001

今日は、東京で7月26日に行う講座
「0から1を生み出せる人になる自分の言葉のつむぎ方~詩人totoさんを迎えて~」
の打ち合わせに。
 

ヒップホップバンド「SUIKA」のフロントマン。ポエトリー・リーディングという独特のスタイルが男性ラッパー中心のシーンで注目を浴び、引っ張りだこで数々の客演をこなしてきた、totoさん。映画の挿入歌やミュージシャンの歌詞を担当し、CMナレーションなど、多彩な側面のある「ことばの人」。





表現術や生の体験を通じ、
自分の土台を作るプログラム。

1回目はライフビジョンを描き、
2回目は心の土壌を整えるための瞑想を学び、次回・3回目は、意外とみなさんが知らないという「0から1を生み出すための表現プロセス」を実践で学びます。


最近、年間メンバーの方から、
こんなご感想をいただいたのでちょっとご紹介。


講座を2回受けてみて、私が学んだことを、まず家族に還元できるようになりたいと思いました。

表現することを私が楽しんでいったら、暮らしのなかでも表現する楽しみが伝播するように思いましたし、昨日学んだ瞑想も家族ともっともっと楽しい関係性を作っていけそうだなと思いました。

今日もほんの数分ですが手動瞑想をしたり、料理の時に心がけたりしてみました。

すると、目に入る自分の手が大きく見えたり、目に入る色が鮮やかに見えたり、するんですね。

目は開いているけど、見ていなかったんだなと思いました。ぽっちり舎は行くまではいろいろ調整が大変なのですが、行ってみるとやっぱりこの時間は本当に貴重です。

今は一人でいる時間も講座の日しかほぼないのもあると思います。また、こうして出てくる時間が改めて家族への感謝を感じさせてくれます。

「なにかを手放すと、新たになにか入ってくる」

「閉ざされる扉もあれば、また開かれる扉もある」

よくご一緒させていただく方が言っていたのですがそうかもしれないな、と思います。


とても嬉しいです、ご家族に還元できることが。

いつもお話しするように、
表現はアーティストやクリエイターだけのものではありません。家族との対話、自分やひとへの、まなざし。空間作り、お料理、毎日着る服、仕事、全てがそうです。


瞑想も、同じ。特別なものではなく、心を置いて生きることで全ての家事や仕事が瞑想になります。その、今・今・今が積み重なって、大きな人生が描かれていきます。



その感覚に近い言葉が
料理家の土井善晴さんの本にあったので、改めて紹介しますね。


土井 善晴
講談社
2008-09-30





お料理はおいしいものを作ろうと思って、初めて楽しいのです。



簡単なことからでいいですから「ごはんをおいしく炊こう」「みそ汁はおいしく作ろう」「切りものはおいしく切ろう」と心がけてみてください。



落ち着いて作れば、きれいだなと感じたり、気持ちが優しくなったり、自分が変わるかもしれません。


(~一部省略~)


料理することは愛することです。家族は手料理から愛をもらいます。一人暮らしであってもきちんと料理すれば、自分を大切にすることになるのです。
 


目に入る色が鮮やかに見えるようになったり、今まで見えてなかったけれどそこにあったものが、改めて浮き彫りになってきたり。



世界は変わっていなくても、自分が変われば世界の見え方が変わります。そして、「誰かへ」の愛を生むには、まず「自分を」愛することから。それを起点に周りへの波紋が広がっていきます。


・・・とは言っても、毎日は忙しいので仕事に家事に育児、勉強にとバタバタしちゃいますよね。なので、優先順位をつけながら「すべてを完璧にしない!」と心がけることがおすすめです(笑)

料理だけは心を置いてやってみる。
子供との夜、絵本を読む時間のひとことひとことを大切にする。

今日は、仕事にひと工夫を加えてみる。

一つだけでも大切にしてみると日常が鮮やかになっていきます。

そして誰かが、あなたが作った世界に喜んでくれます。


今日の最後は、3人の母としても尊敬しているtotoさんの歌「ドア」から大好きな一説を。
 




私は毎日 窓を開ける 光 鳥


私は毎日 スープをつくる 湯気が 泳ぎだす


私は毎日 両の手をあたためる 抱きしめるために


私は毎日 この毎日を笑い飛ばす


暮らすことで祈る ふかく祈る


きみがノックするドアは いつも必ずひらくよ
 


totoさんは3人のお子さんを日々丁寧に愛し育てられているのですが、「育児するのはとても忙しいけれど、詩を思いつた時にはこぼれ落ちないように、部屋にバタバタっと駆け込み、ノートにメモして・・・を繰り返して、なんとか作ってます」と聞いたことがあります。


そうやって、
こんなすてきな曲ができていくんですね。


ことばを紡ぐ、というのは、ことばだけではダメ。生活や生き方から、紡がれるものだから。だからこそ、今とちょっと先をどちらも包んで表現されているtotoさんに学びたいと思いました。

暮らすことで祈る。仕事をすることで祈る。



日常のひとつひとつの瞬間をアートに変えていける力は、あなたの中にもあります。

そして、すこしだけ今より向こうにいくためのドアも、持っています。



~今日の質問~


あなたは今日、何に心をおきますか?



◾️ヒビノケイコのプロフィール・執筆&講演履歴と依頼はこちら


■ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加



 

◾️2刷目再発売、よく売れてます。都会から山奥へ、30代移住9年目。田舎暮らし、起業、子育て、地域のお付き合い。楽しさも悩みも、すべてつめこんだエッセイ漫画。










自由になるトレーニング
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2016-03-31







◾️「ヒビノケイコが最近読んだ本10冊」
◾️「ヒビノケイコが愛用するキッチン道具Best10」日本の老舗の逸品~最近のヒットまで


◾️自然派菓子工房オーナーとしてオススメする「質の良いお菓子材料・サイトまとめ」



◾️私がオーナーをしている自然派菓子工房「ぽっちり堂」山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト・内祝いを全国通販してます。