誕生日はなにを食べたい?
息子に聞いたら、
「たまご寿司」
「とろとろ天津飯」
「そしてチャーハン!」
と、見事にたまご料理であった。
彼は生粋のたまご好き、
たまご一筋。
そんなわけで、朝食には
ごはんと味噌汁のほか、
必ず一品、たまご料理をオーダーされる。
ある日は、オムレツ。
ある日は、たまごかけごはん。
ある日は、目玉焼き。
ある日は、出し巻き卵。
・・・
きょうは、目玉焼きだった。
ひとつだけの目玉焼きを、
おおきなフライパンで焼くのは
なんとなくしのびないから
金色の銅のたまご焼きパンで、焼く。
ぱかっ・・・じゅ~。
塩こしょう、
ふたをしてすこし待つ。
とろーり、ぷくぷく。
ピンク色の表面、
薄い膜のむこうは半熟かな・・・
いまだ!
お皿に取り出してテーブルにのせる。
息子は、
焼きあがった目玉焼きを
ごはんにのっけて、
たらりとお醤油をひとさじ。
「きょうのは、もうちょっとこしょうがいる」
とかなんとか言いながら、ばくばくと
好物の目玉焼きごはんを食べる。
「将来は、たまご専門店をひらくが。
鳥を飼うところからはじめんと・・・ 」らしい。
・・・
ところで、この「目玉焼きごはん」。
息子にせがまれて作っているのだけど、
そんなメニューあるのか?と思っていた。
・・・なのだけど、
最近息子のお土産にと、
京都の本屋さん恵文社で買った
本、「玉子 ふわふわ」に
「目玉焼きかけご飯」という
東海林さだおさんの文章が載っていた。
ひたすら、目玉焼きかけご飯について、
述べられている。
この本には、36人の作家さんの
たまごにまつわるショートストーリーが掲載されて
いるのだけど、うーん。
たまご愛に溢れている。
たまごって、昔から、それだけなにか、
人が描きたくなる
魅力ある素材なんだろうね。
・・・そして、すごいよね。
こんな毎日の素朴な出来事を、
ここまで文章にできる人たちも。
第1章 本の中、オムレツのにおいは流れる
第2章 伊達巻を食べるのが、この世の楽しみの一つ
第3章 目玉焼きの正しい食べ方
第4章 卵かけごはん、きみだけ。
第5章 落ち込んだときは、卵焼きを。
第6章 卵のふわふわ
ひたすら卵について書かれた文章たちを
目で味わいながら、
モチーフの魅力と
書き手のとらえる目線について
おいしくかみしめた朝。
■きょうの質問
日々の何気ないできごとは、
どんなこともモチーフに。
あなたなら、なにを描きたい?
■追伸1
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自分自身のぽっちりな暮らしを
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