「あ〜、もうなんにもする気にならないなあってとき、どうしてます?」と聞かれたら「なにもしなくていい日は、なんにもせずにパジャマでひたすらゴロゴロしています」と答えることがある。
特に秋になると、とにかく本を読みふけったり散歩をしたり、ぼ〜っとすごす時間がとりたくなる。
「溜め」が必要なのだと思う。
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ある主婦の方の記事をどこかで読んだ。
何年も引きこもりになっていたけれども、その数年間、自分のことを「じゅうぶんに休んでいい」と許せなかったから、余計に時間がかかった・・・という内容。
その方は、あるとき「中途半端ではなく、もう本当に何もしない」と腹を決め、冷凍食品やペットボトルを大量に買い込み、ふとんをかぶって何もせず寝続けてみたらしい。
一週間たったある日、炊き立てのごはんをたべたくなり、自ずと起き上がって家事をするようになったそう。
「安心して休んでいい」と自分を許したことをきっかけに、逆に引きこもりから脱し、今は資格も得て、社会のなかで働いているという。
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この話を読んで思ったのだけど、「しなくてもいい」という許しが自分自身で得られると「してもいいな」という余裕が持てる。
例えば「わたしは人前に出る仕事をしているから、いつも、出ていなくちゃいけない」という気持ちがあると、しんどくなってくるときもある。
だけど、「隠れていてもいい」「ひっそり、地味にいてもいい」と思う自分も受け入れて、存分に「隠れる」を実行してみる。
「そりゃそうだよなあ、いつも人前になんて出たくない。ひとりで静かにしておきたいときだってあるよなあ」こんな気持ちを受け入れてみると不思議と「人前にまた出てもいいなあ・・・」という余裕が生まれてきたりする。
「そりゃそうだよなあ、いつも人前になんて出たくない。ひとりで静かにしておきたいときだってあるよなあ」こんな気持ちを受け入れてみると不思議と「人前にまた出てもいいなあ・・・」という余裕が生まれてきたりする。
わたしは「常に毎日ブログをアップしなくちゃ」と思いすぎると「書きたくないなあ」と思うようになるほうでもある。
「今は書かないほうが内面に溜められる」という時期もあるので、そういうときは書かないでいてみる。
待てると、「書きたいな」という気持ちが自然と湧いてくる瞬間がくる。
蓄えて冬眠する時期、むくむくと芽が出てほころぶ春があるように、人間の創作性や行動も、そういう時期があるのだろう。
「今は書かないほうが内面に溜められる」という時期もあるので、そういうときは書かないでいてみる。
待てると、「書きたいな」という気持ちが自然と湧いてくる瞬間がくる。
蓄えて冬眠する時期、むくむくと芽が出てほころぶ春があるように、人間の創作性や行動も、そういう時期があるのだろう。
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こうしなくちゃ、こうであられば、こんなことは許されない。
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そんな思い込みが、自然に湧いてくるものを阻害することがあるからまずはそんな気持ちを包みながら、「そう思ってるけれど、ほんとかなあ?」と一度考えてみる。
そうすると、実は違う選択肢があることも見えてくる。
だからこそ、ときには”強要されていない””ほんとうは自由なんだ”と思える時間、ほころぶ時間も必要。
そんな自由な気持ちのうえで選んだことをひとつひとつ大切にやっていく。するとそれが責任を自ずと満たしていくことにつながるから、面白い。
◾️さいごに
「しなくてもいい」という許しが自分自身で持てると、「してもいいな」という余裕が持てる。
今日はなにを存分に味わってみる?
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