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子供ができたら、今よりずっと不自由になるんじゃ?



ううん、もっと自由になる部分もあるよ。



今の不安も、もやもやも、悩みも、

ぜんぶチャンスに変わるしね。



なんの?



子供を妊娠し、出産し、子育てする。

これって、女性の人生にとってかなりの激動じゃない。



でも、そこで起こるどんな出来事も、

中立にとらえて

自分の血肉に変えていける力が育つ。



そんなチャンス。



・・・



24歳で子供を妊娠したとわかったときは

うれしくって小躍りしました。



でも、そのあと6ヶ月まで悪阻・不正出血・

早産のリスクが高く、

8ヶ月からは絶対安静に。



そんななかでよく思ったのは

「ああ、もう時間は巻き戻せないんだ」ってこと。



妊娠してからは、もう1秒も後戻りできない。

どんどんお腹の子は大きくなるし、

自分の体が自分でコントロールできずに変化していっちゃう。



後悔したのは

「体作り、心構え、もっと早くからしとけばよかった」

ということ。




妊娠する前から、自給自足的な暮らしをして

健康的な食事を心がけていたつもりでした。



だから、きっとわたしは、

元気に楽しくマタニティヨガとかして、るんるん!

って過ごせる・・・という想定だったのに。



妊娠したから、これからの暮らしを変えたい!と

いきなり思って、体の状態を無視して

高知への移住準備を進めたのも、

早産のリスクを高めてしまって。



実際は、冷え性も治らないし、

体の調子は最高に悪いし、

何かしら動いてることが好きなのに

体を動かすこともできない。

移住だって、もっと前から準備しとけばよかったー



なーんてこった・・・!しくしく。

泣いてましたよ(笑)




毎月助産婦さんに指導していただくたびに

「なんて自分は落ちこぼれ妊婦なんだ・・」

と凹んでばかりでした。



そんななかでも「今できる中で最善を」と

呼吸のトレーニングしたり、

本を読みまくったり、できることをして・・・。



今思うと、



「しゃーないやん。

人の体はそれぞれやし、教科書みたいにいけへん。

すぐにそんな体なんて改善できひんわ。

せめても、10ヶ月まで順調に子供が育って、

出産は希望した助産院で安産できただけでも

よかったじゃないか~」



って感じなんですけどね^^



・・・



その後も、産んで育てていく過程では、

いろんな悩みに遭遇しました。



なんで母乳が思ったように出ないの?

子供が喘息になっちゃった、どうしよう?



なーんてことから、



他のひとに子供を見てもらってるとき、

添加物たっぷりのおやつもらったり、

価値観が合わないことがある。どうしたらいい?



保育園が、地域に一つしかなくて選べない。

理想の教育をするにはどうしたらいいの?



3歳まで親が見てあげたほうがいいって

言われるけど、わたしは働きたい・・・!

何が正解なの?



なんてことまで。



・・・



そう。

子育てしていく中では腐る程、

選択の機会も悩みも出てくる、出てくる・・・!



わーーー!!!(笑)



これらをひとつひとつ、

オロオロしながら真剣に考えました。



あらゆるものを調べて、

勉強して、人に話も聞いて、実践する。



そして、目の前にいる子供と

自分の状況で判断して。



最後はこだわりも手放して、愛する。



その繰り返し。



おかげで、これらの悩みはぜーんぶ、

「正解は自分で作る」の

もとになってくれたんです^^



完璧主義から抜け出せたのも、

常に勉強と実践をするようになったのも、

必要以上にこだわらなくなったのも、

人に頼れるようになったのも、

優先順位をつけるようになったのも、

時間やエネルギーのリソースを集中させることにしたのも、

自分に合った食・体を鍛える方法を見つけるようにしたのも



ぜーんぶ、子育てのおかげかもしれません。

こう思うとクリエイティブですよね、子育てって。



・・・・



わたしの子育てをリアルでみてる人に

よく言われるのが、





「けいこさんって、息子さんに対して

なーんにも求めてないよね。



こうなってほしいとか、

こうならなきゃダメとか、そういうのがない。



目線が子供と一緒で、一人の人として

尊重しながら対話している。



その子がその子のままで、面白いって思ってる。

だから彼はワクが少ないし、

自分を信頼して、のびのび育っていけるのかもね」


 

