数日前。京都造形大の授業で

お話しするため、北白川へ。



北白川には

小さくてアーティスティックな

お店がたくさんあるのですが

そのなかには、

芸大の同級生が営んでいるお店もあって・・・



こうやってひとりの人から

新しい文化やまち並みができていくことが、

不思議であり、すてきなことだなって思います。



さて、今日は辻さんからのお便りをご紹介。



ケイコさん


こんばんは。

5月の「仕事という表現術」に

参加させて頂いた、辻です。



今日のメルマガを読んで、

梅のジャムを作りたくなりました。



前に勤めていた会社で、

お世話になっていた先輩の誕生日に、

梅のジャムを作ってプレゼントした事が

あったのですが、梅が好きな方なので

とても喜んでくれたのを思い出しました。



ヨーグルトやアイスと一緒に食べると、

梅の酸味が効いてとても美味しいですよ。



今の会社に入るまで紆余曲折があり、

色々な人にお世話になってきました。



そういった経緯があり、

最近恩返ししたい方が

沢山できたような気がしています。



そう思っていても、

地位的に遠い存在だったり、

物理的に離れていたり、

中々実現できていないのですが。



でも、そういう気持ちを持つこと自体に、

ずっと支えられて来たような気がします。



「もらったものを、次に回す。

すてきな風味をつけて。」


とても良い表現ですね。


もらったその人に直接返すことは

できなかったとしても、

自分のできる事を別の誰かにしてあげる。



その人がまた自分のできる事を、別の人にする。



そういう循環ができて、

最初にくれた人にも

何かを返すことができているのかも知れませんね。



誰かにしてもらった事を、

自分のできる形で還元していくうちに、

遠い存在だと思っていた人にも、

恩返しできるぐらいに

成長できるのかも知れないと思えました。



何かを学んだら、

それをどう活かすかって考えてしまいますが、

同じように 


「教わったことを、

自分のにできる形にして誰かの役に立てる」



という考え方をした方が、

ずっと自分の成長にもつながりそうな気がします。



いつも、とても良い気づきを、ありがとうございます(^ ^)


ありがとうございます。

恩返ししたい人が多いって、

しあわせなことだなあって思いますし、



そんなふうに思える辻さんも、

すてきだなって感じます。



(たしか、このあいだ講座にきてくださった時も

感謝を伝えたかった・・・と

おっしゃっていましたよね。嬉しかったです^^)



「教わったことを、

自分のできる形にして誰かの役に立てる」



これはほんとうに、

自分の成長にもつながるし

誰かのためにもなることだなあって思います。


・・・



京都造形大学では

学生さん向けに講演をするのですが、

自分も芸大に通っているとき、この先

どういう仕事をしていったらいいのか?



自分のなりたいモデルは周りにいなくて、

未来に不安や悩みがいっぱいありました。



だから、もしそんな気持ちでいる

学生さんがいれば、役に立ったらいいな。

そんな気持ちで、のぞんでいます。




京都で暮らしていたころ、

歴史的な文化や、現代の新しい文化の風、

アートやアカデミックな場、人に

育ててもらいました。



ほんとうにありがたいなって思いました。

それを貰いっぱなしでは申し訳ない、

自分もどこかで、恩返ししていきたい。



そう思ったのが、高知への移住や、

表現を生かした自分の仕事をつくることの

きっかけになりました。



生まれ持った創造性を花開かせて生きるには




この授業には、毎年・・・

もう5年くらい呼んでもらってるのですが

自分自身は芸大生のときから今まで、



「ひとが生まれもった創造性を、

花開かせて生きるには?」


について、ずーっと考え、

試行錯誤してきた気がします。




そこで、移住し、お菓子工房をネットではじめ、

山カフェをし、ブログや講座をし・・・



これは、すべてフィールドワークであり

アートと日常を統合する実験でもあるのですが、



これらを通して


「どう自分自身として生きるのか?」


「創造性を持ちながら、

どうこの世と折り合いをつけていくのか?」



これを、悩みながら、楽しみながら歩んでいる。



今もその、プロセスのなかに

いるのだと思います。



渦中にいると、いろいろなことに

追われてわからなくなることもあるけれど、



「教わったことを、

自分のできる形にして誰かの役に立てる」


「与えてもらったものを、誰かに返していく」



これを忘れず大切にしていけたら、

しっくりくる暮らしや

仕事がより、できるように感じます。




すてきなおたより、ありがとうございました。




今日の質問




あなたが教わったこと。

誰に、どんなふうに返していきますか?





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