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「才能なんてみんなそれほどないんやから、

 あとはタガをはずせるかどうかや」


という言葉。
 

京都の起業家友人と

話していて出てきたんだけど・・


これ、「とりあえず、やれ!」っていう
ことだけじゃなく

実は何重にも意味が含まれている

いい言葉だなーと感じる。


わたしは今まで、

通販の菓子工房、

山カフェ、

執筆、講座展開など

自分のその時々のステージに沿って
小さな仕事を作ってきた。



結果が出てくるのは面白いのだけど

そのポイントとしては

「自分が”できること”や

”才能”にこだわりすぎない」

ということがある。



そう。多くの人は自分が「できること」や

「才能」に大きな意味をもたせすぎ。


もちろん、それらは自覚して
おかなければいけない
大切なリソース。


でも、できることの一端として

”この資格を取れば、

この肩書きがあればなんとかなる”
と思い込むのは違う。



実際は稼げない弁護士がいたり、

儲からない医者がいたり。



うちの親戚は法律関係の仕事が多いけれど

そばで見ていると、同じ職業でもこんなに

何倍も報酬が違うものなんだなあと思う。

特に弁護士は稼げてない人も多いよね。


お医者さんでも、ビジネス文脈があり、
自分の土俵が構築できてると
ものすごく儲かってるけど、
職人気質すぎてそこがない人は
あまり儲かってなかったりする。


資格や肩書きというのは

最低限必要なものであって、

「どれだけ稼げるか」は、

その人のビジネスセンスにかかってる。



コンテンツも一緒。

それを用いてどうするか?が問題。

・・・ 


この間の編集講座では、

 まず「自分のリソース」を

 内側と外側から

掘り下げる術を学んでもらった。


自分の持っているものを確認し、

どんな未来を作りたいか描いたら

次は「専門性とビジネスロジック」の

文脈をつないでいくことが必要。



最初にも言ったけど、

世の中には

自分程度に優秀だったり

リソースを持っている人なんて五万といる。


だから、

そんなたいしたことのないコンテンツを

武器にして一発逆転しようなんて、厳しいのだ。


たいして才能ないんやから

=たいしたことできないんだから
 

そんなものだけで何とかしようとせずに

「 ビジネスロジックの

文脈をつなげていけるか?」

に力をはらえ、ということ。



その先にあるものは、

「こう生きたい」

「こういう社会をつくりたい」

と、自分が描いて体現する理想世界がある。

 (でも現実的なもの)


必要としている人たちを

育て、一緒に歩んでいく。


・・・


いくらいいものを作っても、

いくら肩書きを得ても、

いくら立派な資格を持ったとしても、

こえることのできないところ。


大企業神話とも通じるけれど、

もはや前提が変わった時代に、

 「その職業についたから安全が保障される」

というのはない。


だから、

この話は起業したい人だけではなく、

サラリーマンの人にも通じる話。


自分を雇用できる人間になる、

という姿勢でいきていかなければ

会社の中で生きて行くのも難しいだろうし

何かあったときに対応できない。



資格や肩書き以外に、

自分の中に、確かに役立つ
汎用性のある考え方を入れ、

現実的に活用していくほうが
対応できるんじゃ
ないかなあと思う。



その文脈をつかんだ上で
必要な資格やスキルがあれば活かせる。 



12月10日 東京で

「自分の小さな仕事を作る」ための文脈を

学ぶための講座を企画中。



興味のある方は、

スケジュール空けておいてくださいね。

お楽しみに。
 


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