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紅茶をいれる時間が好き。

時間がない時はぱっとできるティーバックを使うこともあるけれど、紅茶はできるだけ茶葉でいれるようにしている。


母がティーカップをそろえるのが趣味ということもあり、家にはいろんな種類とブランドの紅茶缶が並んでいた。その習慣だけは受け継ぎ、年々ハーブティーも増えていく。お酒を飲まない私にとって、唯一の嗜好品。


香りも味もそれぞれ違って、今日はどんな気分?どれにしよう?考えるのが楽しい。


ふわっとしたシフォンケーキには香り豊かなアールグレイ。渋く気を引き締めたい時はウバ。勉強のおともにはダージリン、1日のはじめにはオレンジペコ。疲れてる時はたっぷりのミルクティー。


春にはsakuraのフレーバー、気分をあげたい時はアップルティー、落ち着いてリラックスしたいならカモミール・・・

この茶葉には、このティーカップ。友達がきたら、その子が好きそうな香りを選ぶのも楽しい。


大学生になった頃、お世話になっていた小さな出版社では、お茶の時間というと大きな紅茶ポットが出てきた。丁寧に丁寧に、紅茶を蒸らしていれてくれる。刺繍が入ったティーポットカバーが可愛くて、茶器もすべてが美しい。眺めながら待っている時間はちょっとしたわくわく感にひたる。


いつもはつつましい暮らしをされておられる方々だったけど、暗い静かな町屋の空間で紅茶をいただく時間だけはすごく鮮やかだった。

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今も、毎日仕事の合間にお茶をいれる。


紅茶は、飲んでいる時だけでなく、いれている時間自体がいい。わかしていたお湯がしゅんしゅんと鳴り、キッチンに白い湯気がたつ。茶葉をむだにしゃかしゃか鳴らしながら選んでポットにいれ、高い位置からこぽこぽっと注ぐ時の音がたまらない。ちょっと蒸らして待っている間に、なんとなく想像がはじまり、思いつきがうまれることもよくある。


カップに注いで飲みながら、また仕事をはじめる。

うん、おいしい。

お茶をいれる時間は、わたしにとっての切り替えスイッチなのかもしれない。

ゆるんで、またがんばれる。

一瞬違う世界にいって、またすぐ戻ってこれる。

そのための装置。


お茶に限らず、花を摘んで活ける、音楽を聴く、走る。なんでもいいから、こういう「切り替えスイッチ」を日々の中にいくつか持ってるといいのかもしれないね。


「あなたにとっての、切り替えスイッチは何ですか?」 



今日もかけがえのない1日を。



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