ネットでブログやSNS。

こないだの講座でも話したのだけど、よくある質問に、


「家族を巻き込むトラブルに

なるようなことは避けたいのですが」


ということがある。


 


確かに、自分一人のことだけじゃなくて、

パートナーや子ども、

親戚とか関わってくると、

「ネット=怖いからやめとけ!」って話にもなりがち。



でもね、いきなり「やる・やらない」レベルまで

話を飛躍しなくてもいいんじゃないかなあ・・・と思う。



子どもたちだって、

スマホやパソコンは生まれた時からあって

慣れ親しんでるものだし、これからの時代

それに触れない、関わらないで完全に生きていけるか?

・・・というと正直、難しい。



これは、仕事においても、暮らしにおいても。



よっぽどポリシーを持って、

時代とあってなくても自分はそうするんだ!

って生き方をするくらいでないと。



リアルもネットも混在した社会感覚や、

それを使う前提で、

じゃあどうしたら安全に使えるか?
 

どこからどこまでが、

危なくて安全なラインなのか?っていうことを、

親自身も身を持って覚え、使いこなしていくほうが、

むしろ安全だと思う。



包丁と一緒で、使い方を覚えれば

おいしい料理を作り出せるけど

知らなければ危険っていうね。



一切使わないで「アレは危険だから触っちゃダメ」と

言ってる人ほど、感覚がわからないまま時々使って、

変に炎上したり事件になったり・・・ってことに

つながってしまうんじゃないかなあ。



大人もある程度使いこなせるようになっておいたほうが、

子供や家族に対して、見守りもアドバイスもできる。



そういう意味でも、今日は、自分がSNSやブログを書く上で、

周りとの間で確認しておけばいいと思うことをあげておきます。



1、ラインを家族で話し合っておくこと(ここまではオッケーというライン)



ブログに時々登場する人(例えばパートナー、子どもあたりかな)

と、しっかり話し合っておくこと。


どこからどこまで書いてもいい?と、

オッケーなラインを確かめること。


(例えば、料理の話とか普段の暮らしの話はいいけど、

恋愛話はやめてくれとか)


記事を書いたら、これはどう?など、時々確認してもらうこと。


うちの場合は、いま子どもが思春期に差し掛かりそうなので、

わたしは息子の記事は控え気味にしようかな?って思ってるんだけど、

息子的には

「毎日おもしろいことやって

ネタ提供してやってるのになぜブログにかかないんだ!?」

って不満みたい(笑)


そんな感じで、とにかくコミュニケーション

とってやっていけばいいですよ。

 

2、親や親戚が見てるんですけど問題



よくあるのが、

「ほんとは見て欲しくないんですけど、親が見てるんですよ。

そう思うと、こんなこと書いたらどう思われるかな?

ああ言われるかなって思って、書けなくなる」ということ。


確かに・・・。

わたしなんて、親はおろか近所の人にも見られてて、

それを気にしてたら一切何も書けなくなるんですけど(笑)


ここで思い出して欲しいのが、

「誰に届けたい文章か?」「ブログか?」ってこと。

ブログはただの日記ではないし、見せたい相手は親じゃないと思う。


「誰に届けたいのか?」考えて、とにかく書くこと。 

自分がどういうコミュニティを作っていきたいのか?
何の目的でブログをしているのか?
 

その芯はまっすぐ通しておいた方がぶれない。


配慮は大切だけど、過度にまわりを気にしたり、

嫌われることを考えすぎて

動けない自分から脱却するためにも良いと思う。


3、匿名、顔写真なしではじめてもいい



わたしは、写真や顔、プロフィールを公開している。


なぜかというと、ブログに注力する前に、

すでにリアル店舗やってたり、

テレビとか雑誌とか出たりしていて、

今さら隠す意味がなかったからなんだよね。


「顔や写真、プロフィールを公開しているほうが

信頼性が上がる」という意味で、

「わたしもそうしなきゃいけないですよね?」

と聞いてくるひとが多いけど、

それがネックで書けないのなら、

最初からハードルをあげなくてもいいんじゃないかな。


まずは、匿名で顔写真とか出さないで、はじめてもいい。


ブログを書く意図にもよると思うんだけど、

仕事につなげるためにしているひともいれば、

「自己対話を深めるとか、頭を整理したいから書く」

という人もいていいし、

「リアルでのしがらみなく自由に何かを書きたい!」

という人もいていい。

自由なキャンバスなんだから。


ポイントとしては、匿名性を下品に使わないこと。


「匿名だからなんでも書いていい!」

「人のことをどう言ってもいい!」って

変な方向に走っちゃう人もいるんだけど、

やっぱり、それだと人間としてズレていってしまうんじゃないかな。


いい方向に、匿名性を生かすこと。品を持って。


ネットだからってただの機械ではなくて、

その向こう側には生身の人間がいる。


生きている人に出会ったとき、いきなり刺すようなことはしないよね。


大切な人に届けるように

丁寧な言葉で、愛情を持って

言えることを書いてほしいな。


それが心がけられるなら、

匿名でもなんでもいい。


まず書いてみる、始めることのほうが大事。


そのプロセスで、

「もうそろそろ出してもいいかな」

「大丈夫」って思えたなら、

名前や顔を出してもいいと思う。


4、ペンネームの良さ



わたし、本名はヒビノじゃないんです。


「旧姓でもなくて、なんでペンネームなんですか?」って

聞かれることがあるんだけど、

「自分の名前」が欲しかったんだ。


親の家でも夫の家のものでもない、

自分だけの居場所のようなもの。


家とか、村とか、会社とか、

何かに属した自分じゃなくて、

ヒビノケイコとしてかけるもの。


ペンネーム考えてるときに、

ミュージシャンやアーティストの友達に

「どうやって自分のアーティスト名決めたの?」

って聞いてみたら、

名前を声に出して呼んだときのリズムと語感で

決めてる人もいたし、

意味を込めてつけてる人もいて、とても面白かった。


わたしの場合は、ヒビノという語感が好きだったのと、

「ヒビノ=日々の」「ケイコ=Lesson」という意味も含めて。

フレーズっぽい方が好きだから、カタカナに。



そういう意味では、ペンネームを自分につけてあげることで、

良いペルソナを得られ、育っていくひともいると思う。

反対に、そのペルソナを外してただの自分に戻ることもしやすい。


ということで、

ひとつの居場所を持つには、

ペンネームもひとつ、おすすめです。


◾️まとめ



・ラインを家族で話し合っておくこと(ここまではオッケーというライン)

・誰に届けたいのか忘れないこと

・匿名、顔写真なしで書きはじめるのもひとつ

・ペンネームもいいよ


「やめとく」という答えをすぐ出すより

確認やバランスをとり扱っていけるように、

ひとつひとつやっていきましょう。



◾️しつもん


ブログやSNSを使うとき、家族とのラインはどこですか?



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