夫に本心を見破られた


 




東京に出張前、夜、キャリーバッグに服を詰めながら、夫と話していていた。


「ごめんね、1週間も出張でいなくて。ほんとありがとう。ああ、でも明日から外でひとりで

ご飯食べたりするんやなあと思うと、寂しいわあ」わたしは言った。


夫は言った。
「そんなこと言わなくていいよ。ていうか、言ったらダメだよ。だって、きみは昔からひとりも好きやし、実際はあんまりひとりでご飯食べるの寂しくないでしょ?」


わたしは言った。

「そういえば、そうやなあ。ちょっと言ってみたけど、実際そこまで寂しいって思ってなかったかも。そう言わないと、なんだか申し訳ないような気がして言っただけかも(笑)」


夫は言った。
 

「世間に対してこう言ってた方が、納得してもらえるかな?とか夫に悪いな、とか。女だから、妻だから、母だから、の当たり前に縛られないで」

「例えば、男がひとりで外食してても
誰もそんなこと言わないのに、女だから寂しいでしょって言われるのって、ただの社会的な偏見やん。実際はそんなに思ってないし、ひとりはひとりで楽しくその時を生かせばいい。みんなが言ってるからって思ってもないこと言ってると、自分もそれに縛られるようになるよ。だから、変な罪悪感は感じず、堂々と自分が大事だと思うことをやりきって、言葉にして」



これを聞いて、わたしは、

「ああ、この人ってほんとに賢い人やなあ」と思った。


自分の夫に対してこう発言することは、世間的には恥ずかしいことなのかもしれない。でも、わたしはすなおにそう思う。家族だからといって自分の所有物ではないしね。


相手に理解してもらうためには?



妻か夫、どちらかが何かを始めようとした時、


「相手に反対されてできない」

「相手が理解してくれなくて勉強させてくれない」

「時間とお金を使わせてくれない」
 

「夫に理解してもらう、妻に理解してもらうためにはどうしたらいいんでしょう?」


そんな風に悩んでる人に相談されることがある。


学びをともにすることが判断の下地に



わたしたちが大事にしてよかった意識は、これ。


・家族とのコンセンサスをどう作っていくか

・家族以前に相手をひとりの人として、見られるか

・相手の成長や拡大を応援できるか?


ここでポイントなのは家族と「学びをともにする」ってこと。これが下地になって、あらゆる判断に生かされる。


二人で同じ講座に出ることもあれば、まったく出元の違う情報を交換しあうことも。仕事の参考にするお店めぐりや旅に出ることもある。今はわたしが東京で自分の講座をひらきつつ、他の講座でも学ぶので、帰宅すると夫に習った内容を話すようにしている。


わたしも復習ができるし、彼も「こんなことを学んだんだなあ」と輪郭はつかめるので、それをどう生活に生かすか、仕事に生かすか、子育てに生かすか?という話に発展しやすい。


別に全部が全部、相手が面白いと思ってることを、自分も面白いと思うわけではない。だけど、刺激にはなるよね。共通のエンタメであり、成長のもとになってくれてる。


そんなわけで、「人生で目指す方向性」だけは共通してる。
「 こんな世界を作りたい」というようなもの。


仕事でパートナーとして歩む人たちとも、共有の学びの場で出会ったんだけど、だからこそ大きな方向性が共通していて、歩みやすい。


学びをともにする意味って、すごく大きいんだなって思う。


夫婦だからといって同じことをしない


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お互いにぶつかりあい、足を引っ張りあう。


うちも、うまくいかなかった時期があった。
大きな方向性は一緒でも、 考えややり方の種類や部分が違ったのだ。


そこで、相手と自分を一緒くたにしないようにし、お互いに自由に動けるように変えた。


例えば、数年前、彼が移住支援NPOの事務局長になるとき、ふたりでやってきたお菓子工房とカフェをわたしが引き受け、彼の活動がしやすいようサポートした。


今は、わたしが全国にでて仕事に打ち込んだ方が、経済的・精神的・体力的な成長がある。という共通理解があるので、彼はサポート側に回ってくれている。優先順位を決めて、順番にサポートしあっている。


つまり、夫婦だからといって、表面的に同じことを同じようにしなきゃ、という考えは捨てた方がうまくいく。


 

最後は自分で決めること



あとね、いいパートナーシップを持ってるなあと思う人たちに共通していることを見つけたんだけど、


・ お互いに考えるための素材は出し合い

・お互いにすることの確認はする。

・ でも、「最後は自分で決める」


こんなルールがある。


ひとりの人として、尊重してくれていることの現れでもあるし、厳しさの現れでもある。


自分でとるべきリスクと責任を持って、
一つ一つのことを判断し、選び、決めるということ。

家族を持ったからといって、自分自身の判断、自分自身であることから逃げないということ。


全部は理解できないから自由の余白を作る



そう。夫婦だからって、全てを理解しあうなんて無理なんだよね。


「全てを理解してから、相手にオッケーをだす」


そんなルールがあれば、お互いに歳をとりすぎてもはやしたいこともできなくなってるだろう。


完全には理解できなくても、自分の考えの範囲内で縛るより、

「こいつを自由にさせてたほうが、面白いことになるなあ。なんか大きな展開を生み出すだろうな」ということに信頼を置く。



そうすると、だいたい伸びる。
精神的にも暮らし的にも経済的にも。


そのときはわからなくても、「あれは初めてよかったよね」ということはお互いにたくさん出てくる。リスクも分散できるし、伸び代も大きい。


だからこそ、ふたりで話し合ったあとは、
最終的に一人で決めることが大事なのだ。



まとめ



お互いに伸びるパートナーシップのためには、

・一緒に学ぶ

・大きな方向性はともにする

・相手がしようとしていることの確認はする

・自分の考え、考える素材は渡す

・でも、最終的にはお互いに自分で決める

・自由の幅をもたせる

・お互い、今の自分の役割をまっとうし打ち込む



夫婦のスタイルは多種多様。
自分と相手の組み合わせで、面白いものを作っていけたらいいね。

 


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