりするから。 



だけど、これを意識化し、繰り返すうちに、
プロセス~結果がつながり、

 「自分仕様の、結果が出るレシピ」
浮かび上がってくることにもなる。



このレシピは、

「どうしたら自分はうまく回り出すんだっけ?」

と不調でわからなくなったときに、

「あ、そうだ!」と活かせる知恵にもなり、便利。



こんなふうにするわけは、
最終的に、わたしが望んでいるのは、
自分の顔色を伺う人を作ることでも、
人を自分に依存させることでもなくて、
「自分自身で意識化して確かめられ、自分を認めて
動けるようになること」
だから。


なるべく自分のことを
自分で支えられる人になるように
サポートしていけたらいいなと思っている。

 

成果ベースでほめると、成果が出なくなる?? 


 


成果はなるべくなら出るに越したことはないけれど

人生通して、一人のひとがいつもいつも勝ってばかり、

うまくいってばかり、ということはないと思う。



5勝5敗、6勝4敗、1勝10敗になることだってある。



成果ベースで褒めすぎると、成果が出ないときに

「成果を出せない自分は、ダメだ」と

 必要以上に落ち込むことにも、つながる。
 

ひどい場合は「価値がない」につながり、
仕事がうまくいかない=自殺しちゃうひともいる。 

実は全然=ではないのにね。


焦燥感にかられて不安になって
パフォーマンスが落ちてしまったり、

よくない判断、よくない選択、

よくないスパイラルに
はまってスランプに陥ってしまうことも。



そんなふうに、
自分の足元がぐらぐらと揺らいでしまうと、
力が発揮できないし、チームや家族のパフォーマンスも落ちる。 



だからこそ、

 「その人がコントロールできる範囲で、できること」に注目する。



どんなプロセスを歩んでるか?

どんなふうに努力しているか?

どんな工夫をしているのか?



しっかりと見守って、

ひとつひとつ認めていく。



これを認められると、
落ち付いて物事にむかえるようになっていく。



見守ることには観察力が必要。


適当にほめることでもけなすことでもなく、
じっくり見守り、
事実をふまえて言葉を添えられるかが、
リーダーには欠かせないのだと思う。 



そして、プロセスがうまく結果につながったとき

喜んでくれるひと、
貢献できたことを意識化できること。



それがあると、
「大変なこともあるけど、
もっと楽しんで仕事しよう」

とやる気がわいてくる。



あ、そうだ。

相手に対して、この認め方をためしていくうちに、

自分自身に対しても、自分で自分を認められるようになっていく。

実はこれが、一番のごほうびだったりもする。



今日の質問




「あの人を、どう褒めてみますか?」



自分と相手の根っこを信じて

こつこつ前向きにトライを続けられる、

そんな環境を、あなたの周りに作れますように。



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