ということ。



確かになー。

なんでか、息子に対しては「求める気持ち」が

ほぼないんですよね。



実はわたし、小さいころから

親が教育ママで非常に厳しかったこともあり

「最低限京大に行かないと、認めてもらえない」

「能力がないと、愛されない」

とか思っていたんですよ(笑)



でも、自分が親になってみて、


「親にされて嬉しかったことは引き継げばいい。

嫌だったことは、自分の代で脱して良くすればいい。

家系の癖を脱して、新しいパターンを

作っていけるのは自分なんだ」と気がつきました。



だから、

今、わたしがそのままの息子の存在を、

そのまんまで愛せることは、

自分のためにもなっているのだと思います。



大人になっても子供の発想だと、

「親がああしてくれなかったから」

「こうしてくれなかったから」

と思い続けるのかもしれません。



(そういう一因はある、

という事実は事実で受け止めること、

それを味わって消化していくことは必要です^^)



でも、 自分が親の立場になってみると、

親に象徴される(環境や誰か)ものに抗えない、

受け見で無力な自分から

「主体を持って生きる自分」が

より強化されるチャンスが得られる。



「ああだったから、こうできた」とまで転換できたら

どんな状況も好転させられるってことですよね。




そう、

子供から、実は、親も愛を与えられている。

育てているつもりで、親が強制的に育てられている。

大人になる機会をくれるのが「子育て」でもある。



子供を妊娠する・産む・子育てする。



その中で、自分らしく乗り越えるひとつひとつが、

血肉になり、パワーアップさせてくれます。



そして、あなたにとって、

より、ぽっちりな生き方を作る

きっかけにもなってくれます。



そういう意味で、

冒頭に言ったように「自由になる」こともできる。



これはとても面白いケーススタディであり、

リアルな実践場なんですよ。



・・・とはいえ、やっぱり、

未知で想定できないものだからこそ、怖いですよね。

一人で考えれば考えるほど、不安になりますよね。



子育てしてても、

なんかずっとしっくりきてないんだよなー。



キャリアと子育てって

ほんとに両立できる日がくるのかな?



どうしたらもっと充実している

自分でいられるんだろ?



と、もんもんとしますよね。



・・・



仕事でも、暮らしでもそうですが、

自分が「この人に聞いてみたい」

「こんなあり方を知りたい」



そう思える人に聞くことが大事です。



起業したい人がサラリーマンに

意見もらってもしかたない(反対もそう)ように

子育ても千差万別だからこそ、

「誰に」がキーです。




2月の講座では、わたしの今までの体験を交えつつ、

子育てのなかで起こる物事を

楽しく乗り越え自分の血肉にしていける、

よりパワーアップできる子育て法を。



また、多様な子育てということで、

さまざまな暮らしや仕事をしていらっしゃる

お母さんの事例もご紹介。




今回は、会場に来てくださった方限定の特典として、

ヒビノケイコの書き下ろしイラスト



「ママになってもぽっちりに生きるために、

いつも思い出したい10か条」をプレゼント。



ぜひ、あなたのお部屋に飾っていただき、眺めてください。

どんな状況の中でも、「本来の自分に立ち戻れる」

そんな効果を、感じていただけると思います^^




■追伸1) 2月のぽっちり舎スタートアップ講座は

「ひとりひとりのぽっちりな子育て法」。

資料請求はこちらからどうぞ→メルマガをはじめます「ぽっちりライフを描こう」 限定動画、記事、講座の案内がほしいかたはこちらにご登録を


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