旅は誰と一緒に行くか、誰がナビゲートするかが大事。


8月29〜31日。わたしの主宰する年間プログラムぽっちり舎で、生の情報、体験の場として「れいほく合宿講座」を行う予定。すでにメルマガではアンケートに沢山の方から反響をいただき、情報を流し始めています。ご興味がある方はこちらへご登録を→

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なんで、ここで行いたいのか?なんで、わたしと一緒にれいほくで過ごしてみてほしいか?
昨年書いた記事の中にその一つの理由があったので、ぜひ読んでみてください^^

 

夢の中のお話。

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同じ素材でも、全く違う文脈ができる


以前、編集者の村松美賀子先生から編集の授業を受けていた際に、こんな課題をいただきました。「4つのイラストを好きな順番で並べて自分なりの文脈、ストーリーを作りなさい」

この本の中から出題されています↓これ、かなり素晴らしい編集の考え方の分かる本。

知の編集術 (講談社現代新書)










最初は思ったんですよ。「え~!同じイラスト使うわけやし、こんなん皆一緒になるんちゃう?」って。でも「まあここは一つ、あんまり気をてらわずに並べてみよう。みんなとかぶりそうだけど、いいや!」と思い、並べ方を考え、ストーリーを作りました。
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・・・なんですが。なんと5人ほどの受講生が張り出した作品は、全てがまったく違う並べ方とストーリーになっていたんです。画面の見せ方、間合いの取り方で映像的に魅せてくる人。「粋」をテーマにしてくる人。わたしは、「武士と恋文」というテーマで文脈を作っていて、先生に「今まで何回もこのレッスンはしたけど、こういう話作ってくる人はいなかったわ~。奇抜な発想だね」といわれました(笑)



まさか同じ素材でここまで違うものが出来上がるなんて!すごく衝撃でした。全くの普通と思って作ったものが、奇抜だとは。同じ景色を見て感じることは人によって違いますし、同じ歴史の解釈も違います。同じことが起こっても、笑顔になる人も泣く人もいる。

同じ素材からどんなお料理を作るのかだって全く違う・・・・それと一緒で「人の視点は、特別に個性的にしようとしなくても、これだけ違うんだ!すごい!」と理解できた出来事でした。
 


東南アジア研究の学者さんと意気投合した話


ある大学に行った時、東南アジアの小さな村に何年も住みながら文化人類学の研究をされている先生と意気投合しました。ある意味で日本の地域の構造と似ている気がしたんです。



その村は、長い間ほそぼそとやってきたとある少数民族の村だったんですが、ある時全く違う宗教が外国から入ってきたんですって。その宗教は学校を作ったり、礼拝があったり、外国語を学べたり、音楽会やパーティーを催したり。若者はコミュニティとして楽しいその宗教にどんどん入ってゆきます。



でも、どんどん親世代以上とは思想も、言語も違ってきて、世代間の分断も激しくなってきます。そのうち新宗教は、「聖なる戦い」だと言って、若者を戦争に送り出すようになりました。村には老人と子どもだけが残り、貧困はますますひどくなっていっています・・・・


地域の哲学と文脈は自分たちの手で作り、発信しないといけない


この流れを聞いていて、わたしはなぜか改めて「自分たちの地域の哲学や文脈は、自分たちの手で作り、発信することが大事だ」と思ったんですよね。風が通る程度に、さまざまな新しい異文化がやって来るのはすごくいいことです。でも、文脈や哲学、すべてを他の誰かにゆだねてしまったら・・・ちょっと危ないです。



例えば東京で2~3次情報を集めて作られる地域の文脈は、それはそれのよさがあるけれど、実際とはずれてしまう部分も感じます。外側にいる研究者やコンサルもそうで、どこかが少し違うものになる。


足で歩き、暮らし、その中で苦しみも悩みも、いい部分も、何が問題で必要なのか?身をけずって試行錯誤しているからこそ書けるもの。それを発信したほうがいいと、直感的に思いました。内側にいながら外側の目線もあり、どちらもをつなげていく突破口のような人が必要。



自分たちの軸は自分たちで持つ。その強さがあってはじめて、コミュニティも大切な人も暮らしも守りながら、新しいスタイルを再構築していけるんじゃないか?と思ったんです。



「輸入するだけ」でない、新しい風もとりいれた「再構築」


そんなことを考えた末、わたしはこのブログを描くようになりました。誰にも頼まれてないし、時間やお金も投資しなければいけないのでバカみたいです。


でも、みんなは毎日で忙しくて、いっぱい素敵な素材を持っていてもなかなか発信するまでいかない。

だけど、国による地域創生プロジェクトもはじまり、それにはいい部分もあるだろうけど、何かしら大きな文脈に巻き込まれる危険性も増えてしまいそう。最終的に誰も中心におらず責任を負えない厳しい状況も生まれてくるんじゃないか。



