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対談やインタビューが好き。好きな人、尊敬する人の話を聴くことが好き。なぜかというと、時間をともにしながら、その人を形成している目に見えないものたちに触れさせてもらえるから。呼吸のすきまに感じ取れるようなものがある。


書き起こしをしていると、何度もあの時話した風景が蘇ってくる。カフェでキッチン用品がカチャカチャ鳴る音、コーヒーの香り、おいしそうなサフラン色のチキンカレー。


今回インタビューさせてもらった手作り服作家の美濃羽まゆみちゃん。娘・ゴンちゃんもいたので、彼女とも話しながら、話題が途切れ途切れにもなりながらのインタビュー。それも含めて良い時間だったなあ。「ゴンちゃんが個性のある子だったから、服を作りたくなったところもある」とまゆみちゃんは言ってたけれど、ふとしたきっかけで、一生の仕事が作られてゆく不思議。

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誰かと誰かが、その時、そこに居合わせるということ。

たまたま、あの時あのメンバーで大学生活を送れたのは夢のようなことだった。全国で面白い活動や仕事をしている方を呼び、講座カフェをするサークル仲間。よくみんなで友達の家に集まって飲み、夜な夜な鍋をしたり、鞍馬山に登ったり、真剣な話もしたしバカな話もした。

時には喧嘩もしたけど、全体的には、笑い倒した日々だった。まゆみちゃんは、わたしが1回生のときに4回生ですぐに卒業しちゃったから、寂しかったけれど。そして昨年、10年ぶりに大切な友達を通して再会し、家族ぐるみのお付き合いとなった。


今回、彼女との対話を聞き直し、文章にしていく過程で、より一層彼女のことを好きになってしまった。というか、すごいなあ・・・と尊敬してしまった。


「写真も好きなのを転載していいよ」と太っ腹で言って下さったので、ブログから一枚一枚選ばせてもらう。ブログには、毎日の情景や、ちょっとしたお花の飾られている様子やごはん、子どもたちの愛おしい表情、布や服、道具が載っている。カメラの奥で、どんなまなざしを向けていたんだろう・・・そこには彼女が大切にしているものたちが、いっぱい詰まってるように思えた。


子どもが熱をだせば付き添ったり、忙しくてもごはんを作ったり、ぐちゃぐちゃになった部屋も毎日片付けてきれいにしつらえたり。わたしたちは仕事をしていても、いつ計画にストップをかけられるか分からない。歯がゆいときもあるはずだ。


だけどそんな瞬間にも、そのときそのときに心をおいて、なんとか切り抜け、大切なものを大切にしながら、洋服作りを続けてきた彼女が垣間見える。

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ただ頑張ってるだけじゃない。「わたしはこんなに、毎日何十時間も努力してる!」と言い放つでもない。だけど、ここまですごいことになってる。


わたしたちは普段ちょっと疲れてる。
何気にマウンティングしたり、過剰にふるまったり、極論を展開する人やメディアに。ビジネスの文脈では時に必要なことだったり、立場の表明によって広がる世界があることは理解できる。だから、一度頭の中で翻訳のフィルターをかけて「そうやんね、わかるわかる」と置いておく。自分にもそういう部分はあるかもしれない。生きてゆくために。でもやっぱり、心のどこかでは攣ったような感覚を覚えるのも確か。


だから時々、自然体の人を見ると、ほっとする。ただそこにいるだけで、人に与えられるものがある人。フィルターをかけなくても、すっと入ってくるもの。そして「本当の自信ってなんだろう?」と思い起こさせられる。それはきっと、もっと静かなものなんだ、と。


肩に力が入りすぎていない。全体性のある幸せを作りながらも、打ち込みたいことに打ち込んでいる。辛いことがあって、泣くことはあっても、次には笑顔が美しい。乗り越えるたび、感謝が増えている。


たわいもない会話から、そんな女性的な努力の方向性が見えるようで。文字を起こしながら、じわじわと感動がやってきて泣きそうになった。


「ああ、こんな風にいれたらいいな」って。存在してくれるだけで、励まされる。


まゆみちゃん、改めて、ありがとう。
そしてまたこれから、紡いでいける時間があることが、うれしいよ。

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◾️答えを提示するだけでなく、自分で汲み取れるような記事を


今回シリーズでお送りした美濃羽まゆみさんのインタビュー、毎日アップするごとに沢山の反響がありました。「作家さんがここまで自分のことを話しているインタビューはない」「関西弁で二人の距離感が出てていい」「どこまでも丁寧なインタビューでした」と喜んでいただけて、嬉しかったです。まゆみちゃんの方にも、反響があったそう。よかったよかった。


自分の視点をダイレクトに伝える記事もいいですが、こうやって尊敬する人、面白い人、企業、モノ、取り組みを紹介するインタビュー記事の良さも改めて感じました。答えを提示されるのではなく、読み手が自分で汲み取れるような記事。今後もしっかりと作っていきたいと思います。


今回は、独自取材記事でしたが、このブログでは、主旨が合えば今回のような取り組みをタイアップ広告としても受け付けていきます。各媒体の対談相手としてのお仕事も受付中。

(ご興味がある方、お問い合わせはこちらまで→keiko03sakurasaku@gmail.com)




 美濃羽まゆみさんインタビュー、アーカイブはこちら。

第1回インタビュー記事
第2回インタビュー記事
第3回インタビュー記事

・第4回インタビュー記事
・第5回インタビュー記事



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