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◾️24時間監視カメラ状態になってませんか?



「息子にこう言われた時、はっとしたんだよね。ほんとに子どもの事ばっかり考えすぎて、何から何まで注意ばっかりしてる自分に気がついて。もうちょっと力を抜こうと思った」


こないだ同じくらいの子どもがいる友人から聞いたお話。


確かに〜。あるよね。そういう時。一生懸命になればなるほど、悪循環。


ダメな事をしたらダメって言ったり、こうする方がいいよって教えることは必要。だけど、四六時中子どものことばっかり考えてると、いつしかママが「24時間監視カメラ状態」の視線を送ることになっちゃってる。


そうすると、自分も子どもも窮屈でしんどくなってくるよね。

◾️監視じゃなく「見守り」心配でなく「心配り」


わたしも、そんな風にキツキツしたことあるけど、結局自分が疲れて、息子も疲れて、他のところにストレスが出てくるから、いいことないなあって思った。育児書や雑誌には正しそうなことがいっぱい書いてあるけど、当てはまるかどうかは、やっぱりその親子次第。自分に合ってないことを無理に続けると、自分で自分を追い詰めちゃう。


そんな時、友人であるお坊さんがこう言ってくれた。


監視じゃなくて、見守ればいいんだよ。
心配じゃなくて、心を配ればいいんだよ。


なるほどなあ〜。似てるけど、だいぶニュアンスが違う。

そっと見守る。やさしく心をくばる。


監視だと、目線がきつくなる。だけど、そっと見守るだとやさしい目線でちょっと距離を持って、見守ってるニュアンス。


「心配」だと、負の感覚で心配しすぎちゃって、逆に「ぼく、大丈夫かな?」「ぼく、そんなにダメなのかな?」と思いこませてしまうことも。


だけど「心を配る」の場合は、普段からおおらかな気持ちで包んでいて、必要があれば手助けするニュアンス。


信頼してそこに心を置いている、という感じ。


そう理解して、やってみたら、ずいぶんラクになった。自分も子どもも余裕が出て、逆に良くなった。 

◾️肩に力が入りすぎてる時は、近視眼的になりすぎてる。



肩に力が入りすぎてるって気がついた時は、ふっと力をぬいてみよう。

自分と子どもを同一視して近付きすぎてると思った時は、少しだけ心に距離をとってみよう。


べたっとくっつくこと、自分と重ねて価値観を押し付けるのが愛ではない。


ひとりとひとりとして関わり、やがて自立できるように育てるのが親としてできること。わたしは、そんな風に感じる。


◾️面白いという目線



しかし、ほんと名言だよね。「ぼくのことばっかり考えてたら悪い夢みるよ」って。この子、観察眼に長けてる天才かも。



そういう風に、いつも親が上なんじゃなくて、子どもが教えてくれることも沢山ある。だから、子育ては面白い。


「いい」「悪い」「正しさ」「一般的にはこう」それも大事な部分はあるけれど、それだけだと肩肘を張ってしまって親子共々苦しくなる。


 
「この子面白いな」の目線を持つだけで、もっともっと子育ては楽しめる。

 
◾️P・S

大切な言葉を教えてくれたお坊さんとはタイで出家して二十数年のスカトー寺副住職・プラユキさん。著作や寄稿も沢山。今回、電子書籍版「苦しまなくて、いいんだよ」の表紙イラストを描かせて頂きました。

苦しまなくて、いいんだよ。
プラユキ・ナラテボー
Evolving
2015-10-13

 
幻の名著です。わたしはもう20回くらい読みました(*・ω・)ノやさしい口調で、仕事や人間関係、日常の悩み解決わかりやすく語られています。


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