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世の中にはカリスマ的な人がいる。先日お話し会でお会いしたいばや通信」坂爪圭吾さんもそのひとり。いばや」とは「とにかくやばいことだけをやる(固定概念を破壊する)」という意味。坂爪さんは家を持たない暮らしをしつつ、全国各地を旅(彼にとっては日常)し、執筆や講演をされている。(参考:「魅力的な内発モテ」坂爪圭吾さんはミニマリストというよりカラフルな生き方だと思った/高知お話会レポ

そんな彼に触発された中にはこんな人もいるみたい。

「坂爪さんみたいに、自分をオープンにしてみます!」
「仕事もやめて、全部捨てて、これから坂爪さんみたいに旅をします!」
・・・・

「同じようにしてみました!」の結果、失敗する人もいるようで、坂爪さんは「力が10しかないのに、100のことはできない。50しかないのに、100のことはできない」とおっしゃっていた。

◾️素材が違うのに同じ料理はできない。自分を知ることが大事
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「人はそう簡単に死なない。意外と生きていけるもんだ。」そこは、共通だと思う。ほんとにやりたいなら試してみるのもいい。ただ、坂爪さんを表面上真似しても、同じような結果にはならないと私は思う。それは、素材が違うのに同じ料理を作ろうとするようなものだ。ナスでポテトサラダは作れない。あなたはあのカリスマみたいな生き方ができない、と言っているのではない。ただ、自分という素材が何か?知って、一番おいしく料理できる方法を考えたほうがいい。(参考:「漫画」田舎でカフェやネット販売をすればやっていけるんですか?


◾️スタイルの奥にある本質を汲み取る力
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そしてせめて、形にとらわれるのではなく「やばいことを徹底的にやる」と覚悟してやりきってる彼の生き様の本質「いばや」から何かを汲み取って、自分の場合は?と考えてみる。


例えば最初は「職場が耐えられない」「家庭不和」からの逃げからはじまったことでもいい。人生にはそれでも生き延びるほうが重要な時期があるから。でも落ち着いたら、自分がどう生きていきたいか、リスクをとってでもしたいことは何かを明確にし、覚悟して生きる。失敗しても、また起き上がって自分なりに試行錯誤する。
(参考:
「あいつはこの業界を降りた」に見えて「実は業界の寿命を延ばし可能性を広げてる」本質×翻訳×表現で「半歩先の仕事を作る」

◾️忘れてはならないのは、坂爪さんの場合は「表現力」という武器もあること。

お話し会で、ある女性が「わたしはいつも自分が良いと思うように自由に生きてるだけなのに、周りに怒られるんです。なんでここまで嫌われるんでしょう?」というようなことをたずねた。

坂爪さんは
「それは、何らかしらコミュニケーションに失敗してるんだと思います」
「自分は、家もお金もなくて、どうやって生きていこう?って思った時に「表現力」に助けられたんですよ。ブログはわたしはこういう人間ですよ、を表現して更新している」

「自分はどうしたいのかを的確につかみ、自分はこういう状況で、こんなことを考えていて、こういう人ですと世界にオープンにする。だけどそれは誰かに向けて言ってるんじゃなくて、場に自分を出しているだけ。そしたら、世の中で拾ってくれる人が出来てきて・・・」というようなことをおっしゃった。


「自分をオープンにする=一方的に自分のことをしゃべる」と勘違いする人が多いけど、そうではない。それには客観性もいるし、内発的な言葉を執着なく外側に発する力もいる。そうやってやっと、一方的でないコミュニケーションになる。


◾️カリスマたちはバランス感覚に長けてる
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世の中にいるカリスマと呼ばれる人は、多かれ少なかれ表面的なとられ方をしがちだなあとも思った。それは危険だし、彼らにとってもちょっと困っちゃう部分があるんじゃないかな(それもふくめて許容してるとは思うし、人は人の人生だからいいけれどね)


そもそも前提として、カリスマたちはバランス感覚に長けてることが多い。「これからはお金はいらない時代になるよ」といいながらもビジネス感覚には長けている。「これからは感性の時代だよ」といいながら論理性にも長けている。「主観だけでいい」といいながら客観性にすぐれている。

あざといのではなくて、このバランスがあるからこそ、彼らは価値を作れるし、その位置にもいる。自分にはこういったバランスがあるか?一度確かめてみたほうがいい。そうじゃないと、表面的な言葉にとらわれて強烈に偏ってしまい、社会で生きていくのがますます難しくなることがある。

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時々、バランスがとれてないカリスマもいる。偏っていても、何かの能力が抜け落ちまくっていても、彼らは卓越した何かしらの底力で突き抜けている。そして、彼らはハンパない覚悟と執着のなさに裏打ちされて生きている。自分の場合はどんな力で突破しようとするか?できないというより、そもそも見てない、育てようとしてないことが多い。これを考えるのは大事なこと。

◾️カリスマはあなたの人生の答えを持ってない

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カリスマは自然に生きてるだけでも世界に提示できることがある。だからつい勘違いしちゃいそうになるけれど、彼らがみんなの人生の答えを持っているわけではない。ただ、こういうのもあるよって見せてくれているだけ。自分なりのメタファーを使って。


ほんとうは、自分の人生に対する答えやスタイルは一人一人違い、自分だけが分かること。優しいカリスマは話を聞いてくれるしアドバイスもしてくれるかもしれないけれど、何でも知ってる教祖なんていないしカウンセラーでもない。相談するのはいいけど、委ねずに最終的には自分で考えて決めること。


言葉の表面だけでなく、体現されているものの本質をちゃんと見ること。そして、まず自分を理解して動くこと。これだけは心して、お付き合いしたいところ。坂爪さんがファンを名乗る方に「ファンなんていわないで下さい。対等にいきましょう」とおっしゃっていたのが印象的だった。


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■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]








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