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先日、「最近、隙が無さすぎるのかな?わたし・・・」と、東京で頑張ってる女友達に相談された。


彼女はとってもきれいだし、おしゃれだし、仕事も頑張ってて自立してる。ただ、前の恋愛が依存的なものでとても大変だったため、そこから一人で自立した心と経済状態になるには時間がかかった。


 
そして「今度は絶対いい恋愛がしたい!」と思ってるので、気合が入りすぎている感はある。女のわたしから見ても、パッと見、完璧すぎて立ち入る隙がないように見えるので、男性からはちょっとハードルが高いかも。


 「本気でもうそろそろ結婚したいし、子どももほしい。だからちゃんとした人とちゃんとした恋愛がしたいんだけど、なかなかいい人と出会いがないんだよね。出会う場にはいってみてるんだけど」


そうやねえ。確かにね。


でもさあ話聞いてると、かなり足切りしまくってるよね?全ての男性との出会うたびに「結婚してもいいくらいの人を」と思ってるから、ほとんどの人は「出会ってない」とみなしてるような。


ほんとは100人出会ってるのかもしれないけど、みなしてるのは0人に等しいというか・・・(つд⊂)少女漫画にそもそもイケメンしか出てこないのと似てる・・・!(残りの80%は自動的に足切り)


はじまる時って



最低限の条件は生活を考えれば大切だし、それはそれで考えたほうがいい。条件が絶対的に重要なら、それなりの紹介、お見合いや婚活サービスも受けたらいい。でもそこまでではなく恋愛からしたいというなら、最初から「条件」とか「いい恋愛を!」に縛られすぎて「出会ってもない」状況になるのはちょっと違うかも。結婚したいなら、最低限その共通意識だけは必要だけど。


 まず出会って、何度か会って話してるうちに、何かしらお互いひかれるものがあれば、それから関係が始まる。発展した先に一緒にいたいと思えば結婚があるんじゃないかな?



実際の話、結婚して長年一緒にいるのってそんなに甘いことじゃない。条件だけじゃ厳しいし、条件がなさすぎても厳しい。けれど、その条件っていうのも、年々高いものを望むようになるだろうし、ふたりで「お互いを上げ合って育てていく」観点がないと、誰といたってしんどくなるだろうなあ。


とりあえず、恋愛も結婚も、相手と関わる中から「はじまる」「生まれ出てくる」もののような気がする。
 

女子校的視点


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その話を聞いていて思い出したのだけど、学生時代、わたしはずっと共学だったから「ただの友達」として関わる男の子はいっぱいいるのがふつうだった。何気ない話からわりと深刻な相談までいろいろと話し合う。


だけど、女子校の友達には「そんなのありえない。男子なんて付き合うか付き合わないか、そういうふうにしか見れないよ」と言われた。


 わたしは「だけど、そもそも話すことなく相手を好きになったって、それって幻想じゃないのかな?」って思った。しかも「好きかorそうじゃないか」「付き合うor 付き合わない」だけの指標しか異性を見れないなんて、なんか寂しくない?品定め的に人を見るのって嫌じゃない?


 話しているうちに、相手の話をじっくり聴いたり聴いてもらったりしているうちに、はじめはそんなつもりがなくても、だんだん好きになって付き合うようになるってことは、 かなりある。(少しは異性としての魅力も残しておかないとそうならないけれど)

素でいる時のほうがモテる現象



相談してくれた友達は、「素」を隠す。常に「すごい自分」と「すごい相手」で向き合おうとするから、なんか途中で疲れるし、最初から相手を判断して「なし」にもなりやすい。


ただ、素で関わってるうちに好きになってくれた人、好きになった人は、飾らなくてもいいし、いいとこ悪いとこ含めて愛せる。しかも、気が張ってない「素」の時のほうがモテたりするもの。


他の友達に、めちゃくちゃ美人でデキる子がいて、彼女は一時少しだけ心を病んだ時があった。それまでの歴代彼氏には素の姿を見せられず、いつも素晴らしい彼女を見せて、頑張った末にしんどくなる展開を繰り返してた。


だけど彼女は、病んだ時にも一緒にいてくれて、いいところも、バカでダメなところも含めて好きでいてくれる人と結婚した。わたしから見ると、そのバカでダメなところがまた、彼女の可愛さや魅力だったので、わかってくれる人が現れたのが嬉しかった。


友達は今、元気になり伸び伸びしているため、さらにいいところが出てる。旦那さんはとてもステキな人で、会うたびに「わたしの友達をそのまま受け入れてくれてありがとう」と感謝するばかり。


お互いの虚像ではなく、清濁合わせて愛しあえる、育てあえる。そういうパートナーを見つけられたらすごく幸せだよね。

こんにちは、と言えるくらいの隙間を



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最初から「ちゃんとした恋愛を!ちゃんとした結婚を!」と考えすぎて、隙をなくしてる友人も、今さら無駄な動きをしたくないのはすごくよくわかる。だけど、あんまり硬く閉ざして女子高生みたいに最初から判断ばっかりしてると、出会いすら逃す。もう、よっぽど惚れてこじ開けてくるくらいの人じゃないと無理になる(そんな人は年々減るだろうし、既婚者だと困るし)


他の人がまず「こんにちは」って言えるだけのドアの隙間は、すこしだけ空けておいたほうがいいんじゃないかな。軽くするっていう意味ではなくてね。



だから、すごく素朴なことだけど、わたしからは

「出会った人の話を、とりあえずじっくりと聴いてみたらどう?」とだけ言ってみた。


(こんなことしか言えなくて、申し訳ない・・・ヽ(TдT)ノ)


さいごに



つらい恋愛から自分を磨きなおし、何年もかけて一人で立てるようになったよね。

あの時はボロボロでいつもどこか不幸そうだったけど、自分を大切にできている今の姿はすごくきれい。立派だよ。

きっと彼女は、次はふたりになっても、もっと大人のいい関係が自然と作れると思う。

学んだことも多いんだから大丈夫。

自信を持って、肩肘張らずに少しだけ柔らかくひらいて、いい恋愛をしてほしいなあ。


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