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今日は、こんなニュースがあった。




100歳を過ぎても医師を続け、

「生きかた上手」などの著作や講演で

広く知られた聖路加国際病院名誉院長の

日野原重明(ひのはら・しげあき)さんが、

18日午前6時33分、呼吸不全で死去した。


105歳だった。

戦後いち早く、患者と対等に接する医療に着目。

看護教育の充実などに取り組んだほか、

柔らかい表現で命を語る姿勢が幅広い世代に親しまれた。


(出典:朝日新聞デジタル7/8より)
 


ご冥福をお祈りいたします。

そういえば日野原さんの言葉に、


「年齢は勝ち負けではありません。

謙虚に、そして存分に味わえばよいのです。」


というものがあった。

これ、とってもいい言葉だなと思う。




日野原さんは105歳だったけれど

わたしの大好きだった祖母は100歳で亡くなった。



人懐こくてみんなのアイドル、

でもちょっとわがままで、同時に自分があって、

植物や動物、人間まで

生き物を可愛がるのがめちゃくちゃうまかった。



にっこり笑った顔がすべてを包むように、

死ぬまでかわいいおばあちゃん。




そんな風に最後まで生きられるように、

ひとつひとつ、道を選んで歩いていきたいな。

そんなふうに、想い返していた。 



友人の衝撃発言




ちょうど、

東京から3年前に移住してきて、

いまは田舎で好きな暮らし方をしながら

自分の仕事を作っていっている友人と、

ランチをしていた。



彼女は、わたしがゲスト講師で行った

講座を通して知り合い、その後交流するうちに

れいほくに移住することになったという縁。



いつもひょうひょうと自分のペースで暮らしていて

焦りを全く感じず、そういうところがとっても

すてきだなと感じるひと。



まいにちまわりからやってくる野菜を

どう工夫しておいしく料理するか試したり、

暮らしの中で体験したことに基付いて

情報発信をしながら、日々楽しく暮らしている。

 



この日彼女が、


 「わたしにとっては50代がスタートで、

 70~80代のおばあちゃんになったときに

毎日ウキウキして暮らし働けているのがゴールなんだよね」


とにっこり笑ったのが印象的だった。



とくにこれからの時代は、

死ぬまで働くのが前提になるとするとね、と。



これを聞いて、わたしはびっくりした。

そして、とってもすてきな考え方だなって思った。



わたしも、知らず知らず、

20代が終われば「ああ、もう30代だなあ」と思い、

それが過ぎたいまは、 

 「わあ、あっというまに40代になっちゃうなあ」と

時々、焦ってしまうこともある。



だけど、50代がスタートだと言われると・・・・

まだまだこれからだなあって思える。



・・・
 


彼女も美大出身なのだけど、
お互いの共通点は、 


「結局自分が納得してなかったら、

どんなに良いことであっても、

ある日突然、何も創れなくなったりするから。


だから、その納得感は大事にしたほうが

あとあとひずみが出なくていいんだ」


というところだ。



考えて、感じて、

ためして、実験して、

ことん・・・と、納得して。



納得しながら一歩一歩、

たしかに自分の道を

自分の速さで作ってゆくこと。



したいことと収支、

自分のペースとスピード感、

創作性とビジネス性、



納得感と仕事とのあいだには、

ダブルバインドや葛藤もあるから

難しいけれど・・・



それでも、

あきらめずその葛藤のあいだで

ひとつひとつ「自分の答え」を出し、



 誰とも種類が違う、

「自分の幸せ」を作れるように

進んでいけたら、




ウキウキ暮らせる

おばあちゃんになれるかな。



こんな葛藤はたくさんの人の中にあるだろうから

今月の「仕事という表現講座」でも

織り込んでいけたらと思う。




今日の質問




すてきなおばあちゃん(おじいちゃん)になるために

いま、どんな歩みをしますか?




■追伸1 
 

「仕事という表現術」の開催が決定。

場所は京都で7月23日の日曜日に。


自分自身のぽっちりな暮らしを

仕事というツールで表現するにはどうすればいいの?


今回は京都ならではの地理的・アート的な特色を、

創作性を仕事に生かすワークなどに取り入れ、

開催します。


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