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肩の力を抜いた子育て、どうしたらできる?




ちゃんとしなきゃと思うほど、

子育てが苦しくなっていくんです」

お母さんをよく見る。



反対に、

「どうやったら、そんなに肩の力抜いて子育てできるんですか?」

と、よく聞かれる。



もはや肩の力が抜けすぎ・・・

というところもあるけれど、確かに、

子供とは「面白いなあ」という目線で日々関わっている。



でも実は、こんなわたしも、

産後は鬱々としたことがあるし、

3歳くらいまでは

どうやって子育てしたら楽しくなるのか

分からなくて、手探りの毎日だった。



今日はそのことについて、少し書いてみようと思う。



思い出は写真じゃなくて漫画で




このあいだ、息子が

「二分の一成人式で使うから、

産まれたときから今までの写真を3枚ほどちょうだい」

と言ってきた。



あー、10歳になるとそんなものもあるのかと思いながら、

「じゃあ、0歳と3歳と5歳くらいのやつにしようか」

と話し合ってプリント。



そやそや、昔は座布団の中に収まっちゃうくらい

小さな赤ちゃんやったんやなあ。



5歳のときはまだ顔がまんまるで可愛いなあ

(息子曰く、これが俺の完成系だった・・・らしい)



最近はもう、会う人会う人に「まるでもう青年やなあ」

と言われるくらい背も高くなり、

顔も長くなってきたのにね。



二分の一成人式に向けて必要なインタビューがあるらしく、



「産まれたときの様子はどうやった?どんな風に感じた?」



「一番の思い出は?」とかいろいろ尋ねられて、おしゃべり。



ああそうや、漫画見たら早いやん!と気が付いて、

ふたりで過去のブログにのっている子育て漫画を眺めていた。




サワガニが敷地の川にいるので、素麺を釣竿にしてカニ釣りをしたこと。


畑に行って、ジャガイモを掘って、ポテトサラダを作ったこと。


卵を、鶏を飼ってる近所のおじさんにとらせてもらって、

大事に大事に握りしめて持って帰り、目玉焼きにしたこと。



産まれたときに息子の目があまりに綺麗で涙が出たこと。



漫画を見て

「これ、どういうことやが?」

とはにかみながら嬉しそうな息子。



それを見て、写真は全然ちゃんと整理してないけど、

ああ、わたしなりに漫画を書いてきて、

よかったなあと思った。



描くことの3つの効果



産後、鬱々として、いちいち悩んで、

病気になったり何かあるたびにワタワタして。



そんなわたしを変えてくれたのが、

「子育て漫画を描く」ということだった。




ブログを本格的にはじめたのは2年前だけど、

それまでは、子育て漫画を細々とアップしたり、

お客様に通信で送っていたりしたのだ。



なんで子育て漫画でそんなに変わったの?を考えてみると

ひとつめに、 

「描く」ということは、客観性をくれるから。

 

世界や子供との適切な、距離を作ってくれる。
 


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子育てでうまくいかないときは、

親の主観が入りすぎているとき。



一歩引いて見れない、

自分と同一化してしまうから、親も子も窮屈になる。




作品にすると、一歩引いて、客観的に世界を楽しめる。



2つめに、描くことと脳の関係

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妊娠出産で、社会で仕事をしていた頃から一気に、
限られた活動範囲になり家にこもって
子供のことばかりしているとき、頭もぼーっとして働かなかった。

脳科学的にも、
絵を描くことは自己表現と心のデトックスになるとのこと。

凝り固まった脳が、刺激によってほぐされ、気持ちが解放される。

そのとき脳が最もリラックスしていて、フロー状態に入りやすいそう。


確かに、4コマの起承転結を構成し、イラストを描くときは、
脳が活性化して物事を広く考えやすくしてくれるし、
楽しい気分になって、次の仕事もはかどりやすい。





3つめに、「どんなことも、笑えちゃう」という良さだ。




子育ては、自分じゃない命を預かってるという責任を感じるもの。




25歳で子供を産んだわたしは、

「きちんと~しないと」

「この子を立派に育てないと」

「親として~はしないと」

と生真面目さに押しつぶされそうになっていたんだよね。



だけど、

毎日の子供との出来事を

ネタにして描いていくと、

いいことや悪いことと分類せずに、

「うふふ」「こんなことで悩んでたんやなあ」と

面白がれるようになった。



そう、「子育てを面白がる」この視点を持ててから、

わたしの子育てはぐーんと楽しくなったのだ。



「面白がる」という目線の何がいいか?というと、

正解に当てはめようとしなくなるからだ。



教育書や、子育て本はたくさんたくさんあって、

これがいい、あれがいいっていっぱい言ってくる。



だけど、それとあなたがや子供が違うからって、

別に気にしなくていい。



あなたと、お子さんらしい子育てを、

育てていけばいいんだから・・・



ということで、続きます。
明日、メルマガ内では教育についての対談動画も限定配信予定。
お楽しみに。 




追伸1

 
 

2月25日(土)には子育て講座を企画中。



子育てはクリエイティブに面白がろう!ということで、

4コマを一緒に書いていきたいとも思っています。

(表現講座としてもかなり美味しいものになると思います^^)



親の注いできたまなざしや、愛されていた実感が、

子供をほのほのと照らしてくれる。

あとで親子で楽しむためにも、かけがえのないものに。



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