ひとなる




仕事とは、


「自分を満たし

結果として人の役に立つこと」


だと、わたしはとらえています。



だから「自分を満たす」とはどういうことか?

を考えていくのもだいじなこと。

 ・・・

 

昨日、わたしが暮らしているれいほくにNYから

移住してこられた教育学者で著者の鈴木さんが

「ひとなる」という教育をテーマにした本の

読書会に招いてくださいました。






その本の中にはたいせつなことが

たくさんつまっていました。



この本の「ひとなる」の意味は、



印象的だったことは、

この村のたたずまいにもふさわしいおばあさんが、

 

 「およそ子どもは、神さまからの授かりもの、

 その子の生命にそうて、みんなの世話で、

 『ひとなる』もの」


 と方言によっておっしゃったことでした。


(中略)


まさに「人格の完成をめざす」という、

 人類すべてに通じる願望であると

 納得できるように思うのです。



そして、何のための教育か?という部分では、


就業をめざして子どもを育てる意識と、

雇用を目指して子どもを育てるのでは大ちがい。



 そこが、アートとしての教育の勘所ではないかと。

 社会に対して自己表現力を持つ仕事で、生涯を生きる。



こんなことが書かれていました。


大人にとっての教育



これは、子どものことだけでなく、

大人に対しても言えることだなあと。



この本で言われている

「雇用」の意味は、

国のため・会社のための労働力だったり、

ただ稼ぐための仕事のこと。



「就業」の意味は、もっと生きること全体を含んだ

ライフワーク、稼ぐことだけではなく

自分の持ち味を生かした仕事のことです。



・・・



世の中では、ほとんど「仕事」と言った時に

「いくら稼げるようになります!」とか

「今すぐこれができます!」とか

そういうものを差し出すひとが多いです。



ですが、わたしの「仕事という表現」講座の

指すところは、

この「就業」の感覚に近いです。



なぜなら「自分を満たす」

ということはどういうことか?

と考えた時に・・・



もちろん経済やお金は必要。



自分がやったことの結果としてたくさん返って来たら、

それは気持ち良く受け取って、循環させられると良い。



ですが、大きな額ばかりを追うことに必死になって

大切にしたいものを失っていくと、満たされません。



また反対に、お金を全面的に無視してしまっても、

暮らしがたちません。



ほんとうのところ、

自分がしたい暮らしはどのようなもので、

どのくらいの経済を作っていくことが

ぽっちりなのか?



それを実験し、考えながら

働くことも、大事だからです。




それらを含んだ「仕事」のあり方を

探っていきたい方にきてほしい。



==============



例えば、これからは情報発信は必須スキルですが、

自分とブランディングのあいだに

ギャップが大きくなりすぎないか?ということ。



未来ばかり追いかけて、

いましていることに気が置けているのか?ということ。



人と接する時に損得なく気を置けているか?ということ。



のびのびと自分をひらいて、

何かを創り出す英気があるのか?

ということ。



そして、それをささえる

暮らし方をしているのか?ということ。




これらトータルの要素が、

「自分を満たす」ということにつながります。

そういうことを含んでいると、継続できるのです。




そして、それが自分の

「生き方」「持ち味」になります。



それを生かした

「仕事」を作ることにもつながっていきます。



教育は人生そのもの



昨日この本を読みながら
みんなでシェアしたことは 


「教育は、人生のための準備ではなく、

人生そのもの」ということ。
 


わたしたちは、いままでの教育のなかで、



中学ではいい高校にいくためにいい点数をとるために学び、

高校ではいい大学にいくためにいい点数をとるために学び、

そして大学ではいい仕事につくために学び、

社会人になればいい成績を残すために学ぶ・・・




そんなことを繰り返しているため、

「学ぶ」と聞けば「何のために?」が先立ってしまいます。



だけど、「何のために?はなくて良い」

”学びひたる”ためにやる。




自分のやりたいことを、

徹底的にやる時間としての”学び”があっても良い。



みなさんの話を聞きながら、
 


結局、そういう学びこそが、

自分自身を生きるための、

働き方を考えられる場になるのだろうな・・・

なんて、感じました。 







そして今週末京都で行う

「仕事という表現講座」かつてのご感想を改めて

見てみたところ、



ケイコさん、おはようございます。神代です。


先日の講座では大変お世話になりました。

ワクワクと気づきが止まらない

素敵な時間をありがとうございます!


昨日メールで頂いたメッセージも、とても嬉しかったです。


私の中では今回の講座に参加したことは

その旅の過程も含めてとても大きな発見の連続でした。


講座の中で行ったワークで

「私ってこんなことがしたかったんだ!」と

心の底に眠っていた想いに気づいて驚いたり


旅の途中や講座で出会った方たちとお話させて頂く中で

「自分はずっと人見知りだと思っていたけど、

 実は全然そうじゃなくて、人が大好きなのかも」

と思えたり。


いつもと違う視点から物事を見てみるだけで

こんなにも新しい発見があるのかと驚くと同時に


もっと自分の中にあるリソースを見つめて

最大限生かすことで、人の役に立てる働き方がしたいなぁと

思うようになりました。


(中略)


他の人で替えがきいてしまうようなものではなく

「この人だからこそ」と言われるための

本質的なあり方を体現する道筋を教えて頂けたことは

私にとって何よりの収穫でした。



これからは「学びつつ実践する」というサイクルを

絶えず回していこうと決めました。


そして焦らず、コツコツと、

そのプロセス自体を楽しみながら

自分らしいぽっちりな生き方、

仕事を作っていきたいと思います。



ケイコさん、本当にありがとうございました。

また、会いに行きます!


福岡 神代さんより

 

こんなふうにトータル性を持った
まなびを、体感してもらえていること、
自分の持ち味を生かしていく方向性を
考えられること、とっても嬉しいなと思いました。


 

さいごに



「仕事とは、自分を満たし、

結果として人の役に立つこと」



一生懸命自分の心を持って、働くこと。

結果は受け取ること。



その上で富と名誉はあってもいいけれど

それを宗教にはしないこと。



そして「それを取っ払った時に何が残るか?」

残るようななにかがあるように

働き暮らしていくことが「ぽっちり」だと、

わたしは思っています。




何かしら自分を生かして仕事をしていきたい、

やりがいが持てる働き方がしたい、

葛藤しながらも自分の仕事を模索していきたい、



そんな方は、

「仕事という表現講座」にご参加ください。



これから試行錯誤していくための

基本をともに対話しながら

学びひたる時間にしましょう。



◾️追伸)

「仕事という表現術」は7月23日(日)京都で。
締め切りは明日まで。

ご興味がある方は、メルマガにご登録し
資料を請求してください。
 

→→→メルマガ登録はこちらから


 


■ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加




◾️2刷目再発売、よく売れてます。都会から山奥へ、30代移住9年目。田舎暮らし、起業、子育て、地域のお付き合い。楽しさも悩みも、すべてつめこんだエッセイ漫画。






◾️「ヒビノケイコが最近読んだ本10冊」
◾️「ヒビノケイコが愛用するキッチン道具Best10」日本の老舗の逸品~最近のヒットまで


◾️自然派菓子工房オーナーとしてオススメする「質の良いお菓子材料・サイトまとめ」



◾️私がオーナーをしている自然派菓子工房「ぽっちり堂」山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト・内祝いを全国通販してます。