家族は閉鎖されたコミュニティ。だからこそ通気性よく育てていく : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。

夫婦やカップルのパートナーシップは、
人生や仕事、暮らしに大きな影響を持っている。

だからこそ、悩んでる人も多いみたいで、
メルマガにかなりガッツリした相談が来ることもある。

だけど、
ひとりひとりの状況によって違うことだし、
ざくっと答えるわけにもいかない繊細な分野なので、
こうしたほうがいいですよ！って、
適当に書くわけにもいかない。

その人の背後をしっかり知り、
信頼関係も持ちあえる関係性で、
講座など生で対面して話さないと、
なんともならないことだなあと思う。

「家族ってこういうもの」から抜け出して、自分たちのスタイルを見つけてゆく

昨日はこんな記事を上げたけど、
（自分の壁を越えるには「こんな風に生きられるんだ」と思わせてくれる人の「お隣さん」になること）

恋人や夫婦の関係性って、
自分のワクから抜け出るのが
非常に難しい分野でもある。

ものすごく重要なものだけど、
学校に行っても、社会に出ても、
誰かが教えてくれるわけでもない。

「家族って、こういうもの」「夫婦って、こういうもの」

自分の親のスタイルを当たり前だと思って世間へ出たら、
実は夫婦のスタイルってほんとうに多種多様。

人によって、組み合わせによって、全く違っていいんだ！
ということに気付く。

実際はそうなのに、
親のスタイルを「これが当たり前」だと思って
知らず知らず使っていると、実は世間知らず・・・
自分のパフォーマンスも頭打ちになってくる。

言い合いをしたり、足を引っ張り合ったり。

生まれ育った環境がそんな風だと、
うまくいかない方法なのに、
子供のころから「夫婦にはこうするもんだ」と
無意識にインプットされ、大人になったとき、
相手に対して知らず知らず採用してしまう。

子供のつとめは、今までの時代、
親のやり方を踏まえて乗り越えること。

生まれ育った家庭を抜け出て、
うまくいっているカップルと仲良くなると、
「どうしてその二人がうまくいっているのか？」
観察して見つけることができる。

うまくいくカップルが持っている秘訣

最近、周りのカップルから、
「今度、夫婦Nightoutというイベントをしようよ」
という案が上がっていて、とてもいいなあと思った。

これは、以前、NYに住んでた友達が
提案してくれたことなんだけど、
海外ではこういうイベントがあるんだって。

子供が幸せでいるには、大人が・・・親が幸せでないとね。
そのための時間をたまに作ろうよ、と。

子供は預けて、数組の夫婦で夜出かけて、がっつりデートする。

で、さらに、
それぞれの夫婦のうまくいってる点、
問題点を共有して、
お互いの生活の役に立てようって（笑）

「まるで夫婦総会だね～」なんて声が出たけれど、
密室になりやすい夫婦や家族というコミュニティだからこそ、
時々そうやって
「もっとうまくいく方法」「考え方」「新しい発想」
に触れることが大事なんじゃないかな。

自分たちだけで抱えていると
深刻化するような問題でも、
人に話してみれば「うちもそうだよ」
と気楽になることがあり、
ヒントがもらえることもある。

例えば、
感情的な話になりやすいふたりだったら、
たまには論理的に話し合う
夫婦ワークショップの時間を作ってみたり。

論理系で話し合ってばかりの夫婦なら、
ちょくちょく、ハグしてお互いの
気持ちを伝える習慣を持ったりね。

二人とも、それぞれすてきに
生きているカップルは、
お互いの足を引っ張り合うのではなく、
お互いを引き上げる秘訣を持っている。

ということで、
仕事だけではなくあらゆる面でも、
さらに上の視点や発想、習慣、
あり方を持ってる人と付き合うのは必要なこと。