地方が、コミュニティが、それぞれの場所で自分たちの軸を持って再構築していけるように、みんなが考えられるモトになる情報を誰かが発信していかなくちゃ、と。やってみたら、全国の地域在住の方々にも共感を頂けたり、都会の方にも「発見がある」と喜んでいただけたり、本当に良かったなと思ってます。



でも、もっとたくさんの人の視点が必要だと思ってるんです。最近は、地方で根付いて発信する方々も増えてきました。同じ物事でも、何人もが発することで、多角的な全体性が見えてくるようになります。
 


次の世代へ、とはじめて考えた


おばあちゃんの夢を見たとき、なんだかそのメッセージの中に「もうわたし(過去)はいい。次の世代にエネルギーを注ぎなさい」といわれているような気がしました。そして「自分の場を作って、自分の手で描き、伝えなさい」ということも。



これからも、都会と田舎を移動して、客観的な目線も持ちつつ、中身はアツく保ちたい。

足元にうもれた素材を汲み取って、体を通して大好きな場所を表現する「グラウンディングクリエイター」として、伝えていきたいと思っています。

 

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海外旅行に費やすなら、わたしがいるれいほくへ



・・ということで、8月29〜31日。わたしの主宰する年間プログラムぽっちり舎で、生の情報、体験の場として「れいほく合宿講座」を行います。

2泊3日の合宿。もし、海外旅行に30〜50万出すなら、同じように、時間とお金と労力を確保して、高知れいほくで過ごしてみて欲しいなって思ってます。そこで感じ取れるものは、無限だから。


消費的な旅ではなく、空間と時間をともにして過ごす旅。
地に足をつけながら、視野を広げてアイデアをわかせる旅。

内側で試行錯誤して生きてきた、わたしのまなざしとともに、「この人がいるからここで暮らすのが楽しい」と思える方々の生き方を感じられる旅。



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そういえばわたし、学生時代、海外によく旅していたんですよ〜。
でも、ふと気がついたら自分の足元はおろそかになっていることに気がつきました。

誰かの役に立ちたい、価値のあるものを届けたいと思うのに、日本の地方は全く知らず、自分の暮らしもふわふわ浮いたようなもの。

もっともっと、地に足をつけて暮らしたい。
お客様ではなく、地域と関わっていきたい。
当事者として、自分の人生を生きたい。
その中から、体現的な表現を紡ぎ出したい。
日常とアートを結びつけて、仕事を作りたい。

そう思ったことがきっかけで、地域と関わることを始めました。

21歳のころから、全国の地域で多様な暮らしと仕事をしている人たちに会いにいき、しばらくステイしながら同じ時間を同じ空間で過ごさせてもらいました。

大学3年の頃、「見てるだけじゃなくて当事者になりたい。そうでないとわからないことが絶対ある」と思ったことから京都の田舎のお寺で、田舎暮らしの実践をはじめました。

どこでどんな風に生きるにしても、自分の人生をデザインするために必要なこと

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24歳のとき、子育てをするならどこがいいか考えた結果、れいほくへ移住。

はじめての大家族の暮らし、ぽっちり堂起業、田舎のおつきあい。
執筆、講座の全国展開。悩みながらも創ってきた、自分のライフスタイル。

雑誌やネット、テレビでは理想的に描かれる田舎暮らしですが、移住者も増える中、実際のところどうなの?この本にも紹介していますが・・・




当然、毎日生きていれば、田舎の光と影、理想と現実、若者と高齢者。移住者と地元者の葛藤、さまざまなものとぶち当たるんですよね。

でも、その度に、「じゃあ、そこからどうするか?」常に自分で考え動くということを練習させてもらってきました。

そうそう。わたしは田舎暮らしをみんなにしてほしいから、情報発信をしてきたわけではありません。自分が今いる場所、これから生きるためのヒントにしてほしいから、発信してきました。

そこで得たことは・・・

・異文化を持つ人たち。対立するものを、どう断絶せずにミックスさせていくのか?どんなあたらしい生き方を、創っていくのか?

・悩みや課題が生まれた時、苦しむよりも、視点を変えてあたらしい生き方のモデルをうみだしていくこと。

・人生の中で壁にぶちあたったとき、他人や時代のせいにして終わらず、その上で何を選び、どう前向きにいきていくか?



今回の合宿は、わたしがリアルに感じてきた感覚を、現地で感じてもらえる機会。

これからもずっと都会で生きていきたいひとにも来ていただけたら嬉しいです。あなたが、どこでどんな風に生きていくにしても、これらの課題は「自分の人生を自分でデザインすること」に共通しているから。

うーん。なんか、こんなこと考えてたら、合宿の講座では生きることと表現について話そうかなと思ってきたぞ。楽しみです!


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◾️2刷目再発売、よく売れてます。都会から山奥へ、30代移住9年目。田舎暮らし、起業、子育て、地域のお付き合い。楽しさも悩みも、すべてつめこんだエッセイ漫画。











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