こないだも愛知に行ってきたんですが、月に2〜3回ほど、全国のいろいろな地域で講演をさせてもらう機会があります。その中で「めっちゃ自然体ですよね。人前で話すとき、緊張しないためにはどうしてるんですか?」と、たずねられることが。
う〜ん、そう見えるのか。わたしにはオーラもなく、いたってフツー。確かに自然体なのかもしれません。人前でお話する時に、緊張を全くしていないかといえばそうでもなく、やっぱり毎回たくさんの人を目の前にすれば、一瞬ドキッとします。それでも緊張に縛られることなく話せるのはなんで?
こんな理由とコツが思い浮かびました。
こんな理由とコツが思い浮かびました。
わたしに恥ずかし気がない理由
◾️人とからむ本番と実践の機会
小さいころバレエやピアノなど、人前で何か披露するような習い事をたくさんしていました。その中で「緊張するけどその場を全力でやるしかない」「見ている人を少しでも楽しませたほうが良い」感覚に慣れたような気がします。
うちの息子は、子どもマルシエに出店しているのですが、子どもには何かしら人とつながるギリギリの状況の中で「こうするしかない」「こうしよう」と思えるような「本番」「実践」の状況を何度も経験させるといいんじゃないかな?緊張が入り込む隙がなくなるような。
うちの息子は、子どもマルシエに出店しているのですが、子どもには何かしら人とつながるギリギリの状況の中で「こうするしかない」「こうしよう」と思えるような「本番」「実践」の状況を何度も経験させるといいんじゃないかな?緊張が入り込む隙がなくなるような。
◾️今現在の素っ裸の自分をさらけ出す機会が多かった
また、美大予備校〜美大では、常に自分が作った作品をみんなの前で発表しなければなりませんでした。作品にはそのときの自分の頭の中身と表現のレベルがそのまんま裸で置かれるわけです。
先生には褒められるばかりではなく、ボッコボコに批判されること、あるいは嘲笑されながら講評されることさえあります。 そんな経験が沢山あったからか 「今現在の、素っ裸の自分をさらけだしたときの恥ずかしさには強い」のかと思われます。さらけ出すことは怖いけど、見せるからこそ人が共感したりともに歩もうとしてくれる強みにも。おかげで今でも「恥より表現」をとれるように。
先生には褒められるばかりではなく、ボッコボコに批判されること、あるいは嘲笑されながら講評されることさえあります。 そんな経験が沢山あったからか 「今現在の、素っ裸の自分をさらけだしたときの恥ずかしさには強い」のかと思われます。さらけ出すことは怖いけど、見せるからこそ人が共感したりともに歩もうとしてくれる強みにも。おかげで今でも「恥より表現」をとれるように。
緊張しないための考え方
1、今の自分以上の大きさに見せることはできない
今の自分にどこか自信がなく、もっと大きく見せないとと思うから緊張が生まれるんじゃないでしょうか?
執筆にしろ、講演にしろ、何にしろ、今の自分以上の大きさ、すごさに見せることはできないと思っています。こんな自分でいいのかな?期待外れだったらどうしよう?とテカテカに大げさに着飾ったところで、どこか不自然でばれてしまうでしょう。
それ以下でも以上でもない、今の自分ができることしかできない。だけど、そのままの自分に興味を持って聴きにきてくれる人がいる。だから、緊張よりも、できる準備はした上で、今日の自分ができる限りのことを優先します。
2、緊張にとらわれるより目的にとらわれよう
みんなが集まってくれた目的は、「わたしの話を通して、何かしらのヒントを得ること」であり「緊張して恥ずかしそうなわたし」を見にきたのではない。そのために自分が呼ばれてここにいることを思い出し、話をすることに集中します。緊張にとらわれそうになったら、目的にとらわれてみて。(関連:人に会う時は相手の「おみやげ」になる在り方を考えよう。モノだけじゃなく言葉や笑顔、そこにいるだけでも出来ること)
3、人はかぼちゃと思わない。
人はかぼちゃと思わない、人は人。だからこそ、その大切な人の貴重な時間と機会が少しでも有効になるようにと願って話します。
緊張しそうになった時、そこから出るコツ
それでも緊張しそうになった時には、こういう風にしてます。
1、 自意識の中→外へと目線を長くもつ。
1、 自意識の中→外へと目線を長くもつ。
2、聞いてくれている人が100人いたらその中で響いてるのは2〜3人かもしれない。生き生きと聞いてくれてる人に向かって伝えるように話していると、結果としてみんなに届きやすいです。
3、内容も大事だけど、声や雰囲気の伝えるものもある。少しでも温かくなってもらえれば、何かしらの願いを持って話します。
◾️質問や対談、瞬間芸的な場面では
質問や対談って、瞬間芸的なところがあり、得意な方も苦手な方もいらっしゃると思います。わたしは、うまくできることもできないこともあるけれど、とにかくそのときの精一杯を出すようにしています。答えなんて間違ってるかもしれないし、当てはまらないかもしれない。
だけど、それが相手の方の考える素材になったらそれでいい。また磨いていけば、きっとさらに面白い答えが言えるようになるでしょうしね。
最後に
こんな自分でいいのか?ととらわれてしまうことがありますが、今の自分は今の自分でできることがあり、これからの自分はもっと成長していく可能性がある。 だから、こだわることなく今日は今日できることをやって、勉強して、実践して、成長して、また次の自分ができること、話せることを楽しんでいきましょう。◾️ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
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◾️私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト・内祝い
■